週刊小丸


No.78(12/12〜12/31)

12月12日〜12月31日

12/12

史朗が映画を撮りたいとか言ってた。が、そのストーリーが「やさしいヤクザもの」だとか。ヤクザの周辺にいる優しい若者たちの青春群像・・・みたいなの。リアリティゼロじゃん。

ヤクザやるんなら「経済ヤクザ」でしょ、と言ったんだけどね。

小丸オンラインでは、前回公演の時、1分の映像をを三つ撮った。今回、3〜5分ものを撮りたい。前回はジャンジャックアトリエで撮ったのだが、今回はロケありだ。で、秋までに15分ものを。ま、厳密に言うと「映画」じゃないんだよね。「ビデオ」だ。テレビに映すものだ。画面から2mの距離で見ることを前提とするもの。

ということで、VJの練習しないと。VJソフト買わないと。1万円ぐらいのビデオ編集ソフトも買う。フィルタがいっぱいあるやつ。あ、D'sGARAGEのVJソフトって使えるのかなあ。モーションダイブってWin用ってあるのかなあ。

12/13

「昇太の夜」@「劇」小劇場に行こうかと思ってたのに、だらだらしてて、結局、行かなかった。清水さんとか彦いちさんも出てたのに。彦いちさんはNHK新人演芸コンクールで大賞取ったらしいので、どんな感じか見たかった。先々週の「笑いがいちばん」に出てた。

夜中にフジテレビでやってたUFOものの映画が良かった。B級ワンアイディア映画なんだけど、ちゃんと作ってあるの。どきどきしたよ。やっぱ、いいよなあ。宇宙人もちゃんと出てきたし。すごいよなあ。「ファイヤー・イン・ザ・スカイ」(93米)

12/14

文部大臣が「バトル・ロワイヤル」をターゲットに文句言ったらしい。ひどい世の中だよなあ。

13日は動物電気の折りこみ。相良さんと二人で行ったのだが、私らの前の団体のバカが一人で、かつ、効率の悪いやり方で折りこんでいるので、予定の倍の時間がかかってしまった。1700枚は、二人に限定してくれれば良かったのに。ってゆうか、一人でも、もうちょっと効率のいいやり方をすればいいのに。たぶん、あれは慣れていないシロートみたいだから、きっと急に頼まれたんだろうな。だから、彼に文句言っちゃかわいそうかもしれないけど・・・。こういう場合は、ヒマこいてた動物電気の制作さんが手伝ってくれればいいのにって思った。結局、最後の15分だけ手伝ってくれたんだけど、3倍ぐらいのスピードで進んで、あっというまに終わったんだ。。

まったく、疲れきったよ。

相良ちゃんが平沢進(P-MODEL)のライブに行ってきたとか。あい変わらずのインタラクティブライブだそうだ。携帯電話とかを使って、選択肢を選ぶのもあったとか。すごいよ。こういう、観客を巻き込むやり方とかを賢弥とかも使えばいいのになあ。もう、普通の客いじりとかって飽き飽きしてるもの。

12/15

■「優勝賞金100万円」という「E−1グランプリ」という演劇バトルのイベントが来年始まる。隔月で予選を行い、決勝は2002年3月だ。

■このイベントを主催しているのが「シアターパブリック」という制作会社。後藤ひろひとのシリアスケースとか西田シャトナーの東京冒険団とかをプロデュースしたとこだ。かなり活発な活動してる。いったいぜんたい金はどっから出ているんだろうか。来年は腹筋善之助劇団を作るらしい。役者の団体とかスタッフの団体とかも作っている。

■かなり気になる団体だ。素性を知ってますか?

12/16

続・折りこみのときのこと。

いやほんと、すごい迷惑なんだよ。「このバカやろー」って思うんだから。きっと本人も「申し訳ない」って思ってると思う。

だって、完全にせきとめてるんだからね。別に彼の劇団だけが一人で来たわけじゃなくて、他にも一人の劇団があって、そこでもせきとまってるんだけど、彼のところは、本人のやり方のまずさもあって、山積みになってんの。見ててかわいそうだと思うけど、本人のやり方が悪いんだから、文句は言えないだろう。で、周りの人に思いっきり迷惑かけてんだから。結局、動物電気の制作の人が「フォローします」と宣言して手伝ってくれたわけだ。彼女も「やばいなあ」って思ってたんだろうね。とうとう、見てらんなくなったわけだ。

だけどね、折りこみに行くと、最近、ほんと、バカが多いって思うよ。せっかく二人で来てんのに、遅いのとか。あと、せまいロビーでやってるのに、公演劇団の人が堂々と場所をとって、イスに座っているのとか、モノを置いているのとか。もちろん、劇団の制作ってのが、必ずしもその道のプロじゃなくて、お手伝いさんが多いって知ってるから、何も言えないんだけどさ。

でもね、「しょうがないなあ」って思うよりも、やっぱ「ハラたった」てことは、こういう場所ではちゃんと表明しておくべきだと思う。えんぺに書きこもうと思ったんだけど、とりあえずはこっちに書いてみたんだ。折りこみの問題は、えんぺにちゃんと書くつもり。

問題は、

1、折りこみの受付が「二人で」などと明確にしない
2、明確にしても「一人」で来る劇団がいる
3、せきとめているところをフォローすべき
4、場所をきちんと作るべき(公演劇団がコントロールすべき)

動物電気は、1時間ごとに受けつけたらしく、私たちは18時からのグループだった。19時からの劇団も来ていたけど、遅れていたため、場所がなくて、なかなか始められなかったんだよね。

結局さ、折りこみに関する情報の共有がないのが問題だと思う。その意味で、やっぱえんぺでいろいろな注意点を書いたほうがいいんだろうなあ。

12/16

アゴラからDMが届き、アゴラでも液晶プロジェクターのレンタルを始めたと書いてあった。が、そのレンタル料が1日4万円だと。一般のレンタル業者なら1日6万円っても書いてあった。知らなかったよ。タダで貸してる俺って・・・すみません。

あと、簡易印刷の値段が、1枚3円ぐらいって書いてあった。この値段だと今平のとこのオフセット印刷と変わらない。アゴラもいいかげん値段を下げて欲しいよ。最近、今平のとこよりも安いとこ見つけたんだし。今平のとこよりも安い理由は、オフセットじゃなくて、なんか、ダイレクト印刷とかいうやりかただからだとか。

そういえば、えんぺに「1枚1円で受注します」という広告が出てた。王子小劇場が簡易印刷機を導入したんだって。そりゃ安い。もちろん、公共施設を使えば、紙を持ち込めば、1000枚刷っても50円。

12/17

●役者の応募が少ないので、もうちょっとチラシまき続けます。とりあえず、来週、清水ライブが500枚、関田・石橋らのやつに250枚。もうチラシがないので、某所で印刷してくる予定。

●関田、石橋、布施らが出る劇団コスモルの旗揚げ公演は、12月21日〜23日に東中野エウロスで。花歌出身者の砂糖マキ、メグらも出演。思えば、花歌の旗揚げもエウロスだった。さて、大岩が舞監をやるというので、そりゃもう、大騒ぎだよな。私は22日に行く予定。

●あと、ストアハウスのぺ天使にも折りこみたいと思っている。ぺ天使好きなんだけど、年に1回しか公演しないんだよなあ。

●ストアハウスに行ったら、ついでに来年5月のやつの契約をしてくる。1週間45万円に決定。安くして、とか言ってたけど、いろいろ迷惑かけてるので、値段は下げないことにした。そのかわり、パーライトをおまけしてもらう。契約時、1割の45000円を払う。どっかから調達しないとならない。

12/18

来週の予定は、月曜「シアタートーク」、火曜「稽古」、水曜「賢弥稽古または清水ライブ」、木曜「ミスタースリム」、金曜「コスモル」、土曜「ぺ天使かトリのマーク」、日曜「ゴキコンかエレクトロ・カーディオグラム」、しかし土日は仕事してるようにも思う。月曜が下版日だもの。

あと、映画みたいよー。見たいのは、ダイナソー、シックスディ、バーティカルリミット、カル、13デイズ、バトルロワイヤル。

そう言えば、たけちゃんちも手入れにあったらしいね。一昨日、テレビで「歌舞伎町のホストクラブが一斉手入れ」とかやってたんで聞いてみたら、予想通り、手入れされてた。営業停止にはならないんだとかで、でも、始末書書かされたらしい。子供を店に入れてるかどうかが「逮捕」の分かれ目だったみたい。

10月には史朗ちゃんの店も手入れされたっけ。歌舞伎町も大変だよな。

12/18

リアルプロデューサーをゲットしようと思ったら、プラスは有料だとか。オーサリングキットだけじゃダメで、プロデューサーが必要なのだ。で、探したら、ベーシック8が無料。ダウンロードしようと思ったが、ふと、雑誌の付録CD−ROMを見たら、8の日本語版がついてた。英語版は8.5。このさい8でいいや。

@ニフティの@ホームページに登録。こんどは自作CGIとかも自由に使える。あと、こないだまで5MBリミットだったんだけど、いつのまにか10MBに増えていた。こうなると、3WEBをやってる意味ないかもなあ。ま、@ホームページの方はストリーミング動画でいっぱいになるかもしれないので、とりあえず来年夏までは両方とも生かしておく。

そういえば、東京の世田谷区赤堤ってとこでは、大阪有線の新会社の提供で、100Mbpsが実現している。恐ろしいことだ。ADSLだって、数メガから10Mbpsだもん。ウワサでは、100Mbpsもあると、人は廃人になってしまうとか。そりゃそうだよなあ。サル状態になりそうだ。2005年ぐらいには2000万世帯以上で、10Mbpsは実現する。とりあえず、来年にはったらADSLで私も10Mだよ。5000円ぐらいだものね。

■史朗に、HPで公開する裏稼業日記を書いてと頼む。史朗曰く「でも、スマキにして東京湾に浮かべたとかって『事実』とかは伏せたほうがいいですよね」だって。怖すぎるっちゅーの。私は「そういうのは、現場を見てないんだったら、あいまいな表現にしておこうよ」と助言した。

ストリーミング配信実験中。やっぱ回線遅くて、すぐに止まる。

●時かけさんの予告編はダウンロード配信だけど1Mぐらいあるんだ。
●私のストリーミング配信のやつも1Mある。でかすぎるってば。

12/18

●15時、スズナリで清水宏ライブへ折り込み。500枚だが、15分で終わる。テーブルがあったんで、イスに座ってやれたし、楽チンだった。

●竜介がいたので、彼らの年越し公演(12/29〜1/3)のことを聞く。塚本拓哉が出演する。稽古は佳境に入っているらしい。年内は賢弥ライブと重なるので、年が明けたら見に行く予定。が、帰省もしないとならない・・。

●吉田愛弓がいたので、近況を聞く。バイトの日々だそうだ。3月ヒマか聞いたら、金がない、とか。んもー。 ●今週の折り込みは21日に2ヶ所(エウロスとストアハウス)。ストアハウスでは来年5月の契約をしてくる。45000円調達済み。

●スズナリからセシオンに直行し、印刷。B4を500枚。半分に切って、これで1000枚確保。50円だもんね。1枚単価は0.05円(紙代別、紙はドンキホーテで買った)

●夜は、渋谷のシアタートークに行く計画だったのだが、徹夜のためダウン。とほほ。目が覚めたら11時だった。がーん。週刊FSTでシアタートークを紹介しているのに、私はまだ見ていない・・・。いいのか>オレ。

スズナリに行ったら、二つ森さんも折り込みをやってた。なんでかと聞いたら、下北沢演劇祭のやつなので、「私がやってんの」だって。下北沢演劇祭・・・スズナリ九龍城から1年がたつのね。しみじみ。

二つ森さんが折り込んでいたチラシは「寺十佃企画」のやつだ。そのチラシには寺十さんの紹介として「'99日本インターネット演劇大賞最優秀男優賞なんか受賞してるし。」とあった。えんぺで選んだっけ。

この企画には天野天街さんも出演するとか。「だいじょうぶなんですかねえ?」と尋ねたら、「それが心配なのよ。」と言ってた。私が「酒飲ませないようにしないと」と言ったら、「いや、飲ませておかないとなんないの」と。やばいよなあ。

あ、この寺十佃の公演の舞監は上村さんだ。

●新宿のヨドバシでビデオ編集ソフト購入。「デジタルビデオスクラッチ」(メディアビジョン社)1万円。

12/21

今日も、役者の応募があった。大阪から芝居やりたくて上京してきたという女優さん。未経験。

で、昨日の稽古にスタッフ募集に応募してきた人がいた。が、実は、今はやりの「演劇制作の受託代行会社」だった。個人でなくて、会社だった。なんなんだろう。代行会社が成立する時代なんだよなあ。不思議だよなあ。どうなってんだよ、この演劇状況は。

その会社は、演劇制作に関するすべてのスタッフを擁していて、なんでもできます状態だった。映像関係も取り揃えていた。で、小さな劇団の制作を請け負い、大きくすることを目的としているという。

最近関った公演のチラシを見せてもらったが、ほんと、聞いたことないような劇団が多かった。全面的にバックアップしてるんだとか。

あ、本間しげるを今度から請け負うんだとか。本間しげるは前の事務所を辞めたとかで、リスタートみたいだ。

でもって、「今度、全面的に請け負うことになった劇団ってのがあるんです。知らないかもしれないけど、『カプセル兵団』って言うんです・・。」

おいおいおい。狭すぎるぜ。

小劇団の制作を請け負う会社って、商業演劇なんかも手がけているところが多い。でも、その会社は、イベントを扱っているらしい。それで稼いでいるんだとか。

・・・しかし、よくわからんよ。どういうビジネスモデルなんだろうか。

12/21

●14時。東中野エウロスでコスモルに折り込み。大岩・川端のコンビで仕込んでいた。ぼちぼち通し稽古をやろうか、という状態。ゲネはやらないみたい。この日の夜が本番なのだが。ま、ゲネにはならんということか。バンドが入るみたいで、そのセッティングが始まっていた。

●折り込みには細田も来ていた。チラシができあがったとか。キャストが変更になったと知らされた。塚本がNGになったらしい。まあ、まだ2ヶ月あるから大丈夫だけどね。まあ、大変だよなあ。

●江古田に移動し、ストアハウスで「ぺ天使」に折り込む。500枚は20分で終わった。その後、ストアハウス事務所で来年5月の契約。金払って、領収書もらって、5分で契約終了。

●帰り際、ぺ天使の未生さんたちがいた。今回は公演を見れないかもしれないので、なんか嬉しい。ぺ天使は第二回公演ぐらいから毎回見てるんだけどなあ。

●一旦帰宅し、照明機材を持って、賢弥ライブの稽古場へ(光ヶ丘)。

●音響さんが来ていた。今回の音響さんはプロとして生活している人。新生館の壁塾の公演についていた人らしい。で、すぐにビデオと照明をセッティングして録画の準備。が、賢弥がテープを忘れていた。近所の写真屋へ行ってテープ購入。miniDVのテープだ。1000円もするのね。

●ネタを4本録画。その場で作ったネタなので、クオリティはいまいち。音響さんはバカ受けしてたけど。公開は年明けになるだろう。編集しているヒマないよー。

●賢弥日記が届いていた。日中、賢弥は東大に行ってきたらしい。清水さんが駒場に行ったんで、賢弥は本郷にしたんだとか。それも理科系の方に行ったみたいだ。間違ってるよなあ。iモード頁にはダメだけど、インターネットのページには道着姿の写真を掲載する。

●金濱さんからメール。パソコン入手したとか。

●大森の昔話は面白かったなあ。あいつ、子供の頃、一か月監禁されてたことがあるんだと。かっこいいぞ。

●オープニングムービーは町田、古川、大森の『殺戮三姉妹、渋谷を行く』に決まり。

12/25

新人3人を集めて稽古しまくりました。7時までは、あれこれ状況説明とかしてて、7時過ぎから基礎的なことを。あ、岡本くん(大学2年生)出演決定。

中川さんと石塚さんは、この日が最初の稽古。ちょっと様子見だ。明日とかに電話してみようかしら。どんな印象を持ったのかなあ。

年明けからは、例の大阪から芝居やるために上京したという子が加わる。でも、新人10人獲得計画なので、募集の折り込みを続けないとならない。セシオンでせこく500枚×2で印刷してないで、また今平に頼もうかなあ。でも、その2万円が出ないんだよなあ。

12/26

上田が撮った映画が、第3回インディーズムービーフェスティバルで入選したとかで、ビデオ化され10月20日よりツタヤとかでレンタル開始。

というのを聞いたときは「すげえっ」とか思ったけど、このイベント、入選してからがスタートなのね。ま、応募は493本あったとかで、入選は48本。これをビデオにしてレンタルし、見た人からの投票などで、グランプリを決定するんだとか。結局、グランプリ取らないと、意味ないってやつだよな。

上田の作品には村上航とかが出ている。タイトルが「御茶と麦酒」で35分作品。コピーが、

「東京の下町に住む和雄とかな子は結婚を誓い合っていた。だが、突然のリストラに気力を失い毎日ブラブラする和雄に、かな子は苛立ちを募らせる。そんなある日、彼女の前に一人の女性が現れた。」

だってさ。なんか、静かな演劇っぽくて、やだなあ。

来年6月までに出ていく小屋代などを計算し、収入と対比してみたけど、すげえピンチだよ。やっぱ年200万のシゴトをケンカで棒に振ったのが悔やまれるよ。反省してないけど。

そんで、年内にシゴトが終われば、今月もちゃんと請求書切れたんだけど、おわんなかったから・・・やべえぞ。

とか言って、ピンチなのに、ノンキな私。ま、クリスマスも正月もなく、働くんだけどね。とーとーケーキ食わなかったし。

12/28

ぺ天使の未生さんがうちのHPに書きこみしてた。げげっ!

結局、見れなかった。ミスタースリムカンパニーも見れなかった。めんぼくない。また、借金増えてしまった。ゼニないので、正月帰省ができない。いいさ、どうせ、クリスマスも正月もなしで働くさ。

えんぺの一行レビューでぺ天使が褒められてた。すげえくやしい。見たかったなああ。また1年、会えないのかなあ。

未生さん、がんばって半年に1回ぐらいやってくださいよ。いろいろ大変なんでしょうけど。何が大変なのか、知らないけど。

なんだったら、次回公演のときに取材させてください。週刊FSTAGEで大々的に取り上げますから。たいして力ないですけど。

しかし、びっくりしたよ。

12/29

2000年の演劇界ニュースベストテンを選んでいたら、驚愕ニュースが起きたね。ぴあのリニュアルと、シアターテレビジョンの倒産だ。

ぴあは、12月の初旬に「チケぴに登録したいんですけど」と電話したら、チケットの発売日が2月末なら、登録は1月でいいんです、とか言って先延ばしにされたの。今思えば、普通、延ばしたりしないよなあ。登録には金がかかるんで、ゼニの入ってくることを先延ばしにするわけないもん。

来年からシステムが変わるんだと。で、今1万円でチケぴの受け付けができたのが、来年から3万円になるんだと。なんか、聞いたとき、「最初の登録料と公演登録料の合計で2〜3万円ですよね」と私が念を押したら、明言しないんで、不思議だったっけ。・・・そういうことかよ。

でもまあ、おかげでぴあの登録もやめようかと思っているんで、ゼニが浮くよ。チケぴは当分、やれない。

ぴあのやってることは、デパートの末路みたいだが、違うかなあ。なんでも揃える「百貨店」から、テナント貸しの不動産業になったの。その結果、自分でセレクトできなくなって、専門店に負けていったという・・・。「30貨店」になることよりも、「企画力」だと思うんだけどね。テナントから金とることで生き長らえるのは、末期症状だと思うがなあ。

シアターテレビジョンは、もともと、芝居の放送だけでペイしようとしてんのが無理だったように思うが。その豊富なコンテンツを2次利用できなかったのかなあ。あと、公演ビデオ以外のネタが薄かったとも思うが。・・・唯一無二の存在が失敗するのは、へこむよなあ。

賢弥ライブだが、どんなネタをやるかは決まりました。が、その実際のネタを見せてもらってない私。でも、照明プランは終わった・・・いいのか?

ほんとは、小屋入り前の最後の日である明日(28日)の稽古場が取れてなかったんだよ。だから、27日が最後になる予定だったの。でも、急遽、28日の稽古場が取れた(ひばりが丘だって)。ので、通しは明日にして、27日は、一部のネタをやってみたのだ。が、全くできていなかった。フリートークは、やってみたら1時間を超えていた。40分弱にする予定。15分は切ってやったけど。

ネタ自体は、うまくいけば面白くなりそうなんですけど。

お手伝いで制作をやってくれている子が、けっこうできる子で、役立っている。28日の稽古場も彼女が押さえた。可愛いし。壁塾の役者さんらしい。壁塾って、日芸なのかなあ。

殺戮三姉妹のこと

FC7のオープニングムービーだが、「殺戮三姉妹プロモーションビデオ」になる。長女:古川万里、次女:町田知華子、三女:大森愛、です。三人して、渋谷センター街を歩く。セーラー服か、ラルフのセーター。スカートはチェックのやつに小丸指定。ルーソよりは、白の普通のにするかもしれない。ま、3人のふくらはぎ次第ということで。

で、その画に、惨殺シーンをカットで挟む。七つの大罪に従って、ぶち殺した死体の画だ。死体役は全部大島にやってもらおうかな。

んで、七つの大罪だが、「2001年の七つの大罪」というのを考えているところだ。今って、何が罪かしら。

1、ジコチュー
2、ブランド志向
3、差別

とかいうのは普通すぎるか。

4、アンチPC
5、匿名希望>ディスコミュニケーション
6、文化的な事項に対する無理解
7、働きすぎ
8、精神的な老人>終わってるやつ
9、ガキ>大人になれない
10、大人なのにメルヘンなやつ>現実を見ない
11、浪費
12、退屈
13、権威・パワー
14、伝統>過去との連続性>レガシーフリーじゃなきゃだめよ

あ、FC7の舞台は2002年10月です。森の次の次の次の政権。

2001年8月、森崩壊>ジジイ自民党政権誕生
2002年1月、経済スキャンダルにより民主党政権誕生
2002年5月、民主党政権短期崩壊、自民党若手が首相に

12月29日

10時、小屋入り照明を一人で仕込む。助手はいない。舞台は3人が仕込んでいた。装置は、床にパンチを貼るのと、ホリ幕、袖幕を吊るだけ。黒川から借りていたホリ幕を賢弥が忘れた(自宅になかったとか言ってるの・・・大丈夫か?)ので、ストアハウスの備品を借りた。白くないし、幅が足りない。照明は12時半までかかって、吊りこみとパッチを終わる。

1時過ぎからシュート。

2時頃にはほとんど終わった。その後、バンドの人がセッティング。あと、音響の編集が始まる。選曲が終わってなかったみたいだ。それら音関係が6時までかかった。

予定では、4時から場当たり開始だったが、結局、場当たりが始まったのは、6時過ぎだった。ところで、場当たりは頭からやるのではなく、先に2つのネタのところをやると言い出した。バンドが絡むのを先にやるというのだ。が、それが場当たりだとは私は思わなくて、いろいろ複雑なので、流れを確認するためのものだと思っていた。メモリーにいれる都合上、順番にやってもらわないとならないのだ。メモリーには後で流れでやるときに入れようと思っていたのだ。なので、きっかけとかもアイマイだし、照明・音響とかに合わせることもしない「進行確認」を受け入れていたのだ。が、それらが終わったら、バンドの子供が「先に帰らせていただきます」と言って、帰ってしまったのだった。時間の都合で、先に場当たりをやったというのだった。びっくりした。仕方ないので、翌日、もう1度やってもらうしかない。ま、確認だけでもいいだろう。しかし、そういうのはちゃんと言ってほしいよなあ。(結局、もう1度やる時間などなかったわけだが)

20時過ぎから、場当たり開始。21時45分、場当たり中断。ぜんぜん終わっていない。やばいよー。

解散間際、「それじゃ明日もよろしく」とか言って、解散しそうになったので、状況の逼迫さを伝えるため、全員をひきとめ、劇場の外で、ミーティングを開かせる。

翌日の本番の開演は14時で、逆算すると、ゲネを11時には始めないと、やばい。小屋入りが10時なので、場当たりの残りは10時半には始めないとならない。ま、ゲネは11時半開始でも間に合うけど、そうすると開場の13時半までは15分ぐらいしかなくなる。(上演時間は1時間45分ぐらいの予定・・・通したことがないのでわからない)

なので、ゲネをやめて、場当たりをきちんとやることを提案してみる。が、賢弥もゲネ優先を言う。照明としては、ゲネよりも、きっかけの練習が必要だし、ネタを見せてもらった段階での直しも必要だと思っていたので、ゲネカットを許容しようと思っていたのだが・・。音響さんも、ゲネも重要だが、きっかけ通りにできていないところが多いのだから、練習のほうがいいと思ったのだが・・・。しかしなによりも、賢弥自身が「通し」をやっていないことの問題が大きい。それぞれのネタ自体も、一度も「やってない」のだから。そこで、ゲネをやることに決定し、10時半の場当たり開始、その後のゲネ開始を決定。

ということで、この時点でも、ネタは一つも見ずに、すべては翌日回しになった。すべてに対応できる明かりを用意しておかねばならない・・・。とほほ。

12月30日 初日

10時小屋入り

装置の直しが行われていた。私も、明かりの可能性を広げる方向で、手を入れた。

10時半、まるっきり場当たりが始まりそうにない。音、装置関係で作業が続いている。何が起きているんだろうか・・・?

11時、まだ場当たりが始まらない。舞監がやってきて、「準備がどうの」とか言っている。むかついたので、「いいから、場当たり始めようよ。おわんねーぞ」と、小声で怒鳴る。「はい、わかりました」とか言っているが・・・。

結局、場当たりが始まったのは、11時15分。で、場当たりが終わったのが12時5分だった。で、舞監は「それじゃ、12時15分からゲネを開始しまーす」と言い、「急いでくださーい」とか言っている。

12時15分にゲネ開始したら、ゲネ終わりは14時で、それは開演時間じゃないのだろうか、と私は思ったが、誰も、何のギモンも発しない。ま、開演を押すんだろうなあ、となんとなく思う。私ももう、思考停止だもんね。

で、結局、ゲネが始まったのは、12時35分だった。でもって、フリートークはいままでで最長の50分もやっている賢弥だった。状況が逼迫していることを、賢弥が一番理解していないんだ。

ペーパーズという15分かかるネタを飛ばし、ちょっとだけ上演時間を削る。で、ゲネ終わりが14時10分。この時点で開演時刻を過ぎている。

すごかったのは、制作の女の子たちが、ゲネ中に客席作りを始めたことだ。彼女達は何も聞かされていないので、13時半の開場時刻を前にして、客席作りを始めたわけだ。で、13時45分頃、映像担当の大岩に「開場してもいいんですか」と聞いてきた。大岩はその時点で、ことの重大さに初めて気づいたらしく、「こ、こまるさん、大変です。もうすぐ、開演時間です。」と言ってきた。そこで、私は落ち着いて答えたわけだ。「知ってるよ。あ、制作さん、たぶん、開演は1時間押しです。」と。制作さんは悲鳴を上げた。

が、舞台では、何事もなかったかのようにゲネが続いていた。

14時10分にゲネが終わり、照明的に根本的な問題点も幾つか発見したけど、とりあえず、重要な部分から直し開始。制作さんが「開場は何時にできますかあ!」と叫び、舞監は「5分後に」とか答えている。5分で何をせいっちゅーねん、とか思った。音響さんは、無口になっていた。

14時20分、開場。ゲネ終わって10分のインターバルだった。この時点で、開場50分押しだ。

その後、通常通りの客入れが行われ、14時35分、開演。16時15分、終演。

夜の回は、ほぼ定刻で進行した。

12月31日 楽日

12時、小屋入り。本来、開演の3時間前が小屋入り時刻なのだが、音響さんが可愛そうなので、音響さんは12時でいいよ、と言ったら、全員が12時入りになっちゃった。

14時開演。定刻で進行した。3ステ目の入りは12人ぐらい。合計総動員数は54人とか・・・。もう驚かないよ。

16時15分、バラシ開始。17時半、バラシ終了。17時50分、打ち上げ開始。ストアハウスのロビーで打ち上げ。21時から飲み屋に移動するとか。荷物が多くて、2回に分けて搬出したため、搬出担当が戻ってきたのは、19時半頃だった。

20時頃、大入り袋を配布。「大入り」って何?

ちょびっとだけ、小言を言って、20時50分、私だけ帰る。ギャラは後日払われることに。今回も3万円。とほほ。

(つづく)


一覧へ