2007年9月第1週


27日(月)
次回公演の資料を持って、行きつけの海へ。一泊の小旅行だ。この一泊しか時間が取れない。むさぼるように読む。お酒も少ししか飲まない。泳がない。ワークショップでの体験をまとめようと思うが、うまくいかない。

28日(火)
絞り込めない。次回の打ち合わせのときに少しでもメンバーに伝えられるようにと、思うが。皆既月食。天気はよかったのに、月の上る時間が近づくにつれてもくもくと雲が沸く。無理。でも、圧倒的な自然(私たちの肉体さえも)の中に生きている心を動かす仕事だから、もっともっと自然と仲良くしなければなあ。帰京。

29日(水)
健康診断。読み残した本を読む。家事などする。すごく家の中がきれいになった。料理とかしてみる。テヨから毎日電話がある。日本での生活がとても刺激になったようでこちらも嬉しい! 何度も何度も作品を一緒に作りたい。急に健康に気をつけてみる。

30日(木)
ワークショップでの成果を元にメソッドをまとめようと思うが、資料がそろわない。夜は中国武術の稽古。手も足も出ないとはこのことだ。最近、他人事のように経過を見守ることが多いなあ。歳とって、少しのんびりした性格になってきた。

31日(金)
昼間、コーヒーショップで本を読んでいたら、隣の席で8歳くらいの女の子がお母さんに叱られ始めた。
「どうすんの?!宿題、間に合わないよ!」
「どうしよう」
「どうしようじゃないよ!なんか考えてんの?お母さん、手伝わないからね?」
「あああ」
「あああ、じゃないよ!お母さんが、あああ、だよっ!」

そうか、もうすぐ夏休みが終わる。

夜、吉祥寺マンダラ2に「あなんじゅぱす」のミニライブを見に行く。ZABADAKがゲストだ。パリから一時帰国中の清野美土氏のハモニカの美しいこと!「こうしたい」ということが的確に伝わってくる。こういうところで吉良さんや公子さんと出会うと、骨太な「本物感」に打たれる。何だか私が誇らしい。ひらたよーこさんの日本語のきれいで豊かなこと。こまつ座の旅中でしょうに…。バイタリティーあるなあ。

9月1日(土)
M.O.P.「エンジェル・アイズ」マチネ。コスプレ、かくし芸満載の、お楽しみ会!皆、楽しんでいたなあ。客席も大乗だった。

2ステージ大変だろうな。ここまで大変なことは劇団でしかできないよな。と、うらやましく思う。

2日(日)
本読んで掃除して料理して…日本語について考えてみる。東京に出てきてから30年過ぎたが、今でも九州弁のほうが自由にのびのびと気持ちを表現できる。発音にしても、果たして正しい「音」なんてあるんだろうか? しかし、明らかに、聞き取りやすい「音」はあるなあ。

(みずき)

☆明樹由佳的 再構成

明樹由佳

〜声をあげよう女の会〜

ジェストダンスのWSの参加者で構成されるグループ(メンバーは流動的)“アンテリア”で、イベントに出演いたします。只今稽古中です。第8回 表現者はリレーする 『今、語り描き写し歌い舞うとき』2007年9月29日(土) 青山国連大学並び 東京ウィメンズプラザ にて。私たちは一部14:00〜にて舞わせて頂きます。二部17:00〜は映画『六ヶ所村ラブソディー』の上演です。

「祈りのあとに」の中のひとつのパフォーマンスを再構成いたします。この会は2004年、イラク戦争に自衛隊が派兵されたことにたいして「反対の声をあげよう」と、女性たちが呼びかけあって立ち上げた会です。一部では、この会に賛同するグループがあらゆるパフォーマンスをリレーいたします。是非見にいらしてください。問い合わせ09099642616(和田)

(ゆか)

☆立花あかね的 再鍛錬

立花あかね

アンの短期集中ワークショップも終了し、公演後の制作的後処理事務作業が佳境となっている。そして9/29には、由佳さんのジェストダンスクラスの生徒たちのグループ「アンテリア」でイベント参加する。1曲だけの参加だが、早速、クラスでは練習が始まった。

公演を終えて、ジェストダンスの自分的課題が増えたが、その中でも一番の課題は「音楽のグルーヴにのる」ことである。残念ながら、私はリズム感がない。しかし、リズム感のない私でも「音楽にのる」ことはできる…はずだ…。ジェストダンスは「ジェスチャー+ダンス=ジェストダンス」なので、バレエやジャズダンスなど、踊りの基礎がなくても踊ることができる。しかし、奥が深い…。

例えば、花を表現するジェストダンスがあったとしよう。ジェストダンスは主に手を使う。つまり、手を使ってジェスチャーで花を表現する。その表現が拙いと表現が成り立たない。そして、演じている者自身がそのジェスチャーに本当の花を見ていなければ、これまた表現が成り立たない。じゃあ、その2つがクリアーできたら表現として成り立つのか?と問われたら、はい!と断言はできない…。そこで、ジェストダンスの表現に強い味方になってくれるのが「音楽のグルーヴにのること」、つまり、音楽のチカラに助けてもらうことだと思う。公演でも先日のワークショップでも「音楽のグルーヴにのれ」というダメ出しが毎日のように出ていた。これは音楽的カンがないとダメなんだろうか。いや!「Catch the groove!!!」を合言葉に、日々鍛練しよう。

(あかね)

☆清木場直子的 再作業

清木場直子

27日さっそく教わったボイスのトレーニングをしてみる。頬よりやや下外側や舌の下が、ちょっぴり痛い。筋肉痛でしょうか? ほんの少しの意識で使うところが、はっきりしてくるもんなんだなぁ。しかし、早くもめげそうになる。音を出している場所を意識するときは、やはりそれだけに集中する必要があるけど、舌の運動はそれだけやるっていうのは、私はすぐに飽きてしまうため何かをやりながらすることにしました。バイト中とか茶碗洗いとか。時々いつの間にか自己流になっていて言われたことと実は全然違うんじゃないかと不安になる。口の中の運動が、顔のエクセサイズにならないかと・・・邪道な気持ちが浮かんだりもする。漠然と持っている不安は、コツコツこういうことをやることで解消するしかないだろう。

29日 あかねちゃんと書類作成の打ち合わせ。・・・一人ではめげます、この作業。楽しく乗り切るためには、一人より二人。二人より三人。31日は由佳さんのところで打ち合わせ。書類作成も以外と楽しいものだ!

(きよ)

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(2007.9.4)

「アンのメソッド」か・・・。明確なようだけど、文章などにまとめるのは大変だ。まあ、演劇表現ってのはコトバに置き換えるのは元々難しいんだけどさ。抽象的な表現でしか伝えられないことが多いし。さて、どうすんでしょか? 興味津々。(じんぼ)

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