
晴天の下行われた、家の近くの霊園での義母の一周忌/周囲の見晴らしはいいし、近くには桜の木がいっぱいある公園もあって、義母は安らかに眠っていることだろう

初めての人はおそらくわからない、路地裏の古里庵の入口/もう、なくなっているかもしれない……

いつもはその日のお薦めメニューが書かれている黒板に、この文章が/こちらこそ、ホントに31年間、ありがとうございます、だ(涙)!

31年間、いつもいつも、この狭いカウンターの中で、おいしい料理を作ってくれたマスターとうまい酒を出してくれたママ/そういや、ネット配信した映画『ビー・マイ・セルフ』の撮影を古里庵でやらせてもらって、二人ともチラッと出ている

ひとりの時は、この店の奥のカウンターにいることが多かった/31年間変わることのなかったこの空間は、まるでどこかの地方の、ひなびた田舎の町にある飲み屋のようで、落ち着けた

閉店サービスでほとんど原価のような値段にしている酒/普段からも安く、この店に初めて人を連れて来ると、みな驚いた

これがマスター手書きの安くてうまい定番メニューの数々! 31年間でもちろん全品食べた!/最後に行った日にまとめてみんな食べようとしたが、さすがに6品しか食べられなかった(笑)

行くと必ず食べる定番中の定番メニュー「じゃじゃ玉子」も、これが最後だと思い、寂しい思いで食べる私/他に私がよく食べたのは、「雷(ひりひり)豆腐」と「麩の洋風」と「豚婦羅(とんぷら)」

妻が家でチャレンジしても、なかなかうまく作れない「納豆天ぷら」/これももちろん美味! 納豆好きにはたまらない! でも、もう食べられない……

2月に入って私と妻宛に届いた、古里庵のマスターの手書きの閉店通知のハガキ/子供たちの名前も書いてあるのが、泣ける……
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