|  |  (遅筆堂ネタふり亭 じべ since 1999.12)
 
 ■3月の結果と4月の予定■ 
| 芝居は予定外が3本も加わり延べ18本、さらに映画12本にLIVE6本と、昨年後半のハイペースに戻る。今年は減らす予定だったのになぁ…(苦笑) 
 【じべ 2005.4.4】
 	(3月の結果)		【芝居】	4日(金)M 『茜色の窓から』ペテカン@青山円形劇場会話とその間のとり方が絶妙でリアリティがある。また、12年振りに再会した高校の同級生たちという状況がうまく描かれていたりして楽しい
 
 6日(日)M 『煙が目にしみる』加藤健一事務所@本多劇場
 ストーリーを熟知しているために先読みして泣けてしまったりする。しかし桂役の加藤健一のアクが強すぎる演技には3度目の今回も馴染めない
 
 6日(日)S 『ムーンリバー』鈴置洋孝プロデュース@シアターサンモール
 初の桑原裕子脚本作品も違和感がなく、生バンドの出演・演奏という新趣向もあり、さらに鈴置洋孝バースデー・ライブまで付いて満足
 
 12日(土)M 『お父さんの恋』PARCO+サードステージ@PARCO劇場
 「いかにも中谷まゆみ」な優しさあふれる脚本と、前田吟(ベテランの味!)を筆頭とした出演者のしっかりした演技がとても良かった
 
 13日(日)S 『荒神 〜AraJinn〜』SHINKANSEN☆NEXUS@青山劇場
 休憩なし135分という新感線としてはコンパクトな長さ。…ではあるのだけれど中盤でモタついた感があった
 
 17日(木)S 『メゾントーレ203』Premier★Million★Carats@THEATER BRATS
 ゆるやかに始まりながら、登場人物が増えるに従ってドミノ倒しのように物語が展開しテンポアップして行く展開が楽しい
 
 19日(土)M 『SHOW ONE’S FEELINGS 5th 熟慮断行 〜SHOW=VERY TO VERY BEST〜』KOZO PRESENTS@丸ビルホール
 新作1本、旧作2本のオムニバス。途中で観客をホワイエに移動させてそこで芝居が続くという1本目を筆頭に各作品ともアイデアにあふれており見事
 
 19日(土)S 『家族対抗歌合戦』劇団IOH@THEATER/TOPS
 木根尚登がなんともオモムキのある俳優ぶりを見せていて「一芸に秀でた人は他でも光るものだ」と感心
 
 20日(日)S 『甘い生活 〜La Dolce Vita〜』Rose Garden@「劇」小劇場
 “落としどころ”のスケールが壮大なために、そこにつなげる終盤にちょっと負荷がかかったような印象。それまでの媚薬をめぐる騒動は楽しいけれど…
 
 21日(月)M 『S【es】』ランニングシアターダッシュ プリティリーグ@駅前劇場
 スポ根マンガの世界とそのマンガ家を描くという構造はイイが、少々ゴチャゴチャした感アリ。しかしこの劇場で照明にムーヴィングを使うとは恐れ入りました!
 
 21日(月)M 『引越しのススメ』ランニングシアターダッシュ ダンディリーグ@駅前劇場
 75分というコンパクトなサイズにまとまっていたが、欲を言えば中心となる兄弟の確執をもう少し描いて欲しかった
 
 25日(金)M 『HELL FIGHTER』InnocentSphere@青山円形劇場
 神話・伝説のような壮大なスケールで乱れた世界が治まるまでを描いており、心を打たれる。また、サラウンド音響を使ったというのは特筆に価する
 
 26日(土)S 『GUILTY OF EDGE』0BEAMS@王子小劇場
 総体的な世界観・ストーリーは良いのだが、ギャグの入るタイミングがマズくて浮いてしまうなど、ディティールのツメが甘いのが欠点
 
 27日(日)M 『お願い』ラックシステム@ザ・スズナリ
 “時代の雰囲気”がよくとらえられているところなど、さすがわかぎ女史。また、廓を描いているだけに女優陣のあでやかさが印象的
 
 27日(日)S・30日(水)S 『あのひとだけには』SPIRAL MOON@「劇」小劇場
 やさしさと思いやりに満ち溢れた癒しの名作。初演も観ていたが、再びこの作品を観ることができて幸福感に包まれる
 
 29日(火)M 『ネバーランド☆A GO!GO!2』TOON BULLETS!@シアターVアカサカ
 中心となるストーリーがシッカリしている上に終盤で二転三転し、シッポまでアンコの詰まったタイヤキのように楽しませてもらう
 
 31日(木)S 『多重人格探偵サイコ/新劇 雨宮一彦の消滅』劇団夜想会&モモグレプロデュース@紀伊國屋サザンシアター
 いわゆる“メタフィクション”なので、1回だけでは判りにくい面もあったが、かなり引き込まれて、上演時間を短く感じる
 
 
 	【映画】	2日(水) 『Jam Films S』@シネ・アミューズWEST7人のクリエイター達によるショート・フィルム集。良く言えば実験的、悪く言えば監督の自己満足のみの作品が大半で、あまり面白くなかった
 
 3日(木) 『MAKOTO』@ユナイテッド・シネマとしまえん シネマ7
 リズムが変というかテンポが悪いというか、全体の流れがギクシャクしているため、ストーリーに没頭できず。ただ、亡霊の映像表現だけは見事
 
 4日(金) 『セルラー』@シネ フロント
 実に上手く携帯電話を使い、グイグイ引き込んで行く状況設定が巧み。しかも随所に笑える部分を配して高まった緊張をフッと抜くタイミングも見事
 
 9日(水) 『天使が降りた日』@テアトル新宿
 5本のオムニバス。出来にムラがあるが、総じて言えば痒いところに手が届かないというか、あと一歩何かが足りない感じ
 
 16日(水) 『1リットルの涙』@テアトル池袋
 いわゆる“難病もの”で、観ていて辛い部分もあったが、病気の進行に伴う障害を体現した大西麻恵の演技は素晴らしい
 
 16日(水) 『カナリア』@アミューズCQN シアター2
 『誰も知らない』と共通した部分もあるが、全体を通じて躍動感があり、結末もキチンと方向性を示しているので、個人的にはこちらの方が好み
 
 16日(水) 『ラマン』@シネ・アミューズWEST
 厭世的な女子高生(安藤希)と、愛人契約をする中年三人組(田口トモロヲ・村上淳・大杉漣)のキャスティングがツウ好み(笑)で見事
 
 23日(水) 『鉄人28号』@アミューズCQN シアター2
 原作やアニメとは似て非なる作品であることとコンピュータ・ゲームのような浮きまくりのCGとを事前に知って覚悟していたので、それなりには楽しめた
 
 23日(水) 『パッチギ!』@シネ・アミューズWEST
 2回目なのでキャスティングや背景、伏線などにも気を配る余裕があり、その結果、ランニングシアターダッシュの佐藤太一郎を発見したりもしてより楽しめた
 
 23日(水) 『恋骨 劇場版』@渋谷シネ・ラ・セット
 連続殺人事件(?)を描く心霊系サスペンスだが、あまり新鮮味は感じられず、一旦事件が解決した後に、さらに隠されていた真実を見せるのがなんだかクドく感じる
 
 24日(木) 『Mr.インクレディブル』/『カンフーハッスル』@新文芸坐
 『イン』:アイデアが盛り沢山でスピード感もある中盤以降が圧倒的に楽しい。CGによる火や水の表現もスゴい
 『カン』:アクションと映像技術はスゴいが、そちらに力を入れるあまりストーリーがお留守になった感じ
 
 28日(月) 『クライシス・オブ・アメリカ』@ユナイテッド・シネマとしまえん シネマ3
 キモとなるマインドコントロールの仕組みがあまりにもリアリティに欠けているために醒めてしまい、観ていて虚しくなる
 
 28日(月) 『あずみ2 Death or Love』@ユナイテッド・シネマとしまえん シネマ1
 1作目のようにいろいろな手法を使って見せるワケでもなく、強烈なキャラクターが出るでもなく、“パート2のジンクス”は崩せず、といったところか
 
 30日(水) 『いぬのえいが』@テアトル新宿
 普通のオムニバスとは趣きを変えようとしたのは判るが、必ずしもそれが実を結んでいないような感じ。ただ、ラストの「ねぇ、マリモ」は巧い
 
 30日(水) 『ゴーグル』@下北沢トリウッド
 児童虐待やイジメを描いているが、重さや暗さをあまり感じさせないのは、音楽が優しいからか? また、塩田明彦監督のタッチを連想
 
 
 	【LIVE】	1日(火) フレッシュ名曲コンサート@なかのZERO大ホール2階席や3階席から見下ろすのに慣れてしまったため、1階席からは舞台後方の管楽器群がよく見えなくてフラストレーションが溜まる…(笑)
 
 5日(土) 新日本フィルハーモニー交響楽団@すみだトリフォニーホール
 チェロとコントラバスが舞台下手に位置する(しかも1曲目ではトロンボーンとティンパニーが上手にいる)という配置は初めて見たのでビックリ
 
 13日 東京ニューシティー管弦楽団@北とぴあ さくらホール
 ヴィヴァルディの「四季」は、感情の込め過ぎ・表情のつけ過ぎで、緩急自在というよりはテンポが不安定になってしまい、かなり不満
 
 20日(日) 東京フィルハーモニー交響楽団@オーチャードホール
 ブラームスのヴァイオリン協奏曲でのソロ・ヴァイオリンは素晴らしかったが、その後のベートーヴェンの「運命」のやけに速いテンポに違和感を憶えてしまい、感動が帳消し…
 
 25日(金) ZONE@NHKホール
 解散を目前に控えて、ベスト選曲に近かったのは判るが、バンド形態中心で、ボーカル&ダンスユニット形態がなかったのは片手落ちという気がする
 
 26日(土) 東京ニューシティ管弦楽団@東京芸術劇場 大ホール
 「モルダウ」「フィンランディア」など、中学時代に音楽鑑賞で聴いた曲が大半というプログラムに「まさかこれを生で聴くことになるなんて」という感慨を抱く
 
 
 	【CD】	アルバム「佐井好子/萬花鏡+密航」
 
 シングル
 「ZONE/笑顔日和」「長澤奈央/ママセッド」
 
 
 	【展覧会】	(な し)
 
 
 	【読書】	「熱球」重松清@徳間文庫ホロ苦い部分もありつつ、全体的には優しさが漂っていて、いかにも重松清作品という感じ。終盤では2回もホロリとさせられる
 
 「東京物語」奥田英朗@集英社文庫
 主人公(作家自身の分身?)とほぼ同世代であり、描かれている78年から89年までをリアルタイムで経験しているだけに身近に感じ、かつ楽しく読む
 
 「ぼくらのサイテーの夏」笹生陽子@講談社文庫
 小学6年生の少年の夏休みを描いた作品。フトしたことから他のクラスの少年と仲良くなる過程がいかにも児童文学でノスタルジック
 
 
 	【その他】	「優しい時間」(TVドラマ)落ち着いた雰囲気がいかにも倉本聰作品。毎回、タイトル通り“優しい時間”を過ごすことができて非常に満足
 
 
 	(4月の予定)		【芝居】	2日M 『ピンクの豚を追っかけろ!!』イエロー・ドロップス@OFF・OFFシアター2日S 『風雲!!さすがの鬼丸』Z団@シアターモリエール
 3日M 『蜃気楼、売ります。』Tomotakaプロデュース@シアター風姿花伝
 3日S 『風雲!しんでれ羅城〜血の徒花の義母娘子(ママハハ)ブギウギ〜』劇団阿佐ヶ谷南南京小僧@萬スタジオ
 7日S 『三人・三色』劇団楽天舞隊@タイニイ・アリス
 9日M 『キャンディーズ』G2プロデュース@本多劇場
 9日S 『○ choice ×』AchiTION!@しもきた空間リバティ
 10日M 『忍風絵巻 風魔ノ小太郎「雪血花」〜八犬伝外伝〜』MK−BOX@三百人劇場
 12日S・16日S 『夜明けまで(Bチーム・Wチーム)』劇団BOOGIE★WOOGIE@麻布die platze
 14日S 『ELECTRIC GARDEN』楽園王@ムーブ町屋
 15日M 『アトランティス』少年社中@ウエストエンドスタジオ
 15日S 『鑑定士・財部真一』劇団まめや別館@シアターサンモール
 16日M 『乱暴と待機』劇団、本谷有希子@シアターモリエール
 17日M 『Shuffle』PARCOプロデュース@PARCO劇場
 22日S 『爆発物処理班朝比奈』TEAM「JAPAN Spec.」@ブディストホール
 23日M 『ORANGE 68%』回転OZORA@「劇」小劇場
 23日S 『閉ざされて』劇団離風霊船@ザ・スズナリ
 28日S 『池田屋チェックイン』Playing unit 4989@シアタートラム
 29日M 『魔宮の薔薇 〜紅と蒼の薔薇〜』R:MIX@恵比寿エコー劇場
 29日S 『魔宮の薔薇 〜野に咲く花〜』R:MIX@恵比寿エコー劇場
 30日M 『BRAY KITCHEN 無頼キッチン』tsumazuki noishi@ザ・スズナリ
 30日S 『コトブキ!』劇団たいしゅう小説家@東京芸術劇場 小ホール2
 
 	【映画】	『ローレライ』『ナショナル・トレジャー』『恋は五・七・五!』『EGG』『ZOO』『富江 BEGINNING』『富江 REVENGE』『真夜中の弥次さん喜多さん』『阿修羅城の瞳』『隣人13号』『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃』『コンスタンティン』など
 	【LIVE】	1日 ZONE@日本武道館8日 宇宿允人の世界@東京芸術劇場 大ホール
 25日 千住明個展コンサート with Orchestra@東京オペラシティ コンサートホール
 
 	【展覧会】	厳島神社国宝展@東京藝術大学大学美術館
 	【読書】	「ジョッキー」松岡剛史、「素晴らしい一日」平安寿子、「遠い約束」光原百合など
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