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【No.004】

ポツドールの2002年

 東京の小劇場で活動しているポツドールの野平です。

 制作をしていてかなり思い切った決断をしたのはハガキでのDMの廃止でした。現在はアンケート登録の代わりにホームページからの登録をする事で、補っております。(アドレスが無い方には、紙ベースでの対応しております)

 ハガキでのDM廃止のきっかけは、データの管理の効率化や、コストの削減(わずかですが)e-mailアドレスの記入時の文字のわかりにくさ、転居先不明で返信される等も理由の1つですが、私自身が劇団から受け取るDMの量の多さにうんざりしていたのと、観劇をしていない劇団からのDMの送付に、自分の情報がどこかでやりとりされている事に対して、不信感です。ちょうどその頃、住基ネットが全国で施行され世の中で話題になっており、個人の住所の情報からでも案外簡単に利用されてしまう事などを知ったからです。

 ダイレクトe-mailと名付けて、11月公演から公演情報配信登録を受け付ける事にしたのですが、当初は物凄い不安でした。登録をして下さるかどうか?e-mailデータ管理を信頼して頂けるかどうか?等です。DMというのは、劇場の折り込みと同様に宣伝する手段として非常に大きなウェイトを占めているので、登録がなければ宣伝手段も減ってしまい、動員の低下にも繋がります。しかし、実際に蓋を開けてみると、アンケートに比べ反響もまずまずで、更に遠方からの登録が増えました。また、私と同じような事を考えられていたお客様が多い事にも驚きました。お客様から、このメールアドレスは出演者が出る劇団にも渡されたりするのか?と言う問合せも来たりして、ポツドールの公演のみという事も明確に登録フォームに表記して対応致しました。アドレスの入力ミスがあれば確認のmailが届かないという事で、すぐに再度登録も出来て確実に配信が可能になりました。

 芝居の表現手段等も時代とともに変化して参りますが、折り込み代行サービス、ネットでのチケット予約、ネットでの動画配信による宣伝と制作現場も少しづつですが変化しております。また、違う形で効果的な宣伝のツールが増えて行けば良いなと、2003年も期待しております。まだ、ダイレクトe-mailも画像を添付したり色々な可能性があるので、少しでも劇場に足を運んで頂けるように考えて行きたいと思います。

ポツドール

ポツドール制作/野平久志
2003.1.24


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