2007年9月第3週
10日(月)
いよいよ、加藤健一事務所公演「コミックポテンシャル」の稽古初日。本をざっと読む。大爆笑。終わってから顔合わせの飲み会。江古田って本当に楽しい街。雑貨屋で箸置き買った。
11日(火)
911。この季節はいろんなことを考える。人がやることを人が止められないわけはない。戦争は地震や台風とは違う。
稽古が終わってから中野へ。伊藤馨君より、いわき行きの列車のチケット受け取る。劇作家協会主催の「ドラマリーディング〜演劇の可能性〜 」で、リーディングするのだ。題材は秘密だそうだ。行政機関「いわき芸術文化交流館アリオス」の協賛でもある。別役実さんとご一緒できる。いいトコ見せるぞ!鍛えとこう!
12日(火)
稽古終了後、アンのワークショップ。こつこつと積み重ねてきた「ネタ」を披露する。日本の俳優たちはこういう時間が圧倒的に少ないんだ。終わってから、成本千枝をアンのメンバーに誘う。即ケツ!たのもし。
13日(木)
築地に行く。海鮮丼!すごく疲れた。
14日(金)
稽古後、上野から、スーパーひたちに飛び乗って、いわき市へ。ちょうどワークショップを終えた、伊藤馨、長谷基弘両氏と合流。秋刀魚の刺身。蛸の刺身。演劇論演劇論。
15日(土)
10時集合。キャスティング発表。日本劇作家協会のオンデマンド出版「二十一世紀戯曲文庫、ベストセレクション」という画期的な戯曲紹介のシステムがある。詳しくはこちら。この中から40人を越える参加者を作品とシーンごとに振り分けるのだ。 『オッペケペ』福田善之、『修学旅行』畑澤聖悟、『裸でスキップ』鈴木聡、 『宮城野』矢代静一、そして、別役実氏の「ポンコツ車と5人の紳士」(これは三一書房から)。私は可愛い女の子チーム(含む高校生)を従えて別役作品をいじらせてもらいました。ちょ^^^^^^^楽しかった。そして、なんと、「宮城野」初見でリーディング。という…実験材料?になりましたよ。これも、自分の実力を試すものすごくいい機会だった。長谷君馨君、お疲れ様。ありがとう。夜は、別役氏を含む打ち上げ反省会。福島県には次々と劇場がオープンする。演劇を高校の授業に取り込んで、理解力を深めるカリキュラムも成功している。関係者の方々と熱く話した。高校演劇の指導者の中にはとんでもない人がいる。啓発的な実験をする人や、実地を踏まずに論理だけで、トレーナー面している人もいる。「認可制」にしたらどうかというアイデアも出る。
16日(日)
いわき市周辺をドライブ。天気良かった。秋刀魚が安くて美味しそうで。豊かな海の幸。これまで何万年も私たちを養ってくれて、こてからも永遠に命を支えてくれる海。傷だらけの有明海を思った。足湯に浸かったりして帰京。
取って返して、「非戦を選ぶ演劇人の会」のミーティング。来年は少し大きな規模でやります。予定は8月末。多分、アンも制作面で今年以上に責任が重くなるだろう。状況の厳しさもひとしお。終わって、西川信廣氏、関根信一氏、藤井ごう氏、そして実行委員になりたての相馬杜宇氏らと飲む。明樹元気!西川さんすごく楽しそうにしゃべってる。辛口冗談が不謹慎でなくきちんとユーモアになるのは私たちも学ばなければ。
こういうときも助成金等の書類関係がこつこつ進んでいきます。メールは飛び交う。みるみる受信BOXが溜まっていく。私は勘弁してもらっています。ありがとう。
さて、ここに新しいメンバーのナルチエこと成本千枝のコラムも加わります。どうかよろしく。
(みずき)
☆明樹由佳的 自己鍛錬 |
9月10日
11日
12日
13日
14日
15日
16日
稽古してます、自己鍛錬!
(ゆか)
御母堂伝説で演出助手をしてもらった、HOTSKYの釘本光ちゃんと打合せ。次回公演の振付をやることになったのだ。“音”に振り付けることになりそう。「ここで雪女が消えるんですよ。そんな感じで…」あ〜、消えるのね…。
バレエレッスン。おお、体がだんだんパを思い出していく。
水木さんのボイストレーニング。むむ。新しい発見が一杯で興奮気味。しかし、その耳になって人のセリフを聞くと、納得いくことばかり。
娘共々ダウン。う〜ん。
罠の狼に出てもらった、関根さんの芝居を見に。演出もいつかご一緒したい方なのだ。さて、どんな可能性があるだろう。
ジェストダンスWS。29日のイベントの稽古。
御母堂に出てもらった向後くん、蛇苦死と罠の狼に出てもらった岸浪綾香ちゃんの出ている、ヒンドゥー五千回「渋柿の行方」を見にいく。当たり!面白い。
プロダクションの教え3クラス
☆立花あかね的 自己認識 |
また今週も内輪でボイスワークショップ。
「俳優は自分の体のすみずみまでコントロールできなければならない」ということは、演劇を始めた当初から多くの指導者に言われてきたし、自分も演劇をやっているにあたって実感してきた。最近になって“具体的にどこをどうすればいいのか”が頭では少しずつわかってきた気がする。「頭で理解する(論理的に理解する)→体におちてくる」という方法は、私に合っている。体におちてくる日も近いか!?
自分が今まで受けてきた演劇の教育は、説明もなく「このメソッドをやれ」か「必死にやれ」という精神論的なものばかりだった気がする。しかし、その「メソッド」や「精神論」には、意味やそれを編み出した人の経験がたくさん詰まっていると思う。教育を受ける方は、その意味や経験を自分の想像力と論理的解釈力を使って自分のものにしていかねばならないとは思うのだけど…。演劇を始めたばかりの若い人間にそれを丸投げするのもどうかと思う…。
人間は、せっかく「言葉」という手段を持っているので、うまく「言葉」を使って交わっていくことの大切さみたいなものを最近はすごく考えている。
(あかね)
☆清木場直子的 自己懐疑 |
今週の私のアンとしての活動。メインは書類作成です。頭を悩ませています・・・しばし忘れよう。
12日 ボイストレーニング。じぃーっと自分の身体の中の「ある場所」を探す。なんともいえないうすらした感覚なのだ。時間が経つのもあっという間。
はっきりと自分の場所を探し、声を響かせ、それをセリフとつなげるにはまだまだ私には、時間がかかりそうだ。
何やってきたんだろうか・・・
15日 29日のイベントで踊るジェストダンスの稽古。今回はたくさんの人数で踊る。ひとりひとり全然違うことを改めておもしろいと思う。
演劇ってなにかなぁ。私にとって演劇ってなんだろう。
(きよ)
(2007.9.18)
成本千枝さんって先日の「御母堂」に出てた人だよね。どの人だろう・・・? 覚えてなくてすみません。って言うか、私ひとの顔を覚えられないダメ人間なんで・・・って言うか、ここに顔写真載せようって前から思ってるんです。水木さんが小劇場界のアンジェラ・アキって言っても(私しか言ってないけど)・・・誰もわからないよねえ。(じんぼ)