2008年3月第4週
24(月)
杉並劇場創造ネットワーク関係の申請書を出しに杉並区役所に。一階のカフェが本当に好き。早めに言ってコーヒー飲む。終わって打ち合わせでもう一杯。
夜はシアターIWATOに鴎座の「ダントンの死について」。終演後、演出の佐藤信氏、観劇に来られた斎藤憐氏、出演者のKONTAと話す。斎藤憐さんの「最後は説得力のあるものが克つ」と言う言葉が印象に残った。私の仕事のぬるさを指摘される。確かに人生を文化祭気分で生きているような自分がいる。何か、例えば憐さんには見えているような力強い演劇の景色を見てから死にたいと思った。もう遅いかもしれないが、少しでも近づきたいんだ。
25(火)
下北にて制作鈴木恵美子と打ち合わせ。そろそろ来年再来年のこともだ。そのまま2人で加藤健一事務所「思い出のすきまに」を観劇。いつもなら飲みに行くのだが、偶然あった篠原久美子さんを捕まえて杉並芸術会館の事、NPOのこと、劇作家協会の事、等話す。本当に心強い。よくぞ倫敦より戻られた!
26(水)
フランスで知り合って大親友となったKTRが来日中。彼の撮影した小峰公子女史のコンサートのDVDの仮編集を見る。我が家にて、夢にまで見たホームシアター。吉良知彦さん、小峰公子さん、マネージャー氏、KTR、蓉崇君。スペシャルゲストはミーヤこと宮田繁男さん!!!!!食べて飲んだ。楽しかったなあ。かなり大迫力の大画面。上映会なんかもどんどんやるぞ!
27(木)
絵本関係の仕事に没頭。
28(金)
芸能花伝舎に劇作家協会主催「ニューヨーク・シアター・ワークショップとアーティストの試み」のレクチャーを受けに。大興奮。詳細はまた。
29(土)
「ニューヨーク・シアター・ワークショップ」二日目とアーティストの試み」二日目。帰りに翻訳の須藤鈴さん、高木充子、坂手洋二さんと食事。坂手さんは「だるまさんがころんだ」の本番中。その後観劇に行った高木充子から、熱い感動のメールが届く。
30(日)
制作会議。絵本関係。ひたすら。その後、井上憲司氏のシタールのライブに行った小峰公子氏らと、西荻窪で飲む。井上さんとは不思議なご縁が重なっていて、私も行きたかったけど。
ひたすらな一週間だった。
(みずき)
☆もうすぐだるま座の本番ですが、非戦を選ぶ演劇人の会の制作も始まり、娘の進級もあり。髪型を変えた…代表・明樹由佳的先週 |
だるま座の稽古中です。
客演でいろいろなところに伺うと、現場現場で雰囲気も進め方も随分違って、最初は大抵戸惑う。だるま座もやっとこういうことか、と飲み込めて来て、しかしもう初日まで10日である。
通し稽古に入った。おおまかな流れは出来てきた。あとはどれだけ掘り下げられるかだなぁ。
葬式の話し。母を亡くしているし、この年になればいくつものお葬式に参列させていただいているけど、さて、自分のどこをもう一つ掘ろうか、考えあぐねている。今掘ってるとこ、もう少し恐れず進めばいいのかしら。稽古場は、もっと集中しようよ、というくらい笑いの絶えない現場。芝居を固めないように、という演出で、みんなどんどん変えてくる。多分本番も。旦那をいきなり亡くした状態と、関係性だけ持って、どのくらい舞台で受けられるか。今回はそれが自分の課題かなぁ。
(ゆか)
☆絵本読み聞かせの怒濤のようなリスト作りが進む中、意外な才能をひらひらと花開かせる、粘りの…立花あかね的先週 |
歌を習い始めて、2ヶ月。音を取るのが少し早くなった気がする!!!もっと声が出るようになるためにコツコツ努力を続けよう…。
水木さんより、9月公演の本が着々と届けられている。早く稽古がしたい!!!いやいや、この時期にこそ、コツコツと努力をしよう…。
(あかね)
☆アロマの勉強はそのまま芝居をする身体性の研究へと繋がっている。帰ってくるのが楽しみな…清木場直子的春眠 |
(きよ)
☆ジャンベを背負って義理芝居や本命芝居観劇。各劇場の受付にご迷惑をおかけしている…成本千枝的先週 |
29日午前 ジェストダンス
重心をどこにもってくるか。下に下にもっていくこと。大地にしっかり立つこと。課題。
午後 ジャンべWS
自分の音ばかり気にするのではなく、全体を聞く。皆が隅に分かれて叩いている中間地点に一人だけ座って聞いてみる。かなり大きい音なのに、気持ちよくて眠くなる。音の振動でよい感じに身体が揺れているのか?そして一度聞いてから叩くと叩き方が変わる。強弱や音ののり方がわかる(ような気がする)ので、こうしたほうがいいな、と自分で叩き方を変えるようになった。全体を聞くということ。いろいろな発見がある。大事である。
(なるちえ)
☆アンの頭脳として、突っ込みに忙しく、頼られ切っている最若手…高木充子的先週 |
杉並区絵本読み聞かせの企画書(出版社さんに提出する用)、プログラム試案づくりなどの間を縫って、演劇創作と環境整備「ニューヨーク・シアター・ワークショップとアーティストの試み」というレクチャー@芸能花伝舎に行く。講師はリンダ・チャップマンさんとダグ・ライトさん。
三時間におよぶレクチャーだったが、終わってみればあっという間だった。たくさんの人々が、様々なチャンスを、それぞれどのようにとらえ、また活かし、いかに新作が生み出されてゆくかというお話が、とことん具体的にくりひろげられて行く。さらにあちこちから質問が飛び交い、ああもう終了時間、という感じだった。終わってからもラウンジで皆に取り囲まれるリンダさんとダグさん。終始あたたかな笑顔と厳しくまっすぐな眼差しで、どんな質問にも丁寧に、率直に、答えてくださった。海の向こうで挑戦している人々を思う。新作が産み出されるときの、途方もない試行錯誤とエネルギーを、思う。
(みつ)
☆いつ寝ているのかわからない。早く手料理食べたい…制作・鈴木恵美子的先週 |
看護師に「良く見るものは何ですか?」と聞いたら、おそらく90%以上の人が「勤務表!」と答えるに違いない。なんせ、変則勤務。いつ誰が日勤で、夜勤で休みなのか、というシフトが書いてあるだけのものだけど、喜怒哀楽がつまっている。
私のとこは、まあ大体25日過ぎくらいに翌月の勤務表ができる。私は予定が入っていたり、入れなきゃいけない予定があることが多いので、まずは希望を出していた日にちゃんと休みが取れているかチェック。それから勤務表を見ながら、「ここであの芝居を見に行って、ここらでさすがに美容院に行かないとまずい。この日の夜にあの書類をやっつけて、したらこの日は誰がなんと言おうと家にこもって休もう!」とか考えてると、月末までに自分の勤務は大体覚えちゃう。
でも、そこで終わりじゃない。勤務表分析はそこからが本番。次にチェックするのは夜勤を一緒にするのは誰か?である。16時間に及ぶ拘束時間のほとんどを二人っきりで仕事するわけだから、誰と一緒になるかはかなり重要。仲のいい人だと楽しいし、よく働く人だと嬉しい。あまり会話の弾む人じゃないと哀しいし、あまり働かない人と何度も一緒の夜勤があると、勤務表を作った人間に怒りさえ覚える。
次は日勤。患者さんの寝ている夜勤と違って日勤だと患者さんと関わる時間が長いし、医者とのやりとりもあったりして他に意識が向くので、夜勤程重要ではないけれどやはり相手は気になる。何曜日に日勤かというのも重要。嫌いな先生が休みの日に日勤なら絶対顔を合わせないからウキウキだ。お気に入りの先生がいるときは、その先生のいない日が日勤だとがっかり。しまいには、誰から申し送りを受けて、誰に申し送るのか。そんなことまでチェックする。
今週も待ちかねた4月の勤務表が手に入り、そしてやはり見つめ続けているのだ。来月も喜怒哀楽が・・・。
(えみこ)
(2008.4.8)
みんなのサブタイトルが変わりました。水木さんの日記はまるまる一週間飛んでます・・・ちょっと不安。原稿、どっかに行ったのかしら?(じんぼ)