韓国公演から帰って来てから10日が過ぎましたが、テレビではワールドカップで毎日韓国の街が映るし、10月の韓国現代戯曲ドラマリーディングの準備も始まったし、御礼やら何やら韓国とのメールのやりとりは続いているし、6月に入って韓国映画が立て続けに公開されるし……う〜ん、なんかまたすぐ韓国に行きそうな気配もする今日この頃です。ほんと、行っちゃおうかな。2泊3日なら2万で行けるみたいだし。
さて、先週、「千秋楽にすごいことがあった」といいましたが、その話から。
今回、月光舎が公演したのは、明洞にある倉庫劇場というところだったんですが、実は、そこを拠点にしている劇団創作村(代表は韓国戯曲作家協会の会長でもある金大鉉氏)と、姉妹劇団としての結縁を結ぶことになり、千秋楽公演後、すぐその場で、観客を前にして、つまり、観客を証人として、記念牌の交換式が行われたのです。その牌というのがまた、クリスタル製の重いやつで、日本と韓国の国旗と共に月光舎と創作村の名前が刻まれていて、日本語とハングルの両方で「お互いの伝統と友愛に基き、文化芸術の発展につくし」などと書いてある立派なもの。本番前に金大鉉氏と話してる時、そんな話が出て、「いいですね」なんていってはいたんだけど、まさか、ここまでほんとに立派な牌まで作るとは! なんたってクリスタル製でっせ! 驚いたのはそれだけじゃなくて、民俗居酒屋で行われた打ち上げの時に、背中に「韓日友好」「創作村(ハングル)+月光舎(漢字)」と刺繍の入ったスタッフベストを、なんと、今回の公演の参加者全員にくれたんです! しかも、月光舎のメンバーだけじゃなく、韓国公演を観に来てくれた、友人の道学先生のかんのやラッパ屋の武藤直樹やうちの妻にまでですよ!
クリスタル製の記念牌にしろ、刺繍入りのベストにしろ、千秋楽までそんなに時間なんてないはずなのに、間に合わせちゃう凄さには、ホント驚きました! なんでも、南大門の業者に徹夜で作らせたとか……う〜ん、コリアンパワー恐るべし。その源は、キムチを代表とする辛いカプサイシンと、ニンニクだと私は睨んでまして、実際、韓国に行くと私はやたら元気になって、韓国にいる間はだいたい睡眠時間が3〜4時間なんですが、全然平気なんです。それが、日本に帰って来てからもしばらくは残ってたんですが、最近は抜けちゃって、ダメですね。シオシオのパーです。日本のメシはなんかパワーが出ませんね。妻も、なんちゃって韓国料理はよく作ってくれるんですが、ニンニクを大量には入れられないし(韓国だと気にならないけど)、子供の口に合わせるとそんなに辛く出来ないし……おっと、韓国料理の話はまた別の機会に譲るとしましょう。
クリスタル製の記念牌やスタッフベストは、9月の横浜での凱旋公演の時には、飾ったり着たりしてますから、どうぞ見て下さい。そうそう、作ってくれたといえば、3mと5mの宣伝用の横断幕まで作ってくれて、劇場近くの歩道橋のところにずっと張られてました(実は無許可なので捕まったらヤバかったらしい)。それも9月に劇場前に張り出します。
そんなこんなで、実に倉庫劇場や劇団創作村の人たちはよくしてくれて、ほとんど毎日一緒に飲みに行ってましたね(あ、私だけかな)。今回、一番よく飲んだのはトンドン酒。韓国ソジュが日本の焼酎に比べて甘いのは、辛い料理に合うためだけど、トンドン酒は酸っぱくて、料理をいっぱい食べた後でも、お腹をスッキリさせてくれます。
そうそう、今回はノレバン(カラオケ)にもよく行きました。10日の滞在中3回行ったから、3日に一回は行ってた計算。韓国のカラオケは、これまた凄いんだ! その話は次週!
(6.3.2002)
(つづく)