琉球新報が伝えたところによると、国内第一線で活躍中の演出家、加藤直氏指導による演劇ワークショップの発表公演が、9月19日午後7時30分から、沖縄県浦添市の浦添城跡で行われる。演目は「テンペスト前編―浦添城跡に巻きおこる嵐」。

加藤氏は、かながわ舞台芸術工房の総合プロデューサー。主催の浦添市文化振興事業実行委員会は、3年前から加藤氏を講師に迎え、一般参加者に演劇を体験してもらうワークショップを開催している。今年初めて、加藤氏の神奈川ワークショップで学ぶ若者たちが、浦添ワークショップに参加するとともに、浦添城跡で公演することになった。

作品はシェイクスピアの「テンペスト」。 加藤氏は今回、それぞれの役を、複数の参加者に同時に演じさせるという手法を用いている。「複雑な設定の登場人物を表現する一つの方法。さらに、参加者同士の共同作業により、『他人』を理解することを知ってもらうことが狙い」と説明している。入場料は千円。

問い合わせ：098(876)1234(内線6212)浦添市教育委員会文化課。