新国立劇場は、演劇部門の次期芸術監督に青年座所属の演出家・宮田慶子氏に決まったと発表した。任期は2010年9月からの3年間。新国立劇場では同時にオペラ部門と舞踊部門の次期芸術監督も発表。３者が同時に交代するのは初めて。

1997年10月開場の新国立劇場の芸術監督は、最初が渡辺浩子氏。そして2000年7月から2007年8月までが栗山民也氏。昨年、2007年9月からは鵜山仁氏が任期3年の予定で担当していた。しかし、栗山氏のように長く勤めると予想されていた。1期での交代は意外な印象である。

鵜山氏の続投という意見もあったらしいが、外部での演出の仕事も多い鵜山氏は「多忙」とも言われ、今回の交代に至ったようである。宮田氏は今年の9月から準備のため「芸術参与」に就任する。

新国立劇場