2008年6月第1週


26(月)
台本書いている。先にレジュメがあがったところで、大幅見直ししてしまったために、本当に難しいことになってしまった。でも、挑戦してみよう。

27(火)
アンでは何となく仕事分担がある。製作チームはデザイナー加藤一文氏と打ち合わせ。音楽チームはアトリエにてハッチ(蜂須みゆ)を中心に音作り。かくて、私とミッちゃん、ハッチのなんとも近所迷惑な打ち合わせが始まった。チラシ打ち合わせを終えたあかねちゃんが、自分のテーマ曲になるので不安そうに見守ってる。阿吽の呼吸ってこういうことを言うのね?結構さくさく進んで私は大安心。

28(水)
演劇人園芸クラブのみやなおこが、我が家の庭をメンテナンスと助言に来てくれる。ハーブやアロマ、専門的な知識も多く、ついに免許もとってしまったほど。全く完ぺき主義のきまじめさには頭が下がる。清木場ちゃんも着々と進級しているらしい。蚊に刺されまくる。その後はまた台本。

29(木)
またまた台本作りワークショップ。「ねむれないよるのうた」を基にしている。当時はレジュメを田嶋さんに渡して共同で執筆していた。合宿とか、したなあ。作家志望だったWSの生徒にも手伝せたなあ。ふたりとももうすっかり演劇界から居なくなった。特に1人の方は、もう、永久に私の前から消えてしまった。死後の世界なんて絶対無いからね?読み返して胸が詰まる。彼女が書いた部分は封印。

30(金)
ハッチがいい曲のモチーフを書いてくれたので、音楽打ち合わせ。すごいすごい。以心伝心ってこういうことを言うのね? ただしっ!コードに足を引っ掛けて、コンピューターが病院送りに…一月近くかかるらしい。最近書き進んでバックアップとっていなかったところを、地味に入力しなおしだ!改めて、台本しみじみ反省して進まない。ミラノさんがこんなんじゃ駄目よ、と駄目出しかな?

31(土)
朝からコンピューター関係。バックアップしていた分を探す。探すが、書いた方が早いと悟る。書き直し。

6/1(日)
切り張りでためておいた資料やメモも消えたのね?で、資料本読み直す。おもしろい!そして解釈の浅かったところがわかる。災い転じて…なんだか「ありがとう」と独り言。

(みずき)

☆「非戦を選ぶ演劇人の会」の制作でも走り回っている。今年はさらに大切な夏。そんな…代表・明樹由佳的6月第1週

明樹由佳「YUKA's EYEs」

ワークショップやってます。水木さんが台本を書くための。今まで書いたものをキャストで読んでみます。初めてアンに出て頂く方もいて、書く方としては、声とかその人の体の感じ、芝居の仕方とか知りたいんだろうな。私たちにとっては、完成品になる前に、どういうつもりで書いたか知ることができる。まだまだうっすらとですが、その役のイメージを持つ事ができる。 「ゲアリーズ ハウス」の脚本を書いたデボラさんは、"脚本は俳優に出逢って初めて完成する"と仰ってましたっけ。デボラさんは、稽古の最初に付き合って、演出家、俳優と相談してドンドン台詞を変えるそうです。いろんな作り方があると思いますが、俳優にとっては、役を自分に染み込ませていくという意味では、有り難い。もちろん、今は演出の長谷さんもいらして、シーンを繰り返して、なんかじっと見てます。もうやりたそうだけど… 長谷さんにとっては、今どんな作業だろう。早く稽古した〜い!

(ゆか)

☆さあさあ、テーマ曲があがってきて、早速、唄の難関をあえいでいる。すぐに振付も始まるよ。そんな…立花あかね的6月第1週

立花あかね「AkaNetCafe」

今週も引き続き、9月公演プレ稽古を開催。演出・長谷さんは、「ツボ名人」である。桃唄309に出演した時稽古から伝授して頂いているのだけど、あらゆる「体のツボ」に精通している方だ。さんり とか けんせい とか。ウォーミングアップでツボを押し合う。その時は「ギャーッ」と痛いのだけど、終わった後のスッキリ感たるや!先日の稽古の時、少々具合が悪かった私もツボ後はすっかり体が軽くなった。とても効率の良いウォーミングアップだと思う!

(あかね)

☆今週はお休み的・・・清木場直子

清木場直子「げんばのきよこば」

やすみ

(きよ)

☆なかなかジャンベの筋がよいそうだ。早くのびのび踊る姿が見たい。そんな…成本千枝的6月第1週

成本千枝「なるちえ熱」

29日 9月アン公演の為のワークショップ
31日 午前、ジェストダンスクラス。午後、ジャンべWS。

ジャンべの音はお腹にくる。身体、皮膚に直接響く。聞くのも耳ではなく、身体で聞く。というのも習い始めた時、最初に言われた。そうなんだ、と軽くわかったつもりになっていた事が、最近、あ、そうなんだ!と思った。ジェストダンスの時に、重心が上になるという事はそういう事かもしれない。頭の小さい部分だけで考えて、上に上に頭の中だけになっている。全体的にそうなっているなと感じた一週間でした。

(なるちえ)

☆いやあ、頼りになります。台本的には。でも時々のおとぼけぶりも、客演が決まって大忙しの…高木充子的6月第1週

高木充子「MIT's EMPATHY」

アトリエにて音楽打ち合わせ。ひとつのイメージを共有するために、いろんな映画やらCDやらを参考に話をすすめる水木さん。そのうち、奥の部屋からタイコが出てきた!そして歌の一節が…音楽がはじまる現場を目撃するのはいつも楽しい。「鳥の眼」にどんな音楽たちがやって来るのか、今からわくわくしています。

(みつ)

☆またまた、書類作りに明け暮れてくれた。彼女が稽古場の片隅で、くすりと笑ってくれるだけで、ホント、台本に自信がもてるのよね。そんな…制作・鈴木恵美子的6月第1週

鈴木恵美子「お加減いかが?」

人に「好きな曲は何ですか?」と聞くと、それなりにたくさんの意見が聞けるだろう。けど、「嫌いな曲は何ですか?」と聞かれて、すぐに答えのうかぶ人は少ないんじゃないだろうか。でも、私は瞬時に答えが出る。

ここ10年以上、これ以上嫌いな曲は現れないし、多分死ぬまでこの曲を好きになることはないだろう。その曲の名は、かのベートーベンの名曲「エリーゼのために」。実は案外電話の保留音が、これだったりして時々すごくがっかりする。下手したらその会社嫌いになるくらい。なんで、この曲が嫌いなのかと言えば・・・

どこに行ってもナースコールがこの曲だから。どのメーカーがナースコールというものを作成していて、どの程度のシェアがあるのか知らないけれど、この曲以外のナースコールは見たことがない。大抵のナースコールには切り替え装置が付いていて、ただのブザー音との切り替えが出来るし、最近はなぜだかブザー音を使ってるところが多い。精神科の急性期なんかだと、ベットの周りにナースコールのコードがあると、自殺の道具になっちゃうので、ナースコールのないことの方が多い。だから、最近では「エリーゼのために」で患者さんに呼ばれることはないんだけど。

でもまあ、三つ子の魂百までとも言いますし、看護師になりたてで、患者さんに何言われるかドキドキしていた時代、「エリーゼのために」で呼びつけられた記憶はどうやら薄れることはないらしい。当時、夜勤が終わって家に帰り、やっとベットに横になるとよく「エリーゼのために」の幻聴が聞こえてきたっけ。この曲が鳴ると、辛くても眠くても歩きたくなくても「どうしました?」って極上の笑顔で答えなきゃいけない恐怖にかられちゃうんだよなあ。

だから、絶対的に嫌いな曲は「エリーゼのために」なんです。

(制作・えみこ)

(2008.6.10)

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パソコンを新しくしたんで、いろいろ設定にトラブりまして、アップが遅れてしまいました。すみません。 (じんぼ)

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