またまた韓国関係の話題からですが(ていうか、結局、それだけになっちゃいそう)、私がここで韓国映画やドラマについて分析しなくても、テレビでスペシャル番組が組まれちゃうぐらい、驚くほど盛り上がってますね、韓流ブームは! 実は私は、もしかしてここでも何回か書いてるかもしれませんが、いわゆるブームになるものっていうのは、昔からあんまり好きじゃないんですよ。ていうか、ヒットしている映画とか、ベストセラーになっている本とかって、ほんと、その時には観たり読んだりしないんです(ブームが落ち着いた頃に、観たり読んだりします)。もちろん、自分でいいなと思ったやつは、ヒットしたしないに関係なく、観たり読んだりしますけどね。だいたい、ハリーポッターだって、最近、ようやく観始めて、「これって、宮澤賢治じゃん!」なんて、自分との共通点も見出したりしながら、はまってるぐらいですから。まぁ、みんながいいっていうものより(それはそれで、みんなに任せとけばいいっていう気持ちで)、ある部分、マニアックな、自分だけのものにしたいっていうものを見つけたがる傾向があることは確かですね。人と違うことに喜びを感じたりするタイプですから。でも、もちろん、いいものはいいと認めますし、自分で見つけたいいものを、人に「これはいいよ!」と教えたりはするんですけどね。
で、韓国に関しては、5年前、直接、韓国の劇団の人たちと出会ったことで興味を持ち出し、その後、韓国行きが頻繁になり、公演までしたということは、すでに書いてますね。要するに、今のこんな韓流ブームにものすごく驚いているわけで、2年前の日韓共催のワールドカップの時でさえ、こんなに韓国ブームは盛り上がってないし、まさか2年後に、あの日韓交流ブームを超えるブームが巻き起こるなんて、誰も予想してなかったでしょうね。私も「韓国ともっと交流を!」なんていってましたけど、その主役が、おばちゃんたちになるなんて、まったく想像もつきませんでしたから。だいたい、一昔前は、韓国といえば、おじさんたちが遊びに行くところなんていうイメージがあったぐらいですからね。おじさんたちの妓生(キーセン)ツアーから、おばさんたちの冬ソナツアーに変わったわけですね。まぁ、日本人は相も変わらず“ツアー”が好きなようですけど。
さて、成績表作成も終わって一休みの三連休でしたが、当然、この時期、ゆっくり休んでるなんてバカなことはしてません。なんたって、アジアフォーカス・福岡映画祭の時期ですからね。去年もそうでしたが、福岡に来て、なかなか一般公開しないような大好きな韓国映画を観ることが出来る機会が増えたことには、ほんと感謝してます。
で、先週もお知らせしたように、金曜日の夜に『下流人生』、日曜日の朝は『僕が9歳になったら』、敬老の日の月曜日の夕方に『オー!マイDJ』と、先週は3本の韓国映画を観て来ました。ま、詳しくは(ってほどでもないと思いますが)、乾坤一滴プラスの方に書くとして、『下流人生』は韓国の歴史を知るにはいい、巨匠イム・グォンテクらしい映画で、『僕が9歳になったら』は、韓国で観た時にはわからなかった台詞が字幕でわかって、改めてイ・マニの脚本の素晴らしさを認識した、今年、日本で公開された韓国映画としては、『悪い男』とどっちをベストワンにしようか悩むぐらいいい映画で、『オー!マイDJ』は、イ・ボムスとイ・ウンジュの良さを改めて認識して、より好きになった、映画としては実にヘンな映画(川島雄三の映画っぽいとでもいうか)でした! なんたって、原題は『アンニョンUFO』ですから。ある意味、マニアックな、個人的には好きな映画です(感動的な韓国映画を望んでいた一般のお客さんたちはとまどっていたようですが)。
アジアフォーカス・福岡映画祭で韓国映画を観ている合間にも、テレビでドラマの『真実』(なんでラストで主役が変わるの? あれで一番最後に、飛行機の窓から外を見ているチェ・ジウ扮するジャヨンが、ニヤッと、それまでとはまったく違う不気味な微笑みを浮かべたりしたら、ゾゾーッとしてすごかったのにぃ! あ、そうなると、『カル』や『純愛中毒』になっちゃうか。ま、チェ・ジウがそんな役するわけないだろうけど……すんません、観た人にしかわからないネタで)や『カシコギ』や『Happy Together』を観たり、先週の水曜日には、学院のシネマサークルYAGFの活動で、『恋歌』(一滴プラスの掲示板に書いてますが、韓国のミュージック・ビデオのDVD)の中から私が選んだ作品を何本か観せました。みんな、ボロボロ泣いたり、大笑いしたりしてましたよ。
そして、韓国づくしの合間に、土曜日の夜には、福岡演劇のひろばの4回目のオフ会に出席し、日曜日の夜には、博多演劇プロジェクトPALの公演『風の駅』を観ました。
『風の駅』は、知り合いの子、というか、2年前まで学院に在籍していて、今は福岡で事務所に入って活動をしている子が出演していたんで観に行ったんですが、まあ、福岡のアマチュア演劇(としか思えないんですけど)のパワーのすごさを思い知らされました。いや、出演者の中には、プロとしてテレビやラジオなんかで活躍している人もいるんですが、ほとんどの出演者のレベルがね、どうしてもアマチュアとしか思えない人たちばかりなんで。前にも書いたSAKURA前戦という劇団も、アマチュア演劇で動員がすごいんですが、PALも大きな会場(ももちパレス)で、ほとんど知り合いというお客さんたちがたくさん入ってましたね。で、それなりに感動的な部分もある作りになっていて(こういうのも共通しているような気がするんですけど)、知り合いのお客さんたちは、それなりに満足するわけです。しかし、いつも思うんですけど、知り合いの芝居しか観に行かないお客さんたちっていうのは、演劇を好きな観客の数には入れられないですよね、どう考えても。そんな客相手にばかりやってるから、クオリティも上がらないし、結局、自己満足で終わってるとしか思えないんですけどね。ま、やはり、純粋に演劇を好きなお客さんと、知り合いが出ているというだけで芝居を観に行くお客さんとは、はっきり区別した方がいいですね。ほんとにもう、私はそういう芝居は疲れるだけなんで、絶対観に行きたくないんですけど、みんな頑張ってるんで、つい情にほだされてね。でも、つまらなかったら、本人にちゃんといいますよ。
で、土曜の夜、天神にある“割烹かがわ”で行われた、福岡演劇のひろばのオフ会の方は、ぜひ会いたかった人など新しい参加者も大勢いて楽しかったんですが、話が長くなりそうなので、その報告は来週に!
【今週は写真はありません】
(2004.9.21)