週刊小丸


No.60(3/23〜3/27)

3/23(木)

午後、玄米舎の稽古。公演は3/31〜4/2。まだ全然できていない。

廣瀬大輔が作・演出だ。ホンはそこそこ面白い。問題は二人の中学生だ。タレント事務所(サン・ミュージックとか)所属ということで、そこそこ可愛いのだが、やっぱ芝居になってない。特に13歳の中学1年の子。度胸はあるんだけど、なんせ目線が定まらない。だいじょうぶかなあ。

しかし、中学生にシモネタばんばんの芝居やらせて、親がまた、「人間として、中学生として、こういう芝居には」とか言い出さないか・・・。

夜、ジャブジャブサーキット@スズナリ。今平と一緒。羽生がゲットした招待券を二人で譲り受けた。ジャブジャブはほんと、青年団化していた。びっくり。

3/24(金)

夜、賢弥ライブの稽古。本番の前々日なのに、ほんとにできていない。びっくりだ。通しなのに、通しになってないし。通しの後、思わず、「できていないこと、山の如し」とか言ってしまった。

この状態ではヤバイので、25日の稽古を午前中だけの予定を変更するように要請。2回の通しと、ラストのネタを作りこむことを提案。もうちょい頑張れるはずだ。

帰宅し、抜き板の上にスイッチ6個をつけたやつを自作。フェーダーがなくても、直で切りかえられるものが浜松では必要だ。

深夜、浜松のプロデューサーから電話。「できてないよ」と通知。あらかじめ、謝っておく。

3/25(土)

この日は、昼が人形劇で、そのあと、浜松に向け出発する。

和光市民文化センター小ホールで「金のおのと銀のおの」。着ぐるみ人形劇だ。昔のメンバーが三人もいた。けど、琢磨君は不在。夕べ、夜中に琢磨君から、「自分がいけない旨」の暗い電話があった。一人で名古屋だとか。

プロサスと1サスとホリしかない小屋で、仕込みは楽だけど、大変。ピンに頑張ってもらうしかない。ピンは古川萬里さんに頼んだ。彼女は照明のバイトもやっている人なので、意志が通じ易く楽ちん。だけど、ピンに対する考え方が違い、つま先は入れないと言う。私が教わったのは、「つま先から頭まで」なのだ。あと、顔からインして、顔からアウトする、ってのもできない。いろいろ注文してしまった。

古川さんは、本番中、司会のお姉さんや人形に受けまくっていた。笑いすぎだっちゅーの。

2時からの1回公演で、3時半にはバラシも終わった。大岩車が迎えに来る予定。で、電話したら、まだ練馬で稽古中だとか。とっとと迎えに来い、と。

4時半、到着。すぐに浜松に向けて出発。4人乗りの軽自動車に5人。後部座席の真ん中に私。窮屈な道のりだ。東名に乗るまでに2時間半。藤枝の宿泊地(賢弥の実家)に着いたのは9時半だった。結局、5時まで稽古していたという賢弥たちの車は、この時点でまだ都内を走っていた。彼等が到着したのは0時過ぎだった。私達は11時過ぎに寝たけど、賢弥たちは午前2時に寝た。起床は3時。

私は3時間ぐらい寝れた。賢弥たちは1時間も寝ていない。大丈夫か・・。

3/26(日)

午前3時起床、3時40分、出発。浜松のライブ会場には、4時40分着。すぐに仕込み開始。7時40分、仕込み終了。8時、場当たり開始。

10時半、場当たり終了。ちょっと飛ばしてしまった。本来なら細かく決めなくちゃならないとこもあったのだけど、ラフな場当たりで終了。

11時、ゲネ開始。12時半、ゲネ終了。賢弥のテンションが低く、デキは最悪。と言っても、照明・音響のチェックのほうが重要なので、それどころじゃない。照明なんか、この時点でどうしていいもんか、さっぱりわからない。今回ほど、つらいシゴトもない。作品ができていない状態だけど、何もない小屋では明かりでフォローできないのだ。

ってゆうか、いつもと同じように、照明が重要な位置を占めるネタを作るんだものなあ。まいったよお。14時開演。当初、1時間15分の予定とか言ってたけど、結局1時間45分もあった。いつもと変わらない。

アドリブの多いトーク系のネタはそこそこ受けてたけど、作り込むネタがびっくりするぐらい寒かった。特にトリネタは・・・。

終演後、速攻でバラす。夜は4バンドが参加するライブがあるのだ。4時過ぎからバラシ始め、5時には終了。その後、プロデューサー宅へ移動し、時間をつぶす。みんな寝込んでいた。

7時半に起き、ライブ会場へ。ライブを見ながら打ち上げだ。4つのバンドのレベルが高く、楽しい。10時半、ライブ終了。その後も飲み続ける。そのまま、会場のソファで寝た。2時頃だった。長い一日が やっと終わった。

3/27(月)

8時45分、起床。9時出発の予定なのだ。が、ライブ会場宿泊組はちゃんと起きたのだが、プロデューサー宅宿泊組が全く起きてこない。結局、浜松を出発したのは10時半だった。

途中、海に寄っていく。でっかい砂浜(小さい砂丘)を見学。みんな高いテンションで、靴を脱いで海に入る。あばれヌンチャクというお笑いコンビのたけぞう君が、突然すっぱだかになり、海に飛び込む。女の子もいるのに、堂々とブラブラさせている。その姿で記念撮影(現像に出せないぞ)。

小一時間ほど遊び、再び出発。途中休憩をはさみ、賢弥車と分かれて、ぶっとばして帰京。東名を降りたのは5時頃だった。用賀の駅で女性二人を降ろした。この時、賢弥から電話があった。なんでも、警察に「積載オーバー」で捉まったとか。6人乗りのバンに8人乗ってたからだ。相変わらず、なんかやらかすやつらだ。こっちは、都内を順調に移動し、6時過ぎには家に着いた。

へとへとに疲れた。風呂に入り、「ビューティフルライフ」を見て、寝た。「ビューティフルライフ」最終回は、期待通りの素晴らしさだった。ってゆうか、役者がうまいよ。

(つづく)


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