2005年4月第1週

 え〜、先週に引き続き、まだまだ余震の続いている福岡ですが、って、ほんとに余震なのかなぁ? まぁ、震源地はいつも同じなんですけどね。そういや、先週、原稿を送った後に、またスマトラ沖の地震でしょ。もう、今年は地震の当たり年になるんですかねぇ。とにかく、みなさん、気をつけましょう! ていうか、気をつけて防げるものじゃないんで、もしもの時はどうしたらいいか、考えときましょうね!

 さて、先週は結局、芝居は1本しか観ることが出来ませんでした。平日の夜の芝居は、突然仕事の予定が入ったりして、やっぱ難しいなぁ。で、土曜日のマチネに観て来たのが、大阪の劇団太陽族の『砂の絵の具』。先週も書きましたが、西鉄ホールの中村プロデューサーがエラク気に入ってて、ずっと勧められていたんですが、前の『空の絵の具』は神奈川に帰省していて観ることが出来ず、今回、劇団太陽族の芝居を初めて観ることが出来ました。まぁ、作品は連作になっているので、どうだろうかと思ってたんですが、多少、情報を仕入れといて臨んだので、つながっている雰囲気を味わいながら観ることが出来て、よかったです。確かに、これだけ観た人は、ちょっとわかり難いと思うけど、そこはそれ、観客も想像力を働かせて観ることが大事だし……昔はそんな芝居ばっかりでしたよね。今みたいに、誰でもわかるような、わかりやすい芝居は馬鹿にするような傾向がありましたから。でも、それで鍛えられたおかげで、今もいろいろな舞台をそれぞれ楽しむことが出来るわけで……結局、作品を選ぶというより、芝居そのものが好きなんですね。だから、つまらなそうな芝居でも、前に観て、もういいやと思っていても、つい観に行ってしまうんです。つまらない芝居でも、どこかにいいところがあれば、それでうれしいわけです。

 あ、『砂の絵の具』は、よかったですよ。なんか懐かしい感じが自然に伝わってくる、好きな芝居です。中村さんが好きだというのもわかるような気がするなぁ。そういえば、客席を見回したら、観客の年齢層が意外に高かったのに驚きました。やはり、そういった匂いを感じるのでしょうか。でも、どうなんだろ、30代40代と、50代60代では感じ方も違うような気がするんですけどね。舞台は『空の絵の具』と同じ学校の美術室で、時間軸こそ入れ替わりますが、ずっと美術室のまま。役者たちの演技も、いわゆる日常的なリアルな芝居です。テレビドラマのような。それが、懐かしさを自然に感じさせてくれる(変に意図的に郷愁を感じさせるというのではない)要因だったと思うんですけどね。でも、構造はとても演劇的なんです。そこが好きですね。ただ、一緒に観に行った何人かは、『空の絵の具』も観てて、どうしても観比べてしまったりもすると思うんですが、『空の絵の具』の方が好き、というか、あれだけでもよかったという人もいましたね。私は『空の絵の具』は観てないんで、観比べたりすることは出来ませんが、『砂の絵の具』は『砂の絵の具』でよかったんじゃないかと思いました。逆に『空の絵の具』を観てなかったからよかったのかな……それはわかりません。

 それと、実は観始めてすぐ、これは映像作品にしたらおもしろいんじゃないだろうかと感じ、観ながらずっと映像にした場合のカット割りをしてたんです。台詞も日常そのままの台詞だし、動きもそんなに大きくないので、映画にしたらいいだろうなぁ、と思ったんです。役者たちの表情もよかったですしね。『空の絵の具』との2本で1本の映画に出来ないですかね。私の大好きな『桜の園』(1990年/監督:中原俊)や岩井俊二の映画のような。いいと思うけどなぁ。花火は実写を使ってね。芝居が終わって、初対面だった作・演出の岩崎正裕氏(大阪公演をしている螳螂のことも月光舎のことも、当然、私のことも知ってくれていました)とも、映画にしたらいいですよ、なんて話をしました。芝居としてもいいけど、映画にしても、いい映画になるんじゃないかと。劇団太陽族、次の公演はぜひ大阪に観に行きたいですね。

 週明けの月曜日には、学院の入学式が大野城のまどかぴあで行われました。日曜日の福岡の天気は大荒れで、夕方には海に雷が落ち、近くにいたサーファーたちが感電して重体になったそうですし、夜もとても寒かったんです。ところが、一夜明けると、まるで台風一過のような晴天で、気温も高く、まさに入学式日和といった感じで、よかったですね。桜も一気に咲いたんじゃないでしょうか。というわけで、今週、花見あるのかなぁ。したいなぁ。あ、花粉症の人は花見どころじゃないですね。

【今週は写真はありません】

(2005.4.4)
(つづく)


前週
週刊FSTAGE掲示板