2007年8月第5週


うわあ!macが突然、鉄板焼きの鉄板のように熱くなって、プッツンしました。本番に影響ないので、それほどストレスもなく、思い出を失くすことには慣れてしまって、電脳ジプシーの由佳のために初期化していたけど、全く始める気配がないので、売ろうと思っていたPC引っ張り出して書いています。神保様…また遅れてごめなさ!

今週は la compagnie An のworkshop。アンの考える「体」「声」「言葉」

「からだ」と「こえ」と「ことば」と「えんぎ」について、アンのスキルを見直し、研究研修作業する。今回「御母堂伝説」の上演で一番悩んだのは、演技陣のあまりの技術の幼さ。現場の俳優として、何年もかけてメソッドを調えてきたがメンバーにはほとんど理解実践されていない。今年の後半で、きちんとした形でまとまようと思う。

20日(月)
あかねチンとふたり、千葉(哲也)君の演出出演する「ここからの距離 - The Distance From Here - 」 CoRichBLOGに少し書きました。なんか、少し前まで、生きるの死ぬのとしがみついて芝居作っていたのに、観客席と舞台というあの世とこの世くらい遠いところにいる。不思議。ま、あの世とこの世くらいしか離れていないけれどね。

21日(火)
ワークショップ用の台本書き。今回のタイトルをどう決めようかと迷っているところに。デザイナーM氏から呼び出し。

求める気持ちがあれば、私は砂漠で相手は井戸だ! ビジネスでのヒントが演劇のメソッドつくりのヒントになる。志ひとつで、駆け引きも美しい調和の手段になる。声が出なかったり芝居が下手なのは「嘘をつきたくない」というイノセントな心の動きによるところが大きい。私 心 穢れていませんよ、と、人に証明していたくなる。そこのところを、うまくいい演技と結び付けてもらわんとなあ。あたしゃ、わりとそこはうまくいく。でもね、まず、砂漠になるところが、みそ。

22日(水)〜26日(日)
スペシャルサンクス 伊藤馨(けいくん) 諸橋孝行(もろさん) 呂さん(謎の中国人ビジネスマン) 佐藤拓之(たくちゃん) ミラクル様 中華料理「北京」

今回、明樹とともに体と声のウォーミングアップを整理した。日本語は母音でできている開音言語で、その母音は5つしかないという錯覚が日本語を痩せさせて本当につまんなくしている。若い人やスタイリッシュな人が使いたがらないのも無理はない。この辺に重点を置いて、まとめよう。っと。

(みずき)

☆明樹由佳的 研究工房

明樹由佳

ああ、そう?そうなのかしら。そうなんだね。…そっか〜!いきなり分かることってあるね。ずっと言われて認識していることと、実感することの間には時差がある。私達も“参加”したアンの短期WS。日曜日に終了しました。今回数チームが同じ題材でシーンをつくりました。本番のための稽古だと、自分の役をやるので見えないものが、人の芝居をみながら見えてきました。人それぞれだから、その人がひろったものと、私がみたものは違うと思いますが。自分自身を育てる事と、テクニックを磨く事、それはコツコツと積み上げなのだと、改めてて肝に銘じた数日間でした。

(ゆか)

☆立花あかね的 研究工房

立花あかね

今週はアンの短期集中ワークショップを開催。今回のワークショップ全体の課題は、芝居をよりドラマチックにより面白くしようとする俳優としての「志」、相手のために自分はいるんだという「善」。

「志」も「善」も、自分に夢中になるとすっかり忘れてしまう。「志」と「善」は根底に持ちつつ、そのために自分は具体的にどのように芝居を作るか…を考えられるようになりたい。「志」と「善」は“俳優としての誇り”なのかもなぁ。

(あかね)

☆清木場直子的 研究工房

清木場直子

8月22日 23日 24日 25日はアンのワークショップ。26日は発表会、次回にこのことについて書こうと思う。

舞台本番が終わり、すっかりバイト生活に追われていたが、22日ワークショップの初日。なんでしょうか、緊張しました。テーマは、志 と 善。作品をいいものにしようという高い志と、どうやったら相手がやりやすいように自分ができるかという善。今回実際自分が演じる時どうやったらいいかわからなかった。感情だけでやり取りは、伝わらない。態度を決めなきゃ伝わらない。との言葉に納得しながらも自分の演技には結びつけられない。あぁ。考えてないんだな。考えてるつもりになって。普段の生活にも通じることだな。芝居と自分の人生のことが、ごっちゃごちゃになって混乱する!来週は映画観にいこー。今は、舞台より映画が観たい!

(きよ)

☆西山水木の解説 「志」と「善」について
私はキャッチフレーズが好きなので、今回この切り口で演技のアドバイスを進めてみようと思いました。感情(頭と心)と態度(表情や立ち居振る舞い、仕草)の距離をわかりやすく説明したかった。

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(2007.8.30)

怒られるのを承知で言いますが、こないだの「御母堂伝説」は、以前の「犬の恋」と比べ、役者の芝居に対して不満が残りました。「犬の恋」のときの永井さんや本間さんや水木さんの高いテンションの圧倒的な芝居に比べ、なんか全体的に「ゆるい」感じがした。それだけが不満だった。というか、水木さんの芝居は、「突然クライマックス」なわけだから、それができてないと伝わらないんじゃないのかっても思った。しかし、そういうのって教えてどうなるってもんでもないような・・・いやいや、稽古やってりゃ理解できるはずなんだが・・・。(じんぼ)

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