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7.準決勝第1試合
 InnocentSphere 対 弾丸MAMAER 
(2006.7.12)


スカパーのフジテレビ721が隔週で放送している「インプロ!」の第7回(7/11放送)は、準決勝第一試合。InnocentSphere対弾丸MAMAER。イノセントスフィアは一回戦で東京乾電池を破った。一方の弾丸MAMAERは一回戦でビタミン大使ABCを、ニ回戦で文学座を破った。

なお、この番組はインプロ☆ワークスの協力で制作されている。

試合形式はこれまでと変わらない。まずはそれぞれの代表3人で戦う3on3。15分の即興芝居だ。事前に発表になるシチュエーションは「マジカル保育園」。3分経過時のお題1が「ゴールデンボール」、6分経過のお題2が「誰かの記憶が無くなる」、9分経過のお題3が「ロックンロール」で、残り3分で発表になる「エンドセリフ」は「お前を訴えてやる!」でした。

先攻はイノセントスフィア。女性1、男性2の三人組。女性保育士と園児二人でスタートしたが、途中で大人になったり親になったりとどんどん変化。前の設定が関係なくなるほどの激変ぶりがある意味面白かったが・・・。

後攻の弾丸ママーは男性3人組。園長と先生がいるところに、新任の有名スターマジシャン先生が赴任したという設定。園児に対して、新任披露会のネタを三人で考える。三人とも芸達者で、それに対するリアクションもうまい。芝居がうまいんだ。

後半は、代表一人ずつで戦う1on1。イノセントスフィアの代表(女性)の設定は弁護士、弾丸ママーの設定は野球選手。で、シチュエーションは「夜行列車」。10分間の即興二人芝居を、途中で床に散らばる紙(中にお客さんが勝手に書いたセリフが書いてある)をそれぞれ三枚ずつ拾うルールで。

幕開きで、弾丸ママーの人が「旅するのって、新婚旅行以来だなあ」と言った。それで、元夫婦。向かうは福岡。どんどん二人の状況が明らかになっていく。かなり素晴らしかった。男は巨人の選手で、ソフトバンクとの試合。相手の先発は和田。男が暴行事件を起こしたときの弁護士が彼女。それをきっかけに二人は結婚し、分かれた。息子が一人。ヒロシという。

この日のノート。「ここ、電波悪いからかけなおすね」「亀は意外と速く走るんだ」「あなたのためにお金を出す筋合いはありません」「修学旅行の積立金みたいだね」「30分以内で鹿をとってきて下さい」「それは飛んで火にいる西城秀樹」。

この1on1は過去最高のできばえ。特に弾丸ママーの彼が素晴らしい。

観客の投票で決定した勝者は・・・弾丸MAMAER。


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