週刊小丸


No.65(5/15〜5/22)

5/15

抜き稽古。大島、今平、本多、伊藤、渡部、羽生の6人で。オープニングの二人芝居を今平・本多、大島・伊藤、渡部・羽生の組み合わせでやってみた。どうしても、置かれた状況を忘れた芝居になってしまう。そこいらの人々の会話なのだ。死と隣り合わせだというのに。

それにしても、大島とか今平って、ほんと形芝居になっちゃったよなあ。伊藤ちゃんはパターンが一つみたいだし。

役者の問題点は発見できたし、「死と隣り合わせ」を表現することが重要だ、というのも確認できたんで、よしとしよう。

5/18

町田・塚本・藤井・橋本、欠席。デート以外の理由で休むの禁止なのにぃ。

野村キンジさんが見学。映像への出演依頼をする。金安に頼んでいたけど、どうも大変なことになりそうなので、キンジさんに頼んでみた。稽古の後、飲み屋に言って、ノリで快諾。キンジさんも血のりにうるさいみたいで、古川さんといい、変態ばっかで・・・。今回の芝居で、何人が血のりに魅せられてしまうことやら。恐ろしいぞ。

殺しの始まるシーンの続きをやってみた。12人ぐらいが参加して喋るのだが、うまいやつとダメなやつの差が大きいので、キャスティングによっては芝居が止まる。やっぱ、セリフを10人以上で回すのは難しいかもしれない。ちゃんと芝居を作れるのは5人ぐらいだもんなあ。まあ、もう少し我慢して、回してみよう。あと1週間ぐらいだけど。

後半、オリジナルキャストで「関田の選択」シーンを。「どっちを殺すか選べ」ってシーンだ。「殺す」っては言わないんだけどね。こういうのも形になっちゃうなあ。難しいなあ。

5/19

若手抜き稽古の日。が、大森は稽古場がわからず、迷子になって帰ったとか。大島は仕事が延びて休み。ばかやろー。大森はまだ素人だから、困ったなあ。携帯に電話したみたいだが、稽古場は地下だから・・・。受付に電話するということすら知らないんだから。大島からは翌日謝りの電話。

5/15と同じやつを4人で。石橋・越田、伊藤・町田。あまりにダメなんて、台本を離し、「ごはん下さい」対「ぜったいあげない」の戦いにしてみた。だってセリフ聞かないんだもの。

あげく、越田一人が「ごはん下さい」と言い続け、周りの3人が、やーだよ、というヒサンなものに。でも会話じゃなかった。難しいぞ。

5/21

12人参加。この日用の2ページの台本を渡す。5人芝居だ。

12人を5人、5人、2人に分ける。で、5人の役も指定し、打ち合わせをさせる。

先に「出方コンテスト・ここはどこ編」をやる。登場シーンだが、まったく状況がわからない状態での登場だ。

ネタを仕込んでくるやつが半分。つまり、展開を決めてきたんだ。4分間に設定した結果、3分で終わって困るやつとか、時間が足りなくて最後まで行けないやつとか。仕込みのダメなとこだ。

なにも考えてないやつの方が面白い場合もある。全体的には低調だった。だめだなあ。

5/22

橋本の公演が終わったので初めて全員揃うかと思ったら、安伊子欠席。よって16人。

大岩が絵コンテを持ってきた。役者の動きしか描いてなくて、カメラ割りになっていない。困った。俺が描いたやつを見せる。パーンダウンとか回り込みとかの指定ぐらいして欲しいよ。あそこまでダメだとは思わなかった。

出方コンテストの続き。前日欠席のやつを中心に。が、どうしても、その場にいたやつに質問しすぎるので、布施と藤井に誰もいない部屋に来た、という前提でやらせてみる。部屋の中央にはモノが一つ置いてある、という条件。とまどい、よりも恐怖を表現しすぎ。

結局、異常な状況を説明する芝居になる。異常な状況において、なにかを起こすことが重要なのに。やってることで、その異常さを客が感じとれないといけないのに。

後半、抜き稽古でやったやつを全員でやってみる。16人なので8組。まったく、人数が多いと、なにをやるんでも長くなりすぎる。

そんな稽古も水曜までだけど。週末にVer.1.2を上げる予定。 (つづく)


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