先週に引き続き沖縄、ていうか、先週は肝心の「見えない芝居」についてほとんど触れてなかったんで(オキナワ月光舎の主宰・長谷川淳一に怒られました、ハハハッ)、まずはそこんところ、しっかり報告しておきましょう! しかし、ホント、食いモンの話が多いですね。なんかしょっちゅうおいしいモン食って、酒ばかり飲んでるように思われるかもしれませんが(乾坤見てくれている人によくいわれるんですけど……)、決して毎日おいしいモン食ってるわけじゃないんですよ! まぁ、酒はほとんど毎日ですけどね。あ、でも先週は結構抜いてたなぁ……その話は後ほど。
さて、「見えない芝居」がどういうものかというのは、詳しくは、ほんとはオキナワ月光舎のサイトとかで紹介出来ればいいんですけど(いや、関わる人たちのためにも、また、プロモーションのためにも、きちんとまとめておいた方がいいね、主宰!)、要するに、「視覚以外の聴覚や嗅覚、皮膚感覚等に訴えて、心の目で見る芝居」というもので、わかりやすくいえば、匂いや皮膚感覚入りの立体サウンドドラマのようなものです。サウンドドラマといっても、ラジオとかのサウンドドラマと違うのは、基本的には演劇だということなんです。ひとつのスピーカーから流れてくるものじゃなくて、舞台というひとつの空間で作り出される世界、ということですね。とはいえ、昔、寺山さんがやっていた、闇を使ったり舞台をカーテンで仕切ったりする「見えない演劇」(代表作である『盲人書簡』は螳螂でもやりました)とは、全然違うものです。「見えない芝居」は、元々、長谷川が代アニの沖縄校(今はもうありません)で声優科の講師をしている時に考え出したもので、代アニの声優科の学生たちが目指している声の仕事で、視覚障害者のために何か出来ないかということで成立してきたもので、沖縄の盲学校での公演が最初だったんです。今では、オキナワ月光舎というと「見えない芝居」、というメインのレパートリーになっています。オキナワ月光舎は、「見えない芝居プロジェクト」で那覇市のNPO活動支援助成も受けているんですよ。
で、今回が沖縄での3回目の公演で、初めて、リウボウホールという、パレットくもじの中にある一般の劇場で公演したわけです。公演前には、沖縄のNHKの情報番組で取り上げられたり、RBCラジオでは、同じ声を使った表現ということで、アナウンサーたちの研修のために「見えない芝居」の説明に行ったりしました。あ、私じゃなくて、主宰の長谷川と沖縄現地メンバーの神里君ですが。公演の本番の時もいろいろ取材があり、OTV(沖縄テレビ)では、翌々日のニュースで5分以上も放送してくれました。それはパソコンだと、OTVのホームページから、ニュースの過去の記事をクリックしていって、2月24日付けのニュースで、動画で観ることが出来ます。私もチラチラ映ってますよ。まぁ、そのニュースを見ても、本番中の仕掛けしか見えないので、「見えない芝居」そのものはわからないと思いますが……要するに、「見えない芝居」というのは、目隠しをして本番の公演を観た人(決して“聴いた”ではなく、“観た”なんですよ! これは、観客のインタビューでも、みんな“観た”といっていて、ちょっと不思議な感じがしましたが)にしか、わからないわけです。ビデオでも、公演記録的なものでさえ撮れないし、まさに一夜の夢のような世界なわけです。
いやぁ、そういう風に考えると、実にいろんな可能性があるし、おもしろいと思うんですけど、実際はまだまだ試行錯誤中なんです。ニュースでも、「進化した見えない芝居」などといわれたりしてましたが、これからどうなっていくのか、といったところですね。そうそう、3月20日(土)には、今度は福岡で、代アニ福岡校のスプリングキャンパスの時に学院内のレッスンスタジオで上演する予定なので、お近くにいらっしゃる方は、ぜひ御来場下さい! そして、自分自身で観て、体感してみて下さい!
さて、沖縄から帰って来た後の先週は、ちょうど一年間の授業の終わりの季節であり、卒業シーズンということもあって、成績表書きやら最後の授業の準備やらで、夜遅くまで残業という日が続きました。そのおかげで、冒頭に書いたように、酒を飲まない日も多かったのですが、金曜日にはついに、朝まで久しぶりに完徹し、家に戻って3時間ほど仮眠してから、すぐ新幹線で広島に向かいました。前にもお知らせしましたが、新生H.ARROWに向けての話し合いのためです。まぁ、なんとかH.ARROWの全員(といっても、現在、私を入れて6名)が夜には久しぶりに揃い、例によって日本一安いふぐ鍋のある『赤ひょうたん』で飲みました。今回は、もう飽きたのか(贅沢!)、ふぐ鍋は食べませんでしたが。また食いモンの話ですみませんが、今回の広島では、飲んだ後、食い気より眠気で、らーめん横丁七福人にも行けませんでした。次のラーメンが食べられるのは、いつかなぁ……4月かな。
そして、日曜日には、久しぶりに韓国映画を観に行けました。いや、何とか行きました! 福岡では、もう一館だけ(シネテリエ天神)、それも16時10分からという平日だったら絶対行けない時間にやっている、『ラブストーリー』です。とにかく観たかったので、広島から帰って来て、そのまま天神まで直行! 最後の日曜日ということもあって、客席は満員でした。いやぁ、泣けた泣けた! これでもかこれでもかと、でも、『ラスト・プレゼント』みたいにではなく、爽やかに泣かしてくれるんです。青春映画ですからね。採点は★★★★。これを観て、本当に真剣に人を好きになったことってあったかなぁ、などと考えてしまいました。まぁ、適わない愛だからこそ、気持ちも盛り上がるんでしょうけどね。主役の女の子、ソン・イェジンは、どちらかというとあまり私の好みではないんですが、今、韓国では売れっ子で、日本で、どうしちゃったのって感じでブームになっている『冬ソナ』に続いて放映された『夏の香り』のヒロイン役もやっています。この『夏の香り』は、韓国の友人は「あまりおもしろくない」といっておりますが。私は、実は相手役のチョ・スンウがお気に入りなんです。何しろ、私は彼が出たミュージカル『地下鉄1号線』を2001年にソウルで観てますし、ここでも前に書きましたが、出演作『フー・アー・ユー』は大好きな映画ですから(どうやら日本語版のDVDは発売されるらしい!)。彼が韓国版レクター博士を演ずるという『H』も、もうすぐ公開されますね。福岡では6月らしいですけど。
というわけで、まだまだ忙しい日々が続きますが、久しぶりに韓国映画を観ることが出来て、ちょっと元気が出て来ました! 帰りには、シネテリエ天神のすぐ近くにある『菜ずき』という石焼ビビンバと冷麺の専門店で、韓国ビール(HITE)と石焼ビビンバを食べましたし! う〜ん、最後はやっぱり食いモンの話になったか……
(2004.3.2)