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2002.04.28
「空飛ぶ雲の上団五郎一座」詳細固まる!

話しは1999年1月の北海道・劇作家大会にまでさかのぼる。楽屋落ちなどに終始するテレビ主導の「笑い」を憂う劇作家・別役実他四人が集まり「喜劇の常打ち小屋の復興は可能か」というシンポジウムがもたれた。それをきっかけに、意気投合した別役氏、いとうせいこう氏が中心となり、様々な笑いを仕掛けていこうという計画が立ちあげられた。委細未定のまま・・・ただ、劇団名は早い段階で決まった模様。菊田一夫・作で1960年12月に東京宝塚劇場で初演され、三木のり平やエノケンが出演したコメディ映画にもなった「雲の上団五郎一座」(映画は1962年作品)と、イギリスBBCの革命的ギャグ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」(1969年)の二つを融合させた「空飛ぶ雲の上団五郎一座」って・・・。

1999年夏、季刊誌「せりふの時代」の特集「喜劇の魅力」の企画で対談した別役・いとうの両氏は「喜劇の常打ち小屋を作ろう」というテーマで話し合う。さらに、2002年2月、「せりふの時代」編集部(小学館)にて、別役、いとうに加え、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が加わって、企画を具体化させていった。本年8月に「旗揚げ公演」ならぬ、「前夜祭」を行うと。(詳細は「せりふの時代」2002年春号(23号))

さて、最新の情報では下記のようなことになっている。おおごとだ。ホンの担当に井上ひさし、筒井康隆が加わり、安斎肇・しりあがり寿・なんきんの美術に、出演がくりぃむしちゅー、三谷幸喜、池谷のぶえ(猫ニャー)、YOU・・・まだまだ増えそう。

◎空飛ぶ雲の上団五郎一座「アチャラカ再誕生」
2002/08/24〜26 @LAFORET MUSEUM HARAJYUKU
一般発売:2002/07/07

総合演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ+いとうせいこう
脚本=文藝部:いとうせいこう・井上ひさし・ケラリーノ・サンドロヴィッチ・筒井康隆・別役実
美術=美術部:安斎肇・しりあがり寿・なんきん
出演=俳優部:いとうせいこう/上田晋也・有田哲平(くりぃむしちゅーEX海砂利水魚)/住田隆/中村有志/深沢敦/三谷幸喜/みのすけ/三宅弘城/池谷のぶえ/YOU

5回公演。問い合わせはシリーウォークまで。

公演情報特設ページ


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