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2004.10.31
NHK教育で「演劇の授業」放映

日本劇作家協会が全面支援し、杉並区富士見丘小学校6年生の「総合的な学習の時間」に行われている演劇の授業風景が、10月30日午後10時からのNHK教育テレビで放送(「とんで、わらって、とまどって − 富士見丘小学校の演劇体験 −」)になった。

この授業は、「総合的な学習の時間」に何をしようかと悩んだ学校側が、「演劇」はどうだろうかと劇作家協会に相談して始まったもの。「コミュニケーション能力」の向上に役立つのではないか、と。

劇作家協会側の窓口となった斎藤憐さんが演劇人に呼びかけたところ、多くの方が応えてくれて、各界の第一人者が講師として並ぶこととなった(谷川俊太郎や小椋佳なども)。

参考:2004.6.16■劇作家協会著名作家陣が小学校で授業

番組では、年度末の公演に向けて演劇の基礎を学ぶ姿が紹介された。フューチャーされたのは4つの授業。吉田日出子・斎藤憐による「観察力」の授業では、生徒たちに身の回りでおきてる「けんか」について台本を書かせ、実際に女優・吉田日出子を相手に演じてみた。渡辺えり子は「想像力」を、谷川俊太郎は「言葉」を、鴻上尚史は「声と身体」を。とまどう子供たち、反省会での演劇人と先生たち、すべてが試行錯誤だ。

緊張する演劇人と、不安な表情の先生たちに対し、すべてを楽しむ子供たちの姿が印象的だった。発表公演は年度末に行われる。


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