2002年4月第1週

帰って来ましたよ、韓国から! しかし、今回で5回目なんですが、行く度に新しい発見があると同時に好きになっていく韓国の魅力って何でしょうね。もちろん、合う合わないは人によって違うと思いますが、私の場合は韓国の「ケンチャナヨ(大丈夫)精神」が自分に合ってるんじゃないかと思うんですよ。だいたい私は昔から「楽天的」だといわれてたんですが、韓国の「ケンチャナヨ、ケンチャナヨ(大丈夫、大丈夫)!」という考え方がまさにそれなんですね。でもそれは、「どうでもいい」と思ってるわけじゃなくて、そういいながらも何とかしてしまうパワーがあるんです。変に考え過ぎて悩んで出来なくなっちゃうより、「何とかなるさ!」といいながらエネルギッシュにこなしていく姿に憧れるし、私もそうしてきたつもりです。決していいかげんというのとは違うし、「ケンチャナヨ」といいながらも自己主張ははっきりしているし、この辺りも似てるかなぁ……自己主張といっても、ただ単にワガママというのではなく、いうことは理にかなっているし、その背景には民族愛や家族愛があるというのも素晴らしいと思うんです。日本人て、右寄りな考えの人は別として、ほんとに自分の国を愛しているのかなと思っちゃいますもんね。もちろん韓国人の中にも、いわゆるガンコな人もいるし、そういう人と議論をすると辟易してしまいますが。幸い、私の回りの韓国の人たちは広い意味で日本を理解してくれていて、これからの新しい関係を大切にしていきたいと思ってくれている人たちばかりなので、交流はスムーズに進んでいます。やっぱり、いきなり国と国じゃなく、人と人からですよね。

さて、今回の訪韓の目的は、チラシやポスターを持っていって倉庫劇場の人と情宣の打ち合わせや具体的なスケジュールの調整をし、劇場機材の確認をしたり、宿泊予約をすることだったんですが、私がソウル情報を仕入れるのにいつも利用しているソウルナビというサイトの編集部も訪ねてみました。実は韓国に行く前に、向こうで観たい韓国映画があったので、やってるかどうかメールで尋ねたところ、すぐに返事をくれたので、韓国公演の宣伝をお願いしがてら、御礼に伺ったわけです。そこで山崎さんという日本人の男性に会い、しばし韓国映画談義をしました。山崎さんは2年前からソウルナビの編集部にいるそうで、私としては、韓国で仕事が出来てうらやましいなぁと単純に思ってしまいました。もちろんハングル語が出来ないと無理なので、まだまだ夢ですが。

山崎さんは私が日本から連絡をしたら、私のことをいろいろ調べていたみたいで、このFSTAGEも見てくれたようです。これもソウルで見てくれてるかなぁ。そうそう、私も韓国から見たんですよ、FSTAGEや出来たてホヤホヤの月光舎のHP(まだ一部ですが)。銀行のロビーにただで見られるパソコンが置いてあるんです。日本語の入力は出来ませんが、結構長い時間居座っちゃって……まぁ、空いてたからケンチャナヨ!

山崎さんとの話で、韓国の映画は演劇っぽいのが多いという話もしました。『シュリ』とか『JSA』みたいな映画は別として、私の好きなホン・サンス監督の映画なんて、ほとんどワンシーン=ワンカットで、役者も長い演技が要求されますしね。実際、韓国映画の役者は演劇出身の人が多いんです。今回ソウルで観たのは、ホン・サンス監督の新作『生活の発見』と、『JSA』のパク・チャヌク監督の『復讐は我にあり』でしたが、どっちもよかったなぁ。特に『復讐は我にあり』は、すごかった!

といったところで、韓国の報告はまた次回も続けますね!

(4.8.2002)

(つづく)


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