週刊小丸


No.75(9/16〜10/9)

週刊FSTAGEでMODE「秋のエチュード」の取材に行ってきた。まあ、稽古見学ですけど。ちょー懐かしい小竹向原のMODEアトリエ。昔、上海劇場とか改造王国の公演がここであったっけ。劇場はほとんど変わってない。駅前とかは変わったけど。

30分ぐらい松本修氏にインタビュー。その後、稽古を見てました。稽古場に着いたのが16時で、インタビューが始まったのが17時20分。その後、18時から稽古が始まり、終わったのは23時でした。疲れたよ。

小嶋尚樹さん、頑張ってました。「おじさんに休みをくれー」とか吠えてましたが、毎日毎日稽古やってるみたいです。役者によっては休みのある人もいるみたいですけど。

稽古はかなり面白かった。2〜3人による小芝居をオムニバスで見せるんだけど、ネタがかなりエッチなの。援交娘インタビューとか、セックスについて、とか・・・。

しかし、一番面白かったのは、ダンス。イデビアンクルーの井手さんの振り付けによるダンスは、めちゃめちゃクオリティが高いんで、マジでびっくりしました。三つの作品それぞれは3回ぐらいずつしか稽古してないそうですが、すごかったっす。めちゃめちゃ受けてしまいました。特に小嶋さんがすごかった。身体のキレが素晴らしい。終わってぜーぜー言ってたけど。

あと、若い女優さんの中で、石村実伽って子が一人だけ圧倒的にうまかったんだけど、このフリーの女優の素性は? (教えてもらったところによると、「キレイ」とかにも出てたみたいね。知る人ぞ知るなのか。)

カプセル兵団の大楽を見た。バラシの様子を見ながら、来年3月のウエストエンドスタジオをどう使うか検討した。いくつかアイディアが浮かんだ。

カプセル兵団は今回が劇団としての旗揚げだ。照明は、小屋の機材と同数以上を持ち込んでいた。バラシも5人ぐらいでやってた。やたら数は多かったけど、あまりワザはなかった。でも、メモリへの入力が大変だったろうなあ、としみじみ思った。バラシにラスキンの照明もやってる柳本さんが来てた。音響も三人がかりだったとかで、吉久君が「予算オーバーっす」と嘆いていた。時間もかかってしまい、ゲネが・・・。

カプセル兵団の打ち上げの一次会に出た。拓ちゃんも来ていた。総動員は450ぐらいとか言ってたような・・・。今回の公演はかなり大変だったみたいだ。吉久くんは、それでも元気にしてた。次回公演は未定だそうだ。

さわの劇団賢い僕達が12月に公演やるみたい。年2回だ。すごいぞ。

9/26(火)

賢弥ライブの稽古へ。初の通し稽古。・・・絶句。劇団藤井賢弥状態。ワンマンライブのはずなのにぃ。

一部飛ばしたとはいえ、尺が58分しかない。そんな・・・。

フリートークがないので、いれるようにお願いした。ま、1時間30分ぐらいにはなるだろう。しかし・・。

明日の最終稽古で、どこまでクオリティ上げられるかなあ。なんせ、賢弥以外の役者がやばいし、賢弥自身も、ネタが未完成だという・・。この前の浜松公演の直前よりもやばい状態だ。浜松は温かい観客に支えられたけど、はたして今回は・・・。

賢弥個人はあと二日で上げてくるだろうけど、4人のアンサンブルとなると、もう、大変だぞ。で、この状態を賢弥は見れないわけで、どうすんだか・・・。 まあ、今回は前日仕込みなので、とっとと仕込んで稽古するしかない。ただ、賢弥は装置を3時間で仕込むとか言ってるが、絶対無理だろなあ。5時間でなんとかしてくれるとありがたいんだが・・・。

私も照明を吊って、蛍光灯をつけたままでシュートしたあと、メモリに明かりを入力していかないとならない。それも蛍光灯をつけたままでだ。とほほ。で、その後、引き割りを吊るのだ。

あ、うっかりして「ディノクライシス2」を買ってきてしまった。15分だけやって、封印した・・・つもり。やってる場合じゃないぞ。

9/27(水)

賢弥ライブ、小屋入り前日の稽古。賢弥の一人ネタのやつはそこそこ仕上がってきた。と言っても、これまでなら4日前ぐらいのレベルだ。けど、まあなんとかなるだろう。しかし4人ネタが・・・。 4人もいると、立ち位置の問題や出ハケの問題があるわけだけど、全く手付かずって感じ。出ハケとかを気にするのは私だけかなあ。こういうとこに気をつかってないとむかつくんだけど。まあ、小屋入りしてから稽古する時間がとれれば、なんとかなるかもしれない。それでも、新人二人のレベルは変えようがないけどね。なんとか、立ち位置の工夫とかでごまかしたいものだ。二人の動きが減ったので、なんとかなるかもしれない。

つか事務所のHPに行って、飛龍伝の新しいやつの情報をゲットしてきた。やっぱ内田有紀でやるんだね。「新・飛龍伝〜私のザンパノ〜」2001年8月だ。 ザンパノってなんだい?、と尋ねたら、フェリーニの「道」に出てくる大道芸人だとか。つかさんは革命でやるみたい。すごいなあ。 よかったよ、こっちが先で。こっちは2001年5月だもんね。「飛龍伝ドットコム」。

北区つかのチラシの文章に「横浜ベイブリッジ」の記述がある。予想通り、時系列を無視して、現代にしている。神林死後20年という設定で、それを今年にしてやるんだ。だから「飛龍伝ドットコム」でもいいのだ。当時の学生たちは、みな大企業でリストラされてたりするのだ。

9/28(木)

賢弥ライブ仕込み。10時から仕込みました。場当たりが始まったのは4時頃だったと思います。で、9時52分までやりましたが、終わりませんでした。あと、15分ぐらい残ってます。

普段の倍ぐらいキッカケがあるように思うが・・・。いつも以上に、小屋入ってからの賢弥の注文が多いんで、時間がかかってます。あと、いつもは場当たりやりながら、スキを盗んで私が明かりをメモリに入れたり、キッカケを整理したりしていたのですが、今回オペが稲月なので、いちいち、細かく作っていかざるを得ず、大変なことになってます。

引き割りも私が吊った。ビデオも私が設置した。

9/29(金)から10/1(日)までのあれこれ。

金曜は、朝「寝れない」と言いながら仕事して、3時間ぐらい本読んでたら、一瞬寝た。8時にネコにエサをあげ、家を出て、幡ヶ谷の金物屋に寄って「滑車」を4個購入。それから小屋入り。

10時から可動式目潰しを仕込み、サスを一本増やし、イロを入れ、引割りを直し、で、11時から場当たりの残りを。ちょっと休んだあと、また頭からきっかけのチェック。バタバタしていて、要所要所で何回か繰り返す。ビデオを映してみる。が、賢弥が用意したビデオデッキに「ポーズボタンがない」と、たまたま来ていた大岩が怒り出す。大岩、えらくなったなあ。で、こんなんじゃダメだ、と叫ぶ。ダメと言っても、大岩がオペをするわけじゃないんだけどね。オペは素人さんなわけで、そこを心配しているわけだ。で、大岩は自宅へ機材を取りに行くといって退出。ゲネに間に合うのか、と聞いたら、間に合うという。(実際、間に合った)

3時50分、ゲネ開始。小屋入りの二日前は58分しかなかった。小屋入りの前日には1時間半ぐらいになっていた。で、ゲネをやったら2時間を超えていた・・・。トーク部分とか、ゲネで始めて見たわけで・・・。

見た、と言っても私はウラなので、聞いただけです。照明もどんな感じでできあがっているか、確認できない。ネタの最中の地明かりはチェックしたけど、転換シーンとかの変化していくところでは、ウラも大忙しなわけで・・・。

5時50分、ゲネ終わり。ウラは落ち着いてできた。もろもろ直して、本番へ。6時半開場の予定が、賢弥がとろとろしてて、15分押して開場。5分押しで開演。

金曜のワンステ目、客、16人・・・。さいてー新記録。金安とかさわとか臣太郎とかじょじ伊東とか榊とかが来ていたのに。ちょっと待てよ。こいつらで5人。残りは11人・・・。

じょじとさわを誘って飲みに行く。あまりにも笑いの少ない舞台だったのだが、みんな芝居には触れないで・・・。じょじは細田とか塚本とか大島と一緒に、来年2月の芝居をやるみたいだ。で、細田に対し、じょじは「稽古最後の1週間は、舞台を組んで稽古ができるような場所を押さえろ」と言ったらしい。ウエストエンドは間口5間、奥行き3間半、タッパ3間なんだけど・・・。そんな稽古場、あるのか? ま、平面舞台なんだろうな。

店を出たのは午前0時過ぎだった。つまみも取らずに飲んだので、一人千円であがったけど、ビール飲み過ぎ。

江古田から我が家まではチャリで45分の距離。が、飲んだ直後にチャリを飛ばしたら、がんがん酔いが回った。けっこう疲れてたし、寝不足だったし・・・。で、3回、こけた。3回目には、あきらめてしまい(何をあきらめたというのか!)、しばし横になっている(数秒)。が、ゆっくり起きあがり、晩飯の残りとしてもらった「のり弁」と「しゃけ弁」を連続で食う。お茶が欲しかったが、気にしない。で、ようやく酔いが醒めた・・・ような気がした。うちに着いたのは午前1時30分頃だった。で、猫にエサをあげて、死ぬ。ネコは17時間ぶりの食事だった。

午前3時半、アンファンテリブルのあべちゃんからの電話で起こされる。小屋入り3時の予定だったのだ。二時間寝てしまった。すぐ、家を出る。六本木までチャリで1時間。家の近くの環七から井の頭通りを経由し、渋谷から六本木通りへと。4時半、六本木将軍着。ちょうど装置関係ができあがっていた。で、何をどうしたいのか尋ねる。少ない照明を舞台に当てている将軍だが、舞台の反対側でも芝居をしたいので・・・とか。で、芝居の設定として、公演がある劇場というものなので、舞台を狙っている照明は、あまりいじれない。だいいち、公演終了後に短時間で復旧しないとならないらしい。この日の夜にイベントがあるとか・・・。

で、自宅から持ってきた照明(500Wハロゲン)2台と手作りフェーダーを使って、新たに仕込む。これだと復旧が楽だ。

6時ゲネ開始と聞いていたが、6時にラサールさんが小屋入りした。で、清水さんは遅刻。7時、ゲネ開始に。でも、7時の時点でも清水さんは来ていなかった。清水さんの出番は後なので、ゲネを始めてしまった。

8時10分、ゲネ終了。清水さんは出番までにちゃんと間に合った。

作品は、あいかわらずうまい本で、感心する。ラサールさんの存在感も大きい。清水さんも笑わせる。ただ、清水さんがやっている役は、あれはどう考えても賢弥だと思った。人の話しを聞かない芝居バカといえば賢弥だ。かなり賢弥が入っていたと思う。私と星澤さん(清水のマネージャー)の二人だけ受けてたシーンもあったし・・・。

ゲネ後、2〜3、直しをし、暗転の仕方とかを教えて9時、退出。チャリで一旦家に帰る。仕込んでゲネやってと、六本木でもいろいろやったつもりでいたけど、私が六本木に滞在していたのは4時間半だけだったのね・・・。

10時、帰宅。風呂に入る。ネコにエサをあげて、出発。スタッフの入りは11時だったが、私は45分遅刻。12時からオープニングの稽古。賢弥の作った横開きの扉がすぐに脱線する。オープニングで開けるのは役者の川端君なのだが、必ず失敗する。練習しておけと言っているのだが・・・。

14時、マチネ開演。客、14人。さいてー新記録更新。

関が来ていたようだが、後は知らない。芝居のできも悪かったので、終演後、裏から出なかった。川端君、また失敗。で、その脱線した扉を賢弥は力ずくで開けるので、動かなくなって大変だった。本来、直後の暗転中に閉じなければいけないのだが・・。

19時、ソワレ開演。客は30人を超え、ようやくいいムードに。30人で喜んでいるのっていったい・・・。賢弥的にはデキが良かったらしく、「ようやく初日がでました」と言っている。かんべんしてくれよー。川端くん、また失敗し、また扉が挟まり、動かなくなる。直しているとき、一瞬、顔が出ちゃったよー。ハラたつ。後1回しかないので、明日は川端くん、クビにして、オレがやる。

塚本拓と浜浜さんと本多と元衣装係さんが来ていたので、飲みに行く。高松Aもいたけど、私らがぼやぼやしてたらいなくなっちゃった。

この日も12時ぐらいまで飲んでいた。長い一日だった。チャリで転ばずに帰った。飲み屋ではかなりハイになっていた。勢いで、金浜さんに電話しちゃった。でも、飲み屋の電波状況が悪すぎて、ちょっとしか話せなかった。折り返し金浜さんから電話が来たのに・・・。後であやまっておかないとならない。すんません。出演したVシネのこと、聞きたかったのに。浜浜さんは見たらしいけど。あまりエロくなかったと言ってた。・・・ちぇっ。

午前1時、帰宅。さかいちゃんが帰っていたので、ネコにエサは既にあげていた。よかったよかった。

日曜日。爆睡。午前2時ぐらいから午後2時まで寝ていた。この日のスタッフの入りは14時だったのだけど、14時から写真を撮る、とか聞いていたので、あえて入りを15時にした。予想通り、だらだらと写真を撮ってた。カメラマンは音響さん。

15時半に写真終了。バラシの段取りを。お手伝いが少なそうで、不安になる。明かりのバラシ、大変なのに。

17時開演。オープニングは私がやったので、とりあえず脱線しなかった。大楽で、これまで動員が悪かった分、みんなこの回に集中するんじゃないかと心配し、場合によっては桟敷も増やして、などと心配していたが、最後も30数人だった。合計で96人とか。

竜ちゃんと布施がきた。別の回にはポケと橋本佳代子と大ちゃんもいたっけ。

A-CLISのじみさんから電話があった。A-CLISは来年5月のジェルスの公演を5/24〜27に決めたとか。そこで、ストアハウスの木村さんに、来年5月のうちの公演(飛龍伝ドットコム)は5/7〜13にやることを告げ、ストアハウスを正式に押さえた。

19時半、バラシ開始。私は裏の仕掛けと引き割りとプロジェクターなどをバラす。照明は稲月が一人で降ろしていた。かわいそうに。

21時にはほぼバラシ完了。21時半、車が到着し、積み込み。850キロぐらいの軽トラなのだが、30分経っても積み込みは終わらない。賢弥の積み込みを見ていると、イライラしてくるので、途中で見るのをやめたけど。だって、途中で積み直ししたり、上まで積んだ後に、下の方へ入れたりしてんだもの。あげく、私のプロジェクターの箱にロープをかけ、ぎゅーぎゅー締めているんで・・・。黙ってその場を去ったよ。

10時から打ち上げ会場を予約していると聞いていたので、10時5分に一人で移動し、一人で飲み始めた。たまたま見に来ていた越田も同じ飲み屋の隣の席にいたので、ちょっと助かった。

10時半ごろにみんなが揃った。が、賢弥と川端君は荷物降ろしのため戻ってこない。結局、11時45分頃にようやく合流。すぐに「大入り袋」を配った。・・・「大入り袋」ってなんだよ?とか思ってしまう。

で、賢弥がギャラを持ってきた。が、全額は払えないとかで、1万円だけ・・・。ま、そりゃそうだろ。しかし、全額とかを期待してはいけない。3万とか4万だもんな。とほほ。

それはそれとして、制作面とクオリティ面を話す。こんな状態の公演は、オレはやってらんないよ、と。で、二つに一つで、オレが抜けるか、来年は私のプロデュースでやるか、どっちかだと宣告。

たぶん、来年は私がプロデュースすることになるだろう。賢弥は、払えるギャラがないからと、お手伝いを呼ばず、少ない人間に地獄の思いをさせている。そんなのはたまらん。ギャラ払うなんて、かっこつけだもん。来年は、もっと大勢でやるし、動員もできるようにしないとならない。さらに、クオリティを上げることも考えないとならない。今回、素人使って、その素人さんの思い出づくりに協力し、舞台で感動の美しい涙を流していたけど、死んでしまえ。いや、彼女に罪はない。これっきりにして、アメリカに行く(ナニしにいくのかわからんけど)のはいいことだと思う。頑張って欲しいよ。

賢弥に、今回、新しい何かは見つけられたのか、新しいキャラクターは生まれたのか、と尋ねた。「いえ」ときっぱり答えられてしまった。私は、あの「パーマン」の4人芝居を一人でやればいいと思うのだけどね。あれは賢弥が一人でやったほうが300倍ぐらい面白いのに。

それはそれとして、年末の12月30、31日にもストアハウスで賢弥ライブはある。どうなることやら。賢弥も「すごく恐いんです」とか言ってた。ま、出直しだよね。

そんなわけで、今考えていることは、「飛龍伝ドットコム」は脚色は私だが、演出は2パターンあり、大島順次版と、藤井賢弥版になります(未定ですけど)。その際、キャストももちろん2パターン。それぞれ3ステずつになります。競作です。あ、大島の野郎、借金返しに来なかったぞ。

今後の予定。

●11月2日〜5日 胡麻塩玄米舎@ストアハウス(廣瀬大輔・藤井賢弥ユニット)
●11月13日〜14日 ポケ一人舞台@エウロス
●12月29日〜31日 藤井賢弥ライブ@ストアハウス

10/4

MODE見た。終演後、下心いっぱいで小嶋さんの出を待ってたけど、結局、会えなかった。とほほ。これで石村さんとの接点は・・・。

受付を一跡二跳の岸●さんが手伝ってた。「ぷれいす」関係だそうだ。なんか知らんが、制作会社というのが成り立つようになってんのな。まあ、昔から演劇制作会社というのはあったが、こんな小劇場は扱わなかった。それが「ぷれいす」というとこは、小さなとこから大きなとこまで扱っているみたい。他にもある。扉座からは、フリーの制作やってる人から取材の依頼が来てるもの・・。しかし、小劇場の制作をやってペイすんだろうか。そのへんを今度取材してみよう。

さて、芝居だが、ちゃんとゲネができたんだろうか、とか不安になった。トチリ多かったなあ。小嶋さんは良かったけど。さすがだよ。映像で卓球シーンが出てくるんだけど、取材に行った時、あの役を私は頼まれたんだけど、逃げた。予想通り、かなり大変な役だった。引きうけないで良かったよ。

ダンスは、イデビアンのやつを見なれているので、いろいろ不満が残った。1に衣装。やっぱバラバラだとアンサンブルが取れないね。あと、照明。変に劇的にしていて、やだったなあ。ダンスそのものが面白いのに、いろいろと明かりを作りすぎ。あの明かりは踊りが下手なときに作る明かりだ。もっと明るくして、踊りそのものを見せて欲しいのに。ま、芝居の明かり屋さんだと、劇的にしたくなる気持ちはわかるけど。演出の指示かもしんないしね。

さらに、加藤ちかさんの装置も気になった。まあ、芝居に合わせた装置だから・・・。でもなあ、もっと無機質じゃないとダメなんじゃないのかなあ。横の壁とか、スズナリのカベを剥き出しでつかってたけど、「黒」が良くないと思ったなあ。全体的に暗い感じの装置で、芝居のトーンが・・・。演出の指示かもしんないけどね。

あ、スライドはしょぼかった。まあ、裏から当てたら、あんなもんだろうけど。

エクスクエスト「テイル」@萬スタジオを見た。花歌の窪ちゃん客演。SFエンタメ系。アクションとダンスがあればエンタメ系だ、という典型。SFっぽいが、かなりSFには失礼しちゃうわって感じ。このパターンのSF演劇は多いんだよなあ。

終演後、BQMAPの土屋に会った。なんでもBQを辞めたとか。土屋もフリーになったわけだ。なので土屋に「フリーの限界」を語ってやる。「芝居はやれるんだよ。フリーでもさ。でも、やれればいいってもんじゃないだろ。大変だよ。呼ばれた芝居に出て、時々ろくでもない映画に出て、とかやってると、すぐに年取るぞ。」とか。オレって、やなかんじかも。

44プロは、44が「ウィンズオブゴッド」のキャストに昇格したとかで、アメリカ行ったりハワイ行ったりロンドン行ったりがあるみたいだが、「努力」とか「バックトゥ」とかの再演を考えてるみたいだ。本多とかでやるとか・・・。がんばってるなあ。

(つづく)


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