週刊小丸


No.79(1/1〜1/30)

1月1日〜1月30日

1/3

1/2の夜中(1/3の午前1:30)にやってた大竹しのぶ、深津絵里、松尾スズキ、宮藤官九郎、阿部サダヲのドラマはなんだったのかしら。最初見てなかったんで、誰の作・演出なのかわからない。

あれは、セットおよび、カメラ位置の方法論が違ってたように思う。TBSの時間ですよ、とか寺内貫太郎的セットで、もうちょっと正面から大き目の画でないと。

賢弥ライブの実態、みたいなこと、全部書いてしまったけど、別にそれを暴露するとか、非難するとかが目的じゃない。そこに横たわる問題は、結局、演劇を作る多くの作り手側に存在する問題であることを知っている。賢弥ライブだけが特別なわけじゃない。

同じなんだよね。

何がっていうと、結局、芝居は、作ることが楽しくて、あまり客のことを意識していないってことだ。芝居をやることが楽しい人たちが集まって、作っているもんだから、まさに「芝居をやる」ことが目的化してしまっていて、客のことまで意識していないんだ。もちろん、客の感想は気になるし、それゆえ作品のできは気になるけど、作っている段階では、「客を楽しませる」ことを最大の目的としてはいない。

そこが問題なんだよなあ。

芝居やって食えるわけじゃないから、作ること自体が楽しめるものでなくてはならない、とは山の手の安田さんも言っているけどね。だけど、なんか、芝居を一人称でやりすぎてるように思う。作ることを楽しむことは確かに大事。だが、それを目的にしちゃって、楽しめたかどうかが大きなテーマになるのは、やばいんだよね。そういえば、賢弥が打ち上げの席で、「今回は新しいスタッフと一緒にやれて、とても楽しかった。満足してます。」みたいなことを言っていた。ほんと、それが一番やばいんだよなあ。客は53人なのにぃぃ・・・。

とはいえ、2001年は、役者の賢弥と付き合っていきます。役者としては、他の人に無い才能があると信じています。人間的に問題あるけど、役者としてなら大丈夫だと思ってます。

ということで、2001年の「演劇ユニット小丸オンライン」は日本一ケンカの強い劇団になるべく、稽古していきます。

1/3

小丸オンラインの映像を担当するのは映画監督のミッキー・ヤングさんだ。ミッキーさんの素性は知らない。

が、今回の賢弥ライブでミッキーさんの8ミリ映画を開演前に上演した。その作品を初めてみたよ。

それは「KONG」というタイトルのもので、どうやら「CUBE」のあとで、そのメンバーが集まって撮ったようだ。出演は、主演が賢弥で、あと、細田、今平、布施、大島、塚本、稲月、などなど。刑事もののアクション映画だ。

今回はその「予告編」が上演された。どこにも「予告編」という記述がなかったし、賢弥も説明しなかったのでわからなかったろうなあ。あれは、「KONG」という一本の作品の予告編なのでした。ほとんど、映像を繋いだだけだったけどね。

で、賢弥のアクションが「見えない」のだ。動きが速すぎるのだ。あれはどうすりゃいいんだろうか。8ミリ映画では、1秒間のコマ数が13コマぐらいって言ってた。普通のニッポンのアニメが14コマだから、それよりも少ないの。で、アクションだと、例えばパンチなら、0.2秒ぐらいの動きだろうから、それに費やされるコマ数は2〜3コマだ。だから、開始点と終点の画しかないわけで、見えないのだった。

やっぱ映像はビデオの時代なんだろうか。16ミリとか32ミリになるともっとコマ数が増えるんだろうか。

あと、気づいたのは、ミッキーさんの画は、ちゃんとアングルってものがあり、大岩の画とは全然違うのに感心したよ。ただ、映像が暗くて、レフ板を使っても、顔が見えないものが多いのが残念だった。レフ板を使ってないのかと思ったよ。映写機の電球の問題も大きい。

にしても、役者がヘタだったなあ。びっくりするぐらいヘタだった。映像がどうこう言う前に、セリフがひどすぎないか。画はまあ、良かったんだけど。アクションも素晴らしい。

全体としては、刑事ものの普通のパロディだった。そこは、ちょっと不満。

1/4

お正月ですなあ。毎日、テレビばっか見てる。さかいちゃんは、正月三が日、連続でシゴトに行っている。朝5時頃家を出、深夜12時頃帰ってきて、午前3時半に起き、また5時過ぎに出かけるというハードな日々だ。ビデオがたまりまくっている。

私は、スポーツ中継と映画ばっかり見ている。箱根駅伝は面白かったねえ。高校ラグビーも面白い。高校サッカーは市立船橋も清水市商業も負けてしまったし、みんなヘタなんで面白くないや。天皇杯も日韓もつまんなかった。特に日韓対世界選抜は、ほとんど2軍戦だったもんなあ。

ライスボウルは、予想通り、社会人の圧勝。ラグビーも大学と社会人の差が大きいけど、アメフットも同じになった。

大学ラグビーは、やっぱザルディフェンスが多いし、攻撃が短調なんでつまんない。社会人ラグビーが一番面白い(けど放送がない)。

某Mchale氏という変わりもんが、清水宏ライブや賢弥ライブをよく見に来てくれていて、今回もいたので、いろいろ尋ねた。したらメールをくれて、賢弥のアクションについてコメントしていた。

で思ったんだけど、賢弥のアクションって、どうなんだろうなあ。ACファクトリーというアクション劇団で活動している能地くんというやつがいて、今回裏方を手伝っていたんだけど、なんつうか、彼のアクションの方がキレイなんだよね。賢弥のは、少林寺拳法で培ったもんだから、見せるためのもんじゃなくて、実戦向けのものなの。能地のは、見せ物なのだ。キレイなのだ。

で、賢弥の場合、棒が速く扱えるとか、パンチが速いとか、そういうことに特徴がある。姿勢は良くない。ほら、高橋英樹の刀さばきじゃ、人は切れないかもしれないけど、かっこいいじゃん。

で、映画や芝居のアクションって、やっぱアイディアが必要なんじゃないだろうか。ジャッキーチェンみたいに、イスを使ったり、自転車を使ったり、テーブルとかを利用したり、という・・・。普通の格闘アクションをやられても、それはジャズダンスの順列組み合わせと一緒で、イデビアンやキノコやカオスみたいな「見せるダンス」とは別のもんだろう。発表会だろう。

で、FC7では、なにげにアクションを入れたいと思っているんだけど、賢弥とか、なんかアイディア考えないかなあ。「考える」ことが苦手なバカだからなあ。無理かなあ。

ライブの稽古の時、アクションに合わせて音響さんが、サンプラーの「バシッ、ドスッ」っていう音を出すのを間違って、電話の呼び出し音を鳴らしてしまったことがあった。思わず賢弥は電話のマイムをしてしまったわけだけど、なんかそれ面白かった。で、つかさんの「幕末」では、殺陣をやりながらカラオケでWINKを歌うシーンがあったことを教えたんだけど、そういう、アクションをやりながら、別のことをやるのとか、面白いよなあ。

●つかと言えば、内田有紀の「飛龍伝」に山崎一平が出ないと書いてあった。いったいどんなストーリーになるんだか。

じんのさんが8ミリ映画について教えてくれた。

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8ミリ映画は1秒間で18コマが標準ですが、カメラによっては24コマ撮れるものもあります。16ミリ、35ミリは通常24コマです。ビデオは30フレーム。

そのアクション映画ですが、たぶん、昔の(今もやっているかもしれないが)ジャッキーチェンがやっていたように、動きを早めて見せるために1秒20コマ、18コマ、下手すると12コマで撮影しておいて、24コマで上映すると動きが倍近く早くなる、ということをやろうとしたのではないかと思います。ただ、一秒間に撮影できるコマを少なくすると、当然、1コマ当たりの露出時間は増えるので、光量が不足することはないんですけど。シャッターの開角度がいじれるカメラを使うことが前提ですけど。また現像するときに「増感」してもらうと、かなり明るくはなります。(でも、絞り1つとか2つとかだけど)

それからアクションについてですが、私は基本的にはエンターティメントのアクションはダンスだと思っています。すぐれた振り付け家がプランを作り、何度でもその通り再現できなければなりません。格闘ゲームを作り続けて早三年。そこで学んだことです。それと殴るのは素人でもできますが、殴られるのはかなり練習が必要です。殴られ方がうまいと殴っている方がかっこよく見えますね。くれぐれも、ホントに殴ったり当たったりしないようにしてください。肝が冷えます。

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1/5

ぴあの最新号が発売になった。演劇欄、リニュアル。とほほ。

やっぱ、3万円払おうかなあ・・・くっそー。

1/7

えんぺの新企画で演劇人インタビューがちょっと面白かった。ここでも、最近制作会社の登場ぶりを紹介していたけど、えんぺでは、動物電気やマダムゴールドデュオ、前川麻子プロデュースなどを扱っているニバイハンのチーフプロデューサーにインタビューしていた。

動物電気って、1500ぐらい動員してるんだって。で、収支とんとんだそうだ。役者と制作にはギャラ払ってないんだけど。まあ、しょうがないよなあ。小丸オンラインでは、1000人ぐらい動員できれば、そこそこペイするようにできる予定。もちろん、制作で呼ぶ客が50%を占めないとならないけど。(せめて4割)

そしたら制作にもギャラが払えるんだけど・・・無理かなあ。

しかし、えんぺがこういう企画を始めたとなると、週刊FSTAGEでのインタビューの方向性が定まるぞ。流山児事務所のラサール石井インタビューをキャンセルしちゃったし、若手劇団のやつもキャンセルしちゃったんです。(シゴトのせいです)

私がやりたい取材は、公演の取材じゃなくて、才能のある演劇人に対し、二つのことを聞きたいのだ。「いまの演劇状況をどう思うか」と「いまの社会状況をどう思うか」だ。松本修とか、横内謙介とか古城十忍は面白かった。あと、ぴあとかシアターテレビジョンにも訪問する計画。

1/9

大森からメール。

12月に女子高生のお友達と詩を読むライブをやった。その「初潮ライブ」に続き、1月に第二弾「月経ライブ」を行うという。んで、2月には「性行ライブ」だそうだ。

たぶん、「性交」が正しいと思うのだが、こういうのは、直してあげたほうがいいのだろうか。

1/11

有名な掲示板サイトの「2チャンネル」にも演劇をテーマにしたものがある。あることは前から知ってたけど、ずっと見てなかったの。この2週間ぐらい、チェックしてた。すごいねえ。キチガイ呼ばわりとかするし、キャラメルとか、平気でボロクソに言ってるし。ある意味、マトモかもしれんが。

で、一番感動したのは、演劇をボロクソに言っている発言があったことだ。考えて見ると、「演劇なんてダメだ」みたいな発言って、ほとんど聞く機会がなくなってる。

「演劇なんて、ダサイ、かっこ悪い、カネにならない、誰も見ないでしょ。」とかいってんの。そりゃそうだもんなあ。

普通、ダサくてかっこ悪くても、カネになるからやってるもんだ。ダサくてかっこ悪い上に、カネにならないんだから、確かに演劇は「ダメ呼ばわり」されるよなあ。

まあ、すごい芝居もあることはあるんで、才能だって、いっぱいいる。それと出会わないで、ロクでも無い芝居しか見てないと、「2度と見るか!」と怒らせちゃうのも理解できる。なんも考えてないのって、あるからなあ。あと、考えてはいるんだけど、到達できない場合も多い。作り手の事情なんて、見てる側には関係ないんで、ダメはダメなんですけど。

私だって、大学入って小劇場を見るまでは、演劇に偏見持ってたもんね。中学とかにやってくる学校回りの劇団なんて、ロクでもないから。着ぐるみの劇団にバイトで入り、それで最初に見たのが駒場小劇場でやってた遊眠社の「27000光年」で、衝撃受けたもの。その後が、着ぐるみ劇団で関ったベケットと別役実で、ほんで、東京ヴォードヴィルショーとつかだもん。衝撃だったぜ。

確かに、演劇は今、やばいところにきていると思う。そこを脱するには、

1、情報収集・情報公開・情報共有
2、役者が食える環境
3、啓蒙活動

サイゾーの宮台の文章に青年団の芝居のことが出てた。なにげに芝居のことが出てくる環境って、重要だよなあ。

先日の賢弥ライブの音響をやった人がスピーカーを借りてきたのがシノハラステージングというところでした。このシノハラというのは、篠原明夫くんでした。なつかしー。

そういえば、今度、私のパソコンのCPUのクロックアップと、メモリ増量を予定している。メモリはバルクで128MBが5000円ぐらいだもんね。CPUは私のK6-2(AMD)300MHzを500MHzにしようと思っている。もうK6-2の500って、3000円ぐらいなんだけど、どこでも売ってないよー。

今年の秋には、パソコンの自作を計画している。もう、自作しかねーよな。だいたい、私のサスティーン(ソフマップオリジナル)のマザーボードがソケット7で、これがガンになってるんだもの。

秋にはマザーボードごと入れ替えるべ。

1/12

毎日、コーヒー10杯ぐらいのんで、もーろーとしながらシゴトしてます。運動してないから、食欲ないし。

目はドライアイで眼球にヒビ入ってるんじゃねーのかって感じ。1日に20時間ぐらいディスプレイ見てるもんな。あ、20時間のうちの4時間ぐらいはブラウン管だけど。

それでもまだ終わらないシゴト。とほほ。

1/12

2000年の明かり屋稼業

収入 16件、792,000円(99年は19件83万円だった)

ちなみに支出は・・・九龍城の資材購入で30万円ぐらい。あとプロジェクターが25万円。ストロボが10万円ぐらいだったか。

2001年は、明かり屋、ほとんどやらない予定。それどころじゃないもんな。A-CLISだけ。どんがら座もやってられない。

1/13

ぴあ取材行ってきた。いろいろ大変ねえ。

「いま、演劇はやばいよ」というのは、あらゆる場所での共通認識っぽいよなあ。

今週は、イデビアンと西川くんのがある。カクタもある。

イデビアンは評判いいみたいで、くやしぃぃ。見たいよー。今回も斉藤さんは素晴らしいみたいだ・・・ちくしょー。トラムかああ。

西川くんの駅前のやつもある。まあ、17日までなんで、週明けに仕事が終われば・・・高松Aとか、行くんだろうなあ。 西川くんといえば、2月に出るいい男ばっかりのユニットの演出が麻丘めぐみなんだけど、この麻丘めぐみって、マジで「左利き」の麻丘らしい。なんで芝居とかやってんだろ?

しかし、あと2000円で2月10日まで持たせないとならない・・・無理だっちゅーの。

1/16

にしかどさんがイデビアンの斉藤さんを絶賛してたんです。やっぱあの(斉藤さんの)顔は定期的に見たくなるんです。ちくしょー。

会社の上司から「待てどくらせど」というタイトルのメールが届いた。こわいので、中身を見ていない。

うちのHPのてるさんの新連載の文章を読んで、思わずS森に電話しちまった。あいつ、いつのまにか離婚して、再婚してやんの。早っ。いまやってるディズニーランドのCMに出てるんだとか。ミッキーとしてはナンバーワンらしいが。

ちっとも変わってないぞ。あいつだって、もう40近いんちゃうか。

1/17

細田たちの芝居の出演者に新しく榊が決まったんだとか。じょじ的にはどうなんだろ。順調に進んでいるというウワサだけどね。まあ、メンツも揃ったことだし、あとは初日に向けて稽古を重ねるだけだ。

あ、西川くんの駅前のやつって、明日(17日)までだ。むむっ。今の状況じゃ、行けそうにないよなあ。高松Aは行ったんだろうなあ。どうだったかしら。誰が出てたのかしら。

44プロが年末にいきなり本多劇場らしい。あたしゃ逃げるっす。

一昨日、ストアハウスからメールがあり、同時に「添付ファイルだけのメール」も届いた。ストアハウスからのメールは、小屋代支払いの件だったので、同時に届いた添付ファイル(差出人はストアハウス)もタイトルが抜けていたし、本文なしの添付ファイルだけってのも気になったけど、やっぱクリックしちゃうよなあ。

もろ、ウィルスファイルだった。あとでストアハウスに電話で確認したら、そんなものは送ってないという。私のPCにはウィルスバスター98が入ってたんで、ちゃんと駆除してくれたけど、その駆除状況を見ていたら、そのファイルってウィルスてんこもりのものだったみたい。全部駆除できたか心配だよ。その後のPCの動作はちょいと不安定だし。

添付ファイルのタイトルは
IS_LINUX_GOOD_ENOUGH!.TXT.pif

さっそくストアハウスに電話して、「やばいですよ。」と言ったら、「ウィルスって何?」状態だった・・・。

びびったっす。

たぶん、これはストアハウスのPCが使っているメーラーがウィルス感染してて、メールを送ると勝手に添付ファイルを送るシステムになってるんだと思う。メーラーの再インストールをしたほうがいいとはおもうけど、なによりも、ウィルスチェックソフトを導入してください、と忠告した。

町田の劇団から届いたCD-Rも、心配ではあるよな。ちゃんとチェックしてんだろうか。

町田のプロモーションCD−Rは、重くて、ちゃんと見れていない。ウィンドウズメディアプレイヤーをバージョンアップしたら、メモリ容量が足りないためか、すぐにフリーズするようになった。これは、CD−Rのせいじゃなくて、メモリとWMPの関係だと思うが。

1/18

なんか、PCの調子が・・・

ウィルスバスターのプログラムとかウィルスファイルを更新しようとしたんだけど、ウィルスバスターが強制的に終了させられちゃって、トレンドマイクロのサーバーに接続できない。

怖くなったので、とりあえず今やっている仕事のデータをフロッピーにコピーした。

それで、トレンドマイクロのHPにアクセスしようとしたら、なぜかフリーズしてしまう。こうやって、ここみたいな普通のHPには問題なくアクセスできるのに。2回やって、2回ともフリーズした。特定のHPにアクセスするとフリーズするなんてえウィルスってあんのかい? 怖いんで、トレンドマイクロって、会社名も入力するのびびってる。

フリーズするっていうか、ネットスケープからヤフーで検索して、トレンドマイクロのHPにアクセスした瞬間にフリーズして、そんで画面がめちゃくちゃになるんだよ。

リセットすると、こうやってちゃんと動いているんだけど・・・。

これじゃ、壊れたウィルスバスターの直し方の情報とかも手に入らないよ。ウィルス情報とかを見ても、特にまだ出ていない。とにかく、ストアハウスから送られてきた添付ファイルには、ウィルスをまとめてパッケージにしたやつだったんで、何がどう感染したのか、わからん。ウィルス情報は12月28日に更新してたんだけど・・・。

1/19

おぎさんがウィルスの素性と、駆除のためのサイトを教えてもらった。助かった。

ウィルス駆除に1時間15分かかった。23コも残ってた。

1/20

じんのさんが渋谷パンテオンで行われるロマンポルノ30周年記念祭り出演。深夜12時半から1時半までの一時間。出演はじんのさんの他に、小沼勝、田中登、荒井晴彦、中原俊、金子修介、中田秀夫(敬称略)。司会は山本晋也監督。

すごいメンツだよなあ。田中登かあああ。中原理恵の「東京ララバイ」をテーマに使ったやつはすごかったなあ。

そういえば、藤田敏八はもういないんだよなあ。私のロマンポルノ・・・というか日本映画ベストスリーは「もっとしなやかにもっとしたたかに」「濡れて打つ」「狂った果実」だもんね。藤田敏八、金子修介、根岸吉太郎だ。根岸の字って、コレで良かったっけ。

会社にするの、秋の予定だったけど、3月に前倒し。

今やってるのが、かなりのヒットになった。発刊前の予約が45冊だとか。えらいこっちゃ。でも、これで自信ついたもんね。とりあえず、本を作る会社でスタートし、コンテンツプロバイダを目指す。今の仕事が終わったら、資金調達に奔走する。兄貴を口説かないとならない。設立準備金がないのだから。

親戚の金持ちとかはどうかなあ。金出さないかなあ。ITとかを説明しても、わかんねーかなあ。うちの親戚で金持ちっていうと、農家と燃料屋だもんなあああ。福島の。

1/21

長らく親しんでいただいた「ファイトクラブ+セブン」ですが、全然ファイトクラブでもセブンでもなくなってきているので、タイトルを変えようかと思いはじめてます。まだ、ちゃんと情宣してないし・・・遅いぞ。

だいたいセブンなんて、映像で出る「殺戮三姉妹」だけになっちゃいそう。本編には、ほとんどからんでこないかもしれない。エピソードにはするけど。

で、タイトルは、
「ファイトクラブ〜大人は間違っている〜」
にします。

ちらしに載せるのは、●ブラピは出ません。というのと、

「大人は間違っているよね」
「そんなのあたりまえじゃん」
「だから7人殺そうと思うの」
「なに? セブンのマネ?」
「7人目に総理大臣を殺すよ」
「いいんじゃない。去年、森がクビになって、民主党になったけど、結局戻っちゃったもんね」
「変わらないから」
「あっちはどうなの。ウェブ閲覧型ウィルス」
「まだバレてない。昨日までで280万アクセスになった」

1/22

ウィルスってさ、なんであんなに即効で効果出ちゃうんだろうね。最初、全然表面に出なくて、十分時間がたって、いろんな人に伝染して、潜伏期間を長くとってから悪さを始めたら、すごく影響あると思うんだけど。「トレンドマイクロ」にアクセスできない、なんてわかりやすい病気じゃなくて、もっとわからないやつだと、さらにいいんじゃないの。

たとえば、ある時期に、一斉に勝手に特定の株の買い注文を出しまくる、とか。なんか、経済に悪そうなこと、させられるんじゃないのか。で、それへの感染が、とあるホームページを見ただけで、知らないうちに感染するとしたら・・・。

口にガムテープ貼って、しゃべらなくさせるのって、よくあるけど、いっこく堂の場合はどうなんだろうな。

それはそうと、会社作る計画。

もともと、9月の予定だった。それまでにシゴトで稼いで、自己資金を作って、あと、ビジネスプランも練って、とか考えていたのだ。だが、芝居を始めたおかげで、資金が全くできないことに気づいた。つまり、少しでも余分な金ができると、かならず全部、芝居に使ってしまうもん。

なので、自己資金を作るのはあきらめた。ってゆうか、会社作って、自分とこでシゴトしたほうが金ができるかもしれないという安易な発想だ。

ビジネスプランも、『資料を作成する』というのは、考えるまでもなく、ずっとやってることだからね。 しかし、ユースケ・サンタマリアのギャグで笑っちゃうのほど、くやしいものはないね。ちくしょー。

インターネットにおけるキラーコンテンツの第1は「電子メール」だと言い続けてきました。たぶん、間違いない。では、ニ番目はなんでしょうか・・・・?

2番目は「オフ会」です。

なんてことを、ビジネス向けの資料に書いていいのだろうかなあ。

IT革命はコミュニケーション革命、リレーションシップ革命だよ、というのが今作っている資料のテーマです。だもんだから、芝居のホンを毎日考えているせいもあって、ゲンダイ社会を否定的に記述しそうになるんでやばいっす。こっちの資料では、「おやじに死を」なんて書けないもんな。書けないけど、20世紀を否定して、ITによってコミュニケーションが復興するんだよ、みたいなテーマになっている。芝居にリンクしちまいそうだよ。やべっ。

月刊テアトロに「演劇とIT革命」みたいな特集が載ってた。びっくりするほど頭悪いんで、立ち読みだけした。なんか、悲しいやら、情けないやら。「演劇とIT革命は目的が同じ」とか、書いて欲しいんだがなあ。私の持論にすぎんが。

ちなみに、新会社でやる最初の企画は「ブロードバンド」に決めたんだけど、どうかなあ・・・。1発目なんで、はずせないんだけど。

1/29

ケンヤが「江古田ストアハウス演劇大賞」を受賞したとか。なんだそれ?

今年、ストアハウスを1週間タダで使えることになった。

1/30

無事、月曜の午後4時に提出。印刷はソウル。金曜にはできあがる。

しかし、芝居のこと考えながら書いてたから、マジでやばいっす。なにかにとりつかれて書いていたよ、最後のほうは。

たとえば、本文の最後に書いた(月曜の朝6時頃)「2000年から2010年までに起きること」のとこに並ぶ項目タイトルは、

■広帯域サービスの普及
■ユビキタスネットワークの実現
■家電のネットワーク化
■B to B ECの急激な進展
■著作権の崩壊
■エンタテインメントの多様化
■孤立防止
■家族復権
■自己責任

とか・・・。最後の方は、どうなってんだか。後世には「ファイトクラブ」を書きながら作った本だと伝わることでしょう。

(つづく)


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