2008年2月第3週


うーーーーっ!今は私の私生活史上初めて長く芝居を休んで、体調調えたり充電だと思っていたのに、忙しい忙しい。忙しいの、大好き。

11日(月)
アトリエの床張りだ!木屑だらけとなる。

12日(火)
杉並区役所へ斉藤憐さん、制作の近藤さんと。演劇が公共のために出来る事を、区の方々と探していく。思わぬアイデアがたくさん湧いて、本当に演劇は世の中を明るく出来る力を持っているなあ。夕方、高木充子と立花あかねを劇場創造ネットワークの杉並芸術会館準備室事務所に連れて行く。

13日(水)
憐さんより杉並区向けの企画書が届く。本当に早くて、しかもきめが細かい。わかりやすい。おろおろと手伝っているうちに、こういう事を少しでも学んでいきたい。

夜。スペイン料理をごちそうになる。キムラ緑子の行きつけの店だとわかり、盛り上がる。そのあと、踊る。

14日(木)
劇場創造ネットワークの制作の近藤さんと、区役所のYさんに面会。一緒に書類作り。 こうして一度習えば次からは何とかなる。お手上げだと思っていた事も近くに寄って真似て行けば何とかなる。

15日(金)
企画のための書類作り。ああ、台本がはかどらない。

16日(土)
風琴工房の情報写真撮影。詩森さんのカメラに目が釘付け。近くのカレー屋さんでランチ。だが、話しは濃くなる。どんな話しになるのかな?たのしみ。

夜。アトリエにて扇田拓也クンとなるちえとミーティング。終電ぎりぎりとなる。なるちえに自転車あげる。

17日(日)
体調悪し!過労だよ。…いいえ!体力が落ちているんだ。ちょこっとジョギングを始めたくらいでは焼け石に水。確かに少し痩せたけど。本気で体力作りを考えなくては、長い公演の時にバテてしまう。下半身が落ちて、膝が曲がって腰が引けて来てる。確かに年齢もあるけれど、まだまだやりたい事もある。しかし、自然体ではいたいんだ。マッサージやエステは嫌いだし。自分でコツコツ筋トレしかないなあ。

(みずき)

☆明樹由佳的 絶対頑張

明樹由佳「YUKA's EYEs」

稽古だ、ひたすら。それでも時間が足りないねぇ。

楽天団からオファーがあったとき、水木さんにやった方がよいよ、と言われ、受けた。もちろん台本が好きだったからだけど。初めての演出家は緊張する。どう芝居を作る人かわからないから。結果的に、和田さんの稽古はすごく面白かった。でも和田さんの作り方は、凄く時間が必要。なかなかそんなに潤沢に稽古時間がとれる現場は、日本には少ない。体調不良のための降板があって、稽古がおしたせいもあるけど、みんな狂ったように稽古してるよ。気がついたら2シーン同時に稽古してたりして。役者がどんどん自主的に始めちゃう。よく考えたら、豊かなことかもね。

通しのあとは演出家からチェックが入る。最初何も言わないのに、最後は物凄く細かい。角度から、台詞の音まで。昨日は、私は台本、和田さんはチェックノートをもって、山手線の中で稽古しながら帰りましたよ。あーだこーだ、その役のこと、まるで生きている人物のように話す。こういう事も芝居をやっている楽しさの一つ。

さて、20日、初日です。降板した女優さんは無念だと思う。だから、絶対頑張る。

(ゆか)

☆立花あかね的 絶対変化

立花あかね「AkaNetCafe」

アトリエを構え、新しいメンバーである鈴木恵美子(制作)・高木充子(演出部・俳優)を迎え、新生ラ カンパニー アンの誕生である。

2月だけど。新年からとか新年度からじゃないけど。

これで、公演毎に燃え尽きる「自転車操業」状態が少し緩和されることに期待が高まる。あ。資金面では全然変わりないけど。

新年ラ カンパニー アンは動き出したばかり。これからもよろしくお願いします!

(あかね)

☆清木場直子的 絶対信頼

清木場直子「げんばのきよこば」

久しぶりに映画館で映画を観に行く。舞台は、しばらく行ってないなぁ。

さて、映画は、トニーレオン主演の「ラスト コーション」。濡れ場が話題に取り上げられているけど、いやー必要なシーンでしょ。と、思った。うんうん、そうでないとラスト、そうはならいよ。

公開中だから、くわしく書けないのが残念だが、最初の無表情な顔からだんだんと、気を許していくトニーレオンの目には、じんとくる!!(まあ、大ファンだからってのもありますが、そうでなくても感情移入できる!)

私、日本の俳優さんでトニーレオンのような俳優さん知りません。

さて、最近探し物をしていたら過去のいろんな手紙やら物やらが出てきてひとり静かに過去にひたってしまった。人の気持ちのなんの保証もない不安定な関係性よ!!

人を心底信じるって難しいもんねぇ。あ、決して私が疑い深いとかじゃなくて、みんななんのよりどころを持ってお付き合いしているのかなぁ。

と、いう点に気をつけて、今後芝居を観たいと思った。

(きよ)

☆成本千枝的 絶対打鼓

成本千枝「なるちえ熱」

12日 アンのミーティング
今年の活動についてのミーティング。新しくメンバーになった高木充子さん。私はこの日が初対面。

16日 ジャンべWS
先週より人数が多い。それぞれのジャンべで音の高さや、質が違うので、全体の音で聞くようにとのこと。自分の音だけを追っていこうとすると、縮こまってしまう。どーんと、大きく全体をみるようにする。

難しい、早いと感じるリズムは、一度ひいて全体を見てみるか、ぐっとよって細かく見てみる(一音単位までよって)ほうがよいとのこと。なるほど。

ずっと全体の音で聞いていると、自分は音がでてるのか?と思うが、間違えてとまったりすると全体の音から抜けたのがよくわかる。音、でてたんだ。安心する。誰か一人がとまるだけで随分違う。そして、同じリズムをたたいているのに、どんどん変化していくのが面白い。

その後、アンのミーティング。

初めてお会いする方の多い一週間。 今後もよろしくお願いします。

(なるちえ)

☆高木充子的 絶対稽古

(高木充子)

高木充子です。晴れが続いて陽射しが嬉しい毎日です。現在参加させていただいている箱庭円舞曲の公演まであと10日となりました。タイトル「お前がダメな理由」。

…。

自分が言われているのかと思いました…。公演に関すること以外がだんだん削ぎおとされて、毎日がスーとつながって行きます。夢の中でも稽古場にいる日々です。この道の先に初日が!

(みつ)

☆制作鈴木恵美子的 絶対理解

鈴木恵美子「お加減いかが?」

先週は、プレタポルテの「小さき神の作りし子ら」のお手伝いに行ってました。聾者と健常者がわかり合うこと、障害者が健常者の社会に入ることの困難さ、なんてことの描かれた素敵なお芝居でした。

私自身はここ数年、精神科と言われる場所に勤務しているので、精神障害者が非常に身近です。彼らだってもちろん障害者で、私達も彼らの社会復帰のために奔走しているので、お芝居全てを自分の仕事とオーバーラップして観てしまいました。

私自身は看護師になった当初から、精神科に限らず患者さんの気持ちがわかるなんて傲慢なことを思ってはいけない、同じ病気にかかったってその人の背負っているものによって思いは違うんだから。と自分に強く言い聞かせて働いて来ました。今でもその思いは変わっていないので、まあ私が障害者の気持ちがわかるとはもちろん言えないけれど、理解したいと思ってることを伝えることはとっても大切で難しいことなんですよね。同情でも尊敬でもなく、ただ理解したいと思うこと。自分の気持ちをそんなふうに保つことだって難しいのに、相手に伝えるって更に…。鈴木的に全編気持ちが痛い芝居でした。

(えみこ)

(2008.2.22)

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箱庭円舞曲情報追加(右欄)。あと、水木さんが出る「hg」って風琴工房の詩森ろばさんの脚本・演出なんですね。どういう関係なんだろう。「hg」は「HG」じゃないんだろうなあ。大違いだ・・・。水銀は「Hg」だけど・・・?(じんぼ)

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