先週の水曜日に終わった『月光少女伝説』の、溜まりに溜まった疲れも取れないまま、翌朝からすぐ授業で、土曜日には日帰りで広島行き[H.ARROW]で、夜、福岡に戻って月曜日の授業の準備をした後、一杯飲んで寝たら、翌朝はどっと疲労が襲ってきて、身体がダルくて、とても起き上がれない状態で、頭もボーッとしたまま、当然、競馬どころじゃなく、なんと夕方近くまで寝入ってしまいました。やらなきゃいけないことはたくさんあるのにと思いつつも、あぁ、人間には休みが必要だなぁ、などと考えて、布団にくるまって寝ていられるのを幸せに感じたひとときでした。特に冬は寒くて布団から出るのいやですもんねぇ。まぁ、私は、普段は酉年の習性なのか、なんか動いていないといられない性格なんですけど、意外に寝溜めも出来る方なので、寝ていていいといわれれば、何時間でも何日でも寝ていることも出来るので、時計も見ずにひたすら寝てました(飲まず食わずで三日間ぐらい寝ていたこともありましたねぇ……あ、それぐらいは誰でも出来るかな)。
で、気がついたら競馬も終わっていて、ああ、4時過ぎたか、と思いつつ、モゾモゾ起き出し始め、それでもしばらくボーッとしていて、家にほとんど食料がないことに気付き、結局、夜は(っていうか、その日の最初の飯は)、近くにある行きつけの安くてうまいホルモン焼きの店「吉美」に行きました。前に書いたかどうか忘れましたが、そこのホルモン焼きはプルコギ風(味付けも)で、プルコギ用の鍋にホルモン(ミノやセンマイも入ってる)とキャベツや野菜を一緒にのせて焼くんですけど、店のおばあちゃん(ハルモニ)が韓国の人で、自家製キムチもおいしくて、いつも飲んでホルモン焼き食べるだけじゃなく、ついつい御飯も頼んじゃうんですが、この日は久しぶりにチャンポン麺で仕上げました。これがまたシンプルながらうまいんです! 肉を焼いた後の鍋に御飯や麺を入れて炒めるというのは、実に韓国風で機能的な料理法だと思うんですけど、日本のスキヤキとかはやりませんよね。あ、でも、チャンコ鍋とかもつ鍋だとやるか……別に韓国だけじゃないんですね。
そういえば、福岡は今、もつ鍋の季節ですけど、福岡のタウンページを見ると、職業名の一覧のところに、なんと「もつ鍋店」というのが独立して載っているんですよ。さすが本場!と思いましたけど、最近のタウンページってよく見ると、細かくいろいろ分かれて載っていて、探しやすくなっているんですね。「祈とう師」とか「へび料理屋」、「梅づけ」とか「DNA鑑定」なんてのも載っているし(そういうのを探す人もいるってことでしょうねぇ)、「ウエス」や「タルク」といった、私も聞いたことのない専門的なもの(何ですか?)まで載っています。福岡には当然、「明太子」というのもありました。
食べ物の話はこれぐらいにして、先週、学生たちのことをあれやこれやと書きましたが、『月光少女伝説』は3クラスやったんですが、最後にやった風クラスの公演は良かったですねぇ! まぁ、稽古の段階から他のクラスとはちょっと意識が違ってて、おそらく演劇経験者がリードしていてくれたというのもあるんでしょうが、決して「自分勝手」ではなく、「客に観せる的=客観的」形を理解してくれて、それぞれが演出家の求めることに応える形でどんどん良くなっていって、個々が良くなれば、当然、刺激し合ってみんなが良くなって、さらに個々が良くなって、といういい循環の形で、本番は、そのクラスだけゲネプロが出来なかったということもあるんですが、逆にそれもいい緊張感に繋がったのか、とても学生の舞台発表会とは思えない、クオリティの高い舞台が出来上がりました!
劇場のスタッフの人も「これなら金が取れる」といって、急遽、照明を変えてくれたり(舞台は生モノだなぁ!)、長谷川センセも「『月光少女伝説』という芝居がやっと観れたような気がした!」と感動していってました。もちろん、他のクラスもそれぞれ頑張っていたし、技術的にはそれほど変わらない(むしろ高い部分もあったかもしれません)と思うのですが、大切なのは意識の問題と、やはり舞台というのはコミュニケーションが大切で、1+1が2ではなく、3にも4にもしていくという、その部分でお互いに高められなかったことが、もうひとつ作品を膨らませられなかった原因なんじゃないかと思いますね。
まぁ、私が常々学校でいってることなんですが、これはひとつの過程であって、このことで必ず成長している部分はあるわけだから、このことで何を学んだのか、それを自覚して、次に繋げていってほしいと思います。若い人たちは、すぐ結果だけ求めようとしたり(確かに結果を出すことも大事だけど)、細かいところを気にしたりするけど(確かにそれも大事ではあるけれど)、もっと演劇というのは許容量が広い芸術なんだということをわかってほしいと思いますね。う〜ん、やっぱりいろんなの観てないんだろうな。演劇には、こうあらねばならない、なんてもんはないんだ、ということを早く理解してもらいたいですね。そうなれば、もっと演劇、楽しくなるのに!
なんか、先週、今週とマジな話になってしまいましたが、演劇のサイトなんだから、たまにはいいよね、こういうのも……あ、いえ、たまにでスミマセン、かな。
(2003.12.16)