長距離バスの酒酔い運転の事件だよ。すごいねえ。

ニュースとかじゃ、運転手とかバス会社のこと非難してるけど、そこが問題じゃないんだろ。うちじゃ、さかいちゃんがバスガイドやってるから、バスの運転手ってのは、そんなもんだって知ってる。最近のバスの運転手ってのは、長距離トラックの運転手あがりなんだって。で、長距離トラックの運転手は酒飲みながら運転すんの普通なんだって。

でもね、問題はそこじゃない。そのバスに乗ってた客だよ。蛇行運転してたし、ひどかったらしいじゃん。女学生がメールでSDOS出したとか。「酔ってるみたい」って。酒くさかったらしいし・・・。それで不安な中、６時間乗ってた・・・。おいおい。

状況の深刻さを理解できなくなっているんだよね。面白いなあ。中国の亡命のやつも、帽子拾ってる場合じゃないだろ、とか怒られたけど、気がつかないんだもん。薬害エイズだって、狂牛病だって、ヤコブ病だって、みんな同じ。悪魔じゃないよ。悪意でやったんでもない。大丈夫だと思ってたんだって。

聖誕教会で撃ち合いしてたとき、日本人の観光客のカップルが何も知らずに入っていこうとしたんだってね。周りが銃だらけなのに、その異様さに気づかなかったんだって。

そんなこんなを先日のメトロポリスプロジェクトの、「おやじ狩り」という作品でじんのさんが描いていた。ことの重大さを理解できなくなっているんだよ。平和ボケともいうけど、私はこれを「まいっか症候群」としてまとめよう。