週刊小丸んです・バックナンバー


No.14(2/1〜2/7)

●観劇:猫ニャー@下北沢駅前劇場。センスでずらしていく芝居。いいセンスだけど、私にとっては足りない足りない。「ケラはすごかったなあ」とか思い返す。で、劇団健康を初めて見たとき、どんなことを思ったかを思い返す。思い出せなかったけど、えんげきのぺーじの健康のとこを見て思い出す。いろいろなレビューが残っていた。ありがたいぞ>えんぺ。「ウチソバ」のレビュー(っていうか、考察)が懐かしいやら笑えるやら。

●観劇:CAB DRIVER@早稲田どらま館。松田正隆のホンを丁寧に描いていた。役者は若いんだろうに、頑張っていた。でも、「婚約者が男作って逃げて、で、捨てられ呆然としたあげく、九州の田舎の弟んとこに行き・・・」っていう展開がリアリティなかった。ちゃんと描いていて好感は持ったんだけど、なんでこんな話しをやるのかが興味深かった。主人公の男優より、田舎の隣家の女性がうまかった。


●Net & Com@幕張メッセ。フォレスターリサーチのエグゼクティブのセミナーがメイン。面白かったけど、中途ハンパ。フォレスターリサーチはネット関係の市場予測とかを発表してるけど、98年のオンラインショッピング市場予測は大外れ(まあ、すべてのシンクタンクの予想が外れる大きな伸びだったんだけどさ)。それでも、大企業のコンサルをやってるからってだけで、これからの企業&社会を予測。現象は述べれるけどさ、なぜそう変化するのかっていう根本原因を追求しないと、わけわからんだろうに。

●でも、セミナー終了時に、大勢が名刺を持って殺到してた。私の名刺には英語読みが書いてないんだもんなああ。


●今週はハラが痛くて、あんまし出歩けなかったよ。そんでも、この日は幕張から横浜の花歌稽古場へ。幕張−横浜って1050円もするのね。とほほ。

●花歌では、4月公演に向けてのミーティング。今後の方針を決める。前日、私が送ったスタッフ分担表にもとづき、それぞれの仕事を割り振る。で、稽古の方針も確認。

●関田&高橋恵が休団状態となり、しばらくは稽古に出てこないことが決定していた。で、森は辞めた。新人が入っていたが、はたして・・・。で、劇団員募集のチラシを作っていた。けど、それが手書きなんだもんなあああ。

●窪ちゃんに「次回作を演出して」と頼まれる。即答を避ける。こんな役者の状態で、なにせいっちゅうねん、だ。

●で、週一回の役者の稽古を担当することに。まずは、いまいる役者の水準を上げないと始まらないもの。「テンションを上げる」ことと「ちゃんと表現する」の二つの稽古をやる。


●観劇:ひとみ座@俳優座劇場。人形劇の老舗のひとみ座の「天守物語」を。泉鏡花の作品と知らずに見てたが、あまりにも泉鏡花の世界なので・・・まあ、そうだったんですけど。お話は面白かったが、演出的にはもっともっとやれるだろう、とか思った。

●観劇:Wood Chips@下北沢スズナリ。天才宮本勝行は健在だった。嬉しい。他の役者もとても良かった。もともと別の企画だったのだが、年末にトラブって急に作品を差し替えたとか。でも、役者が面白いので(私は)十分楽しめた。宮本・山口・蒲田・蔵澤、素晴らしい。青木その他もおいしい。泣き笑いの相対化が、見事に仕上がっていた。

●観劇:少年社中@早大劇研アトリエ。評判いいので、楽日にキャンセル待ちでなんとか見れた。ムービング系の照明とかもばんばん使ってのハデ芝居。クラブイベントのノリになりそうなのに、中途半端。ホンが未熟。役者も未熟。でも、このハデの方向は期待できる。もっとクールに突き放しても良かったんじゃないのか。

●お仕事:『三匹のこぶた』@田無市民会館。稲月と二人で明かり屋さん。けっこうちゃんとした小屋で楽だった。で、その児童劇団の某がギンガ堂に関わるとか。なんだかなあああ。

●その児童劇団はホームページを作ったら、人形製作の仕事が入ったと喜んでいた。幼稚園公演も二つほど入ったとか。でも、人形製作の方が大きい。電通が絡んでいるとかだもの。めでたいなあ。


●お仕事の方は、DMができちゃうと終わったような気になる。けど、これからなんだよなあ。頑張らないと。

●98年って、明かり屋が150万、市場調査が200万の収入だった。とほほ。今年は明かり屋を減らして、仕事しようと思う・・・けど、花歌が・・・。芝居やると貧乏になるぅ。


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