2008年3月第2週


10(月)
午後、杉並の会館準備室にて充っちゃんと、近藤さんと打ち合わせ、自転車でアトリエ40に向かう。高木充子自転車速い速い!夜はアンの打ち合わせ、絵本読み聞かせの事等。

11(火)
過去に、アンの関係者に数通の「内容証明郵便」が届いた事があった。アンや私のお金をごまかしたしたカップルから何故か「お金払え」というものだった。脅迫めいていたし、ちょっと様子もおかしかったので警察に届けたりして、最後はご家族に相談して、付き合いを断った。ちらほらと芝居関係の事をやっている噂を聞いていたが、ついにどこにいるかわからなくなった。悲劇に巻き込まれていなければいいなあと思うけれど、お金返してほしいなあとも思う。もう二度と逢いたくないと思い。かといって一緒に仕事していた時の思い出は楽しく、壊れた人の心が治るものならば逢いたいとも思う。お金返してほしいなあとも思う。

12(水)
明樹とともに過去のアンの資料整理。それぞれの場所にばらばらに持っていたアンの資料や衣裳等、アトリエ40に集めて整理。アンのメンバーと読み聞かせのための絵本の資料作り。また整理、だが、これじゃあ、本書けないよ。夜は清木場ちゃんも久しぶりに来て愉し。

13(木)
午後、高円寺で、制作鈴木、高木、会議。

夜。斎藤憐さん宅にアンのメンバーを含む若い演劇人を紹介。数々のみごとな絵本も見せていただく。みんなおとなしくしていたが、実は探していた絵本等が次々見つかり歓声を飲み込んでいるのだった。さすが、日本演劇の「最高府」。憐さんにはご迷惑だと重々承知しているが、私は若い人や留学生に斎藤憐という人をもっともっと知って欲しい。

14(金)
「オセロー」で共演した松井茜と食事。長い旅を常に一緒に過ごした後、急に逢わなくなる。芝居の人間関係って、本当に特殊だなあ。すっかりきれいになっていた。「芝居の予定ないんですよぉ」なんて言うので、ある企みがむくむくと湧く。

15(土)
小峰公子ソロライブ! もう素晴らしいメンバー、贅沢すぎる。本当に良かったなあ…。飲む。

16(日)
紀伊国屋に二兎社、「歌わせたい男たち」。昨日に引き続き本当に満足。楽しかった。そして、モチベーションがあがるあがる。戸田恵子とは同じ歳で20代半ばからの付き合い。本当に励みになるなあ。

(みずき)

☆代表・明樹由佳的 信頼感

明樹由佳「YUKA's EYEs」

稽古をしています。楽天団「ゲアリーズ ハウス」終わってすぐ、だるま座「煙が目にしみる」の稽古場におります。ありがたいことです。作品の世界もオーストラリアから日本へ。ひねくれ者のクリスティンから、家族を支える礼子へ。楽天団からだるま座の稽古場へ。大分客演にもなれたなぁ。水木さんの演出は細かく、最終的には水木さんが見ている世界の中に引きずり込まれる感じですが、客演したてのころは、何もいわない演出家は不安でしょうがなかったなぁ。今は、演出家とどの地点で信頼を結べばよいか、さがすのが大分早くなった。演出家の事は、“信じる”。共演者の事も。みんなでちゃんと立ってこそ、豊かな森。自分がどうやるか、から少〜しシフトしてきたかなぁ。

芝居をやればやるほど、きっと違う感覚がやってきて、きっと違うものが見える、と思って続けてきた。でもそれは本当にそうだった。数年前には思いもしなかったことがやってくる。ま、人生そのものかもしれませんが。

先輩は先輩でね。個性はあるだろうけど、水木さんはどんな感覚を使って芝居してるのか、最近、ほんと興味ある。

(ゆか)

☆立花あかね的 老成感

立花あかね「AkaNetCafe」

今週は「劇団ミーティング」を開催。といっても稽古のある由佳さんは来れず…。私は、それぞれのメンバーにバラバラではよく会っている気がするが、実は「新生・ラ カンパニー アン」が全員揃ったことがない…。全員揃ってミーティングできる日はいつ来るのか!?って、そんなに大人数なわけではないのだから、そんな日はすぐにやって来ると思う。

しかし、私もすっかりアンでは中堅!?ついこの間まで一番年下だったのに…。発言もすっかり老成(?)してしまったようで、最近、私がポツリと洩らす言葉に水木さんはよく「と、すっかり年老いた あかね であった」というフレーズを付け足す…。イヤだ!いつまでもフレッシュにチャレンジャーで行くぞ!!!

(あかね)

☆清木場直子的 身体感

清木場直子「げんばのきよこば」

昼間は、仕事。夜は、今月あるアロマセラピーインストラクター試験勉強。ちょいとお疲れ気味ですが、好きでやってるからいやにはならない。最近、ふっと思ったんだが、アロマセラピーって、ほとんど暗記なんだけど、私は暗記を言葉というか文字で覚えてはいないらしい。どういうことかというと、思い出すときにはまずノートが浮かびそしてどこに何が書いてあるか「図」として浮かび上がってくる。なんて勉強しながら脱線し、はっ!時間がないのにー!と、自分の集中力のなさにがっかり。

それにしても、人間の体を知るのは本当に楽しい。先日、本屋で人体の解剖写真を立ち読み。イメージしやすいからなんだが、まあ〜すごい。神秘的。自分の体も他人の体もこんなに複雑に作られながら、動いてると思うと、ワクワクする。不用意に傷つけちゃいかん。

(きよ)

☆成本千枝的 吸取感

成本千枝「なるちえ熱」

ミーティングと作業と観劇と、毎日がバタバタと過ぎていった一週間。

土曜日はジャンべWSと歌のレッスン。

日曜日、他劇団のWSへ行く。

吸い取ったものを、今後どう自分のものにしていくか。忙しいと思うと、頭がぼーっとするから。(決して花粉症のせいではない…はず)考えを整理していくこと。

(なるちえ)

☆高木充子的 木芽感

高木充子「MIT's EMPATHY」

劇場創造ネットワークのお仕事と平行して、アンの今年の企画も動き出した。木々の芽吹きと共に、どんどん物事が動き出しているような気配。東洋的だなあと思う。

機会があって学生時代の友人と次々再会する。それぞれ進んだ道は違うけれど、昔よりも相違に理解をもっていろんな話ができるような気がする。

最近、自分の話をするよりも人の話を聞くのが面白い。へぇーとかふぅーん、とかたくさん言っている。

(みつ)

☆制作・鈴木恵美子的 爽快感

鈴木恵美子「お加減いかが?」

相変わらず書類に追われる生活です。でもそんな中、以前勤めていた病院の仲間から「久し振りに話をしましょう」とのお誘いが。約4時間にわたってみんなでおしゃべり。以前の病院の今の様子、新しい病院の様子、そしてちょっとだけ噂話や悪口なんかも。うん、たまにこういう会をすると自分のストレスが抜けていくのがわかる、というか自分にストレスがたまってたのがわかる。今の病院はまだまだ慣れてなくて、じっくりおしゃべりするって感じではないですし。

以前の仲間から新しいエネルギーをもらって、また頑張ろうと思えた時間でした。

(えみこ)

(2008.3.19)

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明樹さん出演の「煙が目にしみる」は4月10日から。水木さんの「hg」は風琴工房の新しいプロジェクトによるものだそうです。あと、水木さんは8月に俳優座劇場プロデュースの「東京原子核クラブ」(再演)への出演という情報も。これ、8/30〜9/7。また忙しいことになりそうな・・・。あ、高木充子さんがブログ「MIT's EMPATHY」開始。(じんぼ)

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