週刊FSTAGE
メンバーズエッセイ
東京演劇事情通日記

(4)1999.5.11 藤井・A-CLIS

5/3(月)

藤井賢弥ライブ初日。朝から仕込んで夜が本番という「乗り打ち興業」だ。10時から仕込みを開始し、13時からテクリハ(場当たり)、16時ゲネ、19時半が開演予定だ。照明は私一人。黙々と仕込む。小屋は江古田ストアハウス。もう10回ぐらいこの小屋を使っているので、勝手は知っている。10時半ぐらいになり、男の子が一人手伝いに来た。賢弥の知り合いとか。灯体を運んでもらう。

賢弥ライブは今回の2回目。第一回は今年の1月だった。この時は、4人で仕込んだ。賢弥と照明と音響と舞監の四人。それも舞監は芝居経験のない子だった(清水宏ライブのお手伝いにきていた子)。その時に比べれば、今回は6人なので、楽と言えば楽だ。が、尋常じゃあないよな。

12時に吊り込み終わり。62灯を使った(小屋の基本灯体数は64灯)。DFとT1だけなので、シンプルっちゃシンプルだ。で、シュートをしようと思ったが、まだ幕が吊り終わっていないし、装置も作れていない。床のパンチを貼るのに時間がかかりすぎたんだ。

仕方がないので、メモリとかにいくつか記憶させたりして、様子を見る。で、12時半からシュート開始。みんな作業してるので蛍光灯をつけたままだ・・・。毎度のことだよ。13時半シュート終了。14時、テクリハ開始。シーン明かりはテクリハをやりながらメモリーに入れる。全部で80シーンぐらいを入れた。あとチェイスを10種類ぐらい。

16時15分、テクリハ終了。16時半、ゲネ開始。18時、ゲネ終了。すぐに明かりを直す。19時半、本番開始。音響さん(稲月優)がちょっとドジる。まあ、仕方ないよな。きっかけセリフが違ったりしてたし。ど頭の暗転板付きの立ち位置を、いきなり間違えた賢弥だし。

5/4(火)

中日。小屋入りが16時だったので、楽ちん。でも、今日は清水さんが来るって噂なので、みんな緊張している。清水さんは賢弥の知人であるが、師匠でもある。つっても、別に教えてもらっているわけじゃない。勝手に賢弥がコピーしてただけだ。第一回公演は、コピー度80%ぐらいあった。今回は、ちょっとはオリジナリティを出している。本番は無事終了。が、本番前に最後のネタの後半の設定を変えたのだが、なんかしっくり行かない。音響さんと二人で頭をかかえてしまった。

5/5(水)

小屋入りは13時。ラストのネタの直しをする。マチネの本番は15時から。設定の変更に問題があるようにも思うが、とりあえずいろいろやってみて、決める。ソワレの前にも直す。で19時半から大楽。終わってすぐバラシ、そして打上げへ。動員が第一回よりも2割伸びたとかで、次回公演を決めてしまった賢弥だった。次回は8/23〜25。同じストアハウスだ。あと賢弥以下、シアタースポーツ系の即興芝居をやってるやつらで作った劇団戒穴社長の公演が12月にやる予定とか。さらに戒穴社長の役者のポケが6月にエウロスでワンマンライブに挑戦するが、その時期私は花歌の明かりをやってるので手伝えない。ポケに恨まれる。めんぼくない。

5/6(木)

この日は花歌の稽古の日だったが、体調が悪くなった上に仕事がてんぱってたんで、休む。また恨まれるよお。花歌の企画書も書いてないし・・・。(で、てんぱってた仕事だが、週末締め切りの予定が、結局2週間伸びた)

5/9(日)

劇団A-CLISの稽古へ。この劇団はNIFTYのFSTAGEのオフで知り合った子が旗揚げした劇団。なので、旗揚げ以来のつきあい。女性劇団なのだが、全員理科系という変わったとこだ。大手電気・通信企業のF社やH社やN社の人たちの劇団。年1回ずつ公演し、今回が第6回公演。

稽古場に行く途中で、台本を読む。通しを見るのに台本読んでないとヤバイもんな。で、地下鉄の中で頑張って読む。面白い。なんか、今までで一番面白いんじゃないか、って思う。去年は過去の作品をやったんで、ちあきの新作は2年ぶりぐらいだ。久々でリキが入ったんだろうか。理科系女性劇団の面目躍如だ。なんせ、ミニスカ女性がよってたかって登場するけど、内容はタイムパラドックスものだし、バーチャルリアリティだし、21世紀後半だし。データグローブとかのアイテムは凝りまくっている。

今回はスライドを使うとかで、どの程度使うかが問題になる。台本の指定は1回だけど、せっかく借りてきて仕込むんなら、もうちょっと使ってもいいだろ、とか提案。既に、それは考慮していたみたいで、スライドのネタを集めているとか。実際には小屋で映してみて、現場で決める。それによって明かりの重点が変わるんだけど・・・。まあ、なんとか対応できるけど。実際、今回の場合、スライドは使いようだよなあ。

5/10(月)

映画アルマゲドンを見る。久々のクソ映画だった。ひどいよなあ。

(つづく)


週刊FSTAGE
メンバーズエッセイ

top
back
next