2006年2月第1週

 なんだか最近、時間の経つのがものすごく早く感じる。睡眠時間は確実に4〜5時間になってるし、いろんなことをたくさんこなしてるんだけど、まだ時間が欲しいって感じ。時間があれば、もっといろんなこと出来るのに!

 先週は、月・金と『豚とオートバイ』の稽古があり(もちろん、夜。昼間はずっと学校。)、その辺りの様子は、制作日誌なるブログがあるので、興味のある方はそちらを見てもらうとして、どんどん立ちで稽古をしている。といっても、リーディングだから、立ったり座ったりするだけで、まぁ、椅子を本番と同じように並べてやってるってこと。そういえば、日曜日に熊本でリーディングをやってるのをチラッと見たけど(熊本行きの詳しい話は後ほど)、やっぱり椅子に座ったままで、順番に戯曲を朗読してるだけだった。ま、リーディングっていったら、そんなのが一般的なんだろうけど、日韓演劇交流センターでやったリーディングは、それぞれ演出家によって違ったし、ソウルで日本の戯曲のリーディングをやったのなんか、台本を持ってるのが不自然なぐらい動いていたそうな。まだまだリーディングというものの可能性は広がりそうだし、広げたい。だから、リーディングは手っ取り早く出来るし、いいと思うよ。これからも増えそう。あ、先週も書いたっけ。

 お、気がついたら文体が変わってる。ですます調じゃない。でも、なんか疲れてる時は、この方がテンポよく書き進められるので、適当に進めようっと。まぁ、こういうところで、文体や語尾を統一しなきゃいけないなんて決まりもないわけだし。ということで、よろしく!

 で、水曜日は昼間の授業の後、夜間専科の授業。私の担当は、とりあえずこの日が最後になるようで、週一回ながら、5月からやって来た学生たちの成長を感じることが出来て、一応、ホッとする。夜間の子たちのノリだと、こういう時って飲みに行ったりするんだけど、私もやることがたくさん残っていて、この日はなし。ま、3月までには行けるかな。

 翌、木曜日の夜には、前に話した、25年ぶりに会った元・美少女に呼ばれて、おうちのある篠栗[ささぐり]なるところまで行って来た。初めて福北ゆたか線に乗った。そうそう、今日、授業で「福北ゆたか線」を、口が回らず「ほくほくゆたか線」といってしまって学生たちに笑われた。なんかうれしそうな電車だって。確かに。それはともかく、彼女の家は、まるで多摩ニュータウンのような、山の上に高層マンション群がズラーッと立ち並んでいるところで、その近くの久山町というところにあるトリアスというところに連れていかれた。そこはいわゆるショッピングモールなんだけど、やったら広い! 車で中を移動するぐらいなのだ。しかも、山の中に忽然と、って感じ。この久山町というところは全国的に有名なのだそうだが、なんで有名なのかは、めんどくさいのではしょる。調べたい人は勝手に調べてちょうだい。

 そのトリアスの中に、コストコというのがあって、私は知らなかったのだが、ここがかなり良くて、いっぺんでお気に入りになってしまった! 何がって、外国のスーパーマーケットのように、倉庫みたいなところに商品が山積みされていて、しかも安いんだ! しかも、普通のスーパーにはないような商品が多い! わけのわからない、でも便利そうな外国製品も多い! 食料品もあるんだけど、これが、量が多くて安いもんだから、大量に買ったりする時にバッチリで、パーティーなんかには打って付けなのだ! といっても、しょっちゅうパーティーやってるわけにもいかないだろうけど。バカでかいピザもあったが、どう考えても普通の日本の家庭のオーブンには入らないと思う。私は、せっかく来たんだからと、家で焼ける生のフランスパンを買った! 時間があったら、ゆ〜っくり見て回りたいところだ! その一角で、プルコギベイクサンドなるものを食べた。これがまた、380円という安価のくせしてアメリカンサイズででかくて、これだけでお腹いっぱいになってしまった。味の方もアメリカンって感じだったけど。いやぁ、久しぶりにニューヨークに行った時のことを思い出した。もう20年以上前だけどね。ドリンクも80円で、当然アメリカンサイズ。とにかく、これだけでなんか気持ちもお腹も満足してしまったので、その後、彼女とはトリアス内の居酒屋で話をしながら軽く飲んで別れた。遠いってのもあったしね。で、篠栗駅に戻ったら、行きには急いでいて気がつかなかったけど、なぜかお遍路さんのマネキンがあった。なんだぁと思ったら、篠栗には「篠栗四国」という、本場の四国と同じ八十八ヶ所の霊場があるそうな。「小豆島四国」「知多四国」と共に、日本三大四国のひとつだとか。知ってました? 本場の四国の八十八ヶ所めぐりをする前に、ここでも回ろうかなぁ。しかし、いろいろ勉強になるもんだ。

 ところで、コストコ、この久山店が日本で最初に出来たコストコだそうで、また行きたいなぁと思って家に帰って調べてみたら、なんと神奈川の実家の近くの町田市にあることがわかった! で、やっぱり近くに多摩ニュータウンがあった。実家に帰ったら、行ってみようっと!

 2月4日の立春の土曜日は、40代最後の誕生日ということで、福岡で一番のお気に入りの天然温泉、那珂川清滝[なかがわせいりゅう]に行ってのんびりして来ようと計画していたら、1年生の午後クラスの学生たちが誕生日祝いをしてくれるということになり、昼間は温泉、夜は誕生日会という、豪華な一日になってしまった!

 いやぁ、那珂川清滝の温泉は、ホント、いい! 何しろ山ん中の露天風呂だから、ほんとの山ん中の温泉宿に来た感じだし、風呂の造りもスーパー銭湯って感じじゃなく、ほんとの温泉宿の風呂って感じ! 12時10分博多駅発の送迎バスに乗り、1時前に着いて、すぐに温泉に入る。で、すべての風呂にゆっくり浸かり、特に露天風呂はの〜んびり入り、1回出て、100円のマッサージ機で全身をほぐし、これまたおいしい食事処で、たっぷり汁とろろご飯を食べる。忘れてたけど、前に来た時に飲んですごくおいしかった生ビール(泡が極め細やかでいつまでも消えない!)で、自分自身に乾杯! で、休憩室の気持ちいいソファでひと眠りして、再び温泉に! これで、入浴料900円(当然、食事代は別)なんて、信じられない! まだ行ったことのない、福岡にお住みのあなた、本当にここは癒されまっせ! 泊まりたくなっても泊まれないのが残念だけど。『豚とオートバイ』が終わったら、ぜひまた行きたい!

 那珂川清滝を後にして、夜の7時に天神に行き(もちろん送迎バスで)、ブラブラしながら誕生日会会場の大名の福臨臨に着いたのが7時半。ここは確か、福岡演劇のひろばのオフ会で一度来たところ。部屋も同じところだった。中華料理の食べ飲み放題で、しかも料理がおいしいから人気があるようだ。祝ってくれたのは、空クラスと海クラスの有志21人! こんな大人数で祝ってくれる、個人の誕生日会なんて、おそらく40何年生きてきて初めてだ! 「芝居をすることの楽しさを教えてくれた杏里先生の誕生日を祝して!」という幹事の立石めぐみの乾杯の音頭から、なんかもう感激しちゃって……いや、泣きはしなかったけど。まぁ、教師冥利につきるってやつですな。1年生とはいえ、今年度は最初からガンガンやらせていったし、怒鳴ったりもしたし。いや、なんでも最初が肝心。最初だからって甘やかしたら、ダメ。その後、怒られたり注意されたりすると萎縮しちゃうようになるから。

 誕生日会は、ひとりひとりいろいろお祝いの言葉をいってくれたり、やってくれたり。みんな、なかなか個性的な連中で、楽しかった! でも、そこでも、「ありきたりのことをいうなよ」と笑いながらもダメ出しをしていた私って……。で、ケーキも用意されていて、大き目の4本のローソクと小さな9本のローソクもちゃんとあって、「大体、なんで誕生日知ってたんだ?」って聞いても、笑って「調べはついてるんです」だと。合計13本のローソクは、フーッと一息では消えなかった。いやぁ、苦しかった。年だね。さらに、誕生日プレゼントで日本酒と陶器のグラスをもらい、やっぱり、最後はちょっとホロリ。確かに涙もろくなってる。涙の理由はもうひとつあるんだけど、それははっきりしないといえないのがつらい。いろんな事情もあるし。最後にはみんなに御礼をいい、記念写真を撮り、酔いも手伝って、「別に俺の誕生日会ってことじゃなく、こういうことをやった君たちは偉い! 最近は、他人のことなんか考えずに、自分のことしか考えていないような連中が多い! そんな人間に、他人を感動させられる演技は出来ない! 君たちは大丈夫! 来年も安心だぁ!」とのたまい、みんなと別れる。そういえば、最後の手締めを、照屋は「三三七拍子で締めましょう!」といったなぁ。やったのは、三本締めだったけど。あれはギャグだったのか?

 というわけで、毎度、長くなったので、日曜日の熊本行きの話は来週に! 今週は、火曜日以外は、夜はすべて『豚とオートバイ』の稽古! 熊本のきららの公演に出ていた中村卓二さんや宗さんも参加して来るし、楽しみだけど、学院の成績表付けもあるし、やっぱり時間がもっともっと欲しい!

(2006.2.8)
(つづく)


前週
週刊FSTAGE掲示板