週刊小丸


No.53(1/22〜1/28)

1/22(土)

A-CLIS稽古。メインキャラクター像がようやく明確になった。誰が何にこだわっているのかがはっきりしてきた。問題は、役者がそれをきちんと表現することだ。

グローブ座の「鏡」(三田村邦彦主演)に出演する史朗ちゃんから電話。前回、俳優座劇場でやったやつの再演で、初演のやつから残ったキャストは三田村と史朗ちゃんだけだ。あとはみんな変わった。吉野公佳、小川範子、柳ユーレイ・・・。最大の難敵は演出が山崎哲に替わったことだ。かなり大変みたい。だけど、史朗ちゃんの言うところの「演出家のムチャな注文」ってのは、どう考えても普通の演出だ。ようするに会話を成立させろ、ということだ。それが全くできない史朗ちゃんは、かなり苦労しているようだ。おのれの未熟さを知りやがれ、って思った。今回のやつは見ないつもりだったけど、そんなに苦労しているんだったら、見てみようかなあ。5000円か・・・。

1/25(火)

オフオフシアターで星屑の会小宮派公演を見る。テレビで見ていた星屑の会の印象があったので、そんなには期待していなかった。普通の手堅い芝居だと思ってた。ところが、水谷龍二のホンは、この作品が芝居用台本の初期のやつらしく、ほんとうに刺激的だった。テーマは宗教。10年前の作品で、オウムが起きる前だ。イエスの方舟あたりの印象があったころだ。宗教の位置付けがうまい。やっぱ、宗教を描くのなら、「殺人集団」じゃなくて、「人はなぜ宗教に走るのか?」を押さえてないといけない。そこいらへんが見事に描かれている。うまいなあ。オウムは「殺人集団」じゃなくて、「そこいらの宗教」なんだって、誰かがちゃんと言ってくれないかなあ。宗教やる人はオニでも悪魔でもなくて、ただの「ダメ人間」なんだから。「ダメ人間」を排除する社会ってやばいのに。どうして最近は、なんでも単純化するんだか。嫌だなあ。

終演後、小宮さんの隣りでダメ出しを見ていた。細かいダメがいくつか。ほんと細かい。でも、初日にしては、そんなに大きなトラブルもなく、ほっとした様子。周囲のおじさんたち(たぶん水谷さんとかなんだろう)もいろいろ言っていた。

窪ちゃんもいたので、そのまま打ち上げに参加。が、人が多くて入れず。でもって、年齢層が高いので、気後れする。窪ちゃんと二人で帰る。

清水さんのマネージャーから3月のライブのことを聞く。3/11〜12の土日とかで、裏方を手伝うことになった。たぶん、窪面も終わっているので大丈夫だろう。スズナリだ。

1/27(木)

アゴラの契約。調光卓がJANDSになっていた。素晴らしい。24×2で、ストアハウスのと同じだ。メモリが使えるので、ほんと楽になる。シーンをメモれば、オペは誰でもできるぞ。照明オペ募集!

霧生館本読み。「座敷牢」の声を担当する方々の本読みを見学に行った。決定稿の雰囲気を知りたかったんだ。台本に照明の指定がいっぱいあるので、それを確認したかったのだ。アニメを上映していて、照明を加えたら、ほんと映像が見えなくなるのだが。

元オルガンヴィトーの金濱さんや、元パラノイア百貨店の林さんらがいた。が、ほとんどのセリフを作者の原田さんが読んでみせてくれた。18時から始まったけど、22時の時点で最後までいかなかった。シーンごとの時間を測っていたので、私は積算していった。とばしたシーンや映像だけのシーンも加えながら積算していったら、クライマックスの直前までで1時間31分。残り15分〜20分ありそうなので、やたら長い。30分ぐらいカットしないといかんだろうに。

私も読まされた。1回ぐらいしか読んでなかったので、ほとんど初見状態で。途中、15分ぐらいのモノローグ(映像はある)があり、眠くなった。その直後にやらされた役が、全然できなかった。だって、テンション完全に落ちてたもんで・・・。とほほ。

1/28(金)

朝からプレステのパラサイト・イブ2にはまる。途中、ホームページの仕事もしながら延々はまる。気がつくと、土曜の朝方に。で、うっかり寝てしまい、週刊FSTAGEのアップロードを・・・。土曜に昼頃、起きてきてこれを書いている・・・。土曜は会社で仕事するつもりだったのに・・・。これをアップしてから出社しよう。やべえ。

(つづく)


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