週刊小丸


No.51(1/7〜1/14)

1/7(金)

窪ちゃんと、窪ちゃんの友達(劇団なんとか主宰のなんとか君・・・名前覚えろよ>オレ)と三人でミーティング。「頑張ろう」で終わった。ただ、窪ちゃんのその後を知ることができた。さすがに「死ぬ」ところだったとか。まあ、しょうがないよな。劇団やってたら、死にそうになるのは仕方ないや。自殺はアーティストの職業病だって言うし。でも、かなり復活してた。

ただ、こないだの作品を横浜で再演する話しは消えていた。劇場の方に「クオリティが保証できない」と言ってしまったらしい。こんなこと言うなんて、よっぽど死にそうだったんだろう。まあ、死んでも言っちゃいけないことなんだけどね。心中を察するけど、「それは言っちゃいかんよ」と怒ってしまった。

結局、駅前劇場では3月の平日三日と、8月から9月にかけての一週間をやることに。ただ、メジャーどころのビッグネームを呼んで公演する、といっても、ほんとうにビッグネームが呼べるのかどうか心配ではある。いろいろコネを駆使して声をかけようと思うのだが。売れっ子のスケジュールを押さえるのは難しいしね。そこで、8/30〜9/3までを芝居やって、残りの月曜と火曜を別のイベントにする、ってえのを提案。前日、小屋の承諾は得ている。1日しか呼べないビッグネームと1日限りのセッション式公演だ。窪ちゃんとビッグネームのバトルロイヤルだ。「それもありだね」ということで検討することに。とにかく、いろんなパターンを考えておかないとならん。

1/8(土)

自分のホームページの更新を。構造自体に手をいれることにした。

1/9(日)

昼、A-CLIS稽古。キャストが決まっていた。で完成台本を使っての稽古。五月公演なのに、既に完成台本ができている。素晴らしい。

新人の子の芝居が問題。男の子なのだが、芝居になっていない。とっても重要なセリフの後、「逡巡する」芝居があるのだが、なぜ、逡巡しているのかを聞いて見た。で、何かいいたいことがある、というのは何なのかを尋ねた。「わかりません」だった。戯曲解析をやらないとならないぞ。

A-CLISの演出家さんとちょっとバトル。キャラクターにないことを私が提案したからだ。役者は嬉々としてやっていたが、演出家さんはあせったわけだ。が、この段階では抑えないほうがいいと思ったので、がんがんやらせた。この劇団は五月公演だからと言って、稽古は土日だけと決まっているので、そんなに時間的な余裕があるわけじゃない。その意味で、私の感覚がずれているかもしれない、とか、ちょっと反省。普通の芝居づくりと同じに考えてはいけないわけだ。

夜、九龍城のミーティング兼新年会。

会場の区民地区会館にいったら、画を描いていた。みんなで描いている。一枚一枚がすごく綺麗なので感心する。ほんと、アニメって、この一枚一枚が作品なんだよなあ。だけど、1秒間に15枚ぐらい必要で、1分間だと900枚、今回の80分の作品だと、七万枚ぐらい必要なわけだ。気が遠くなるよなあ。

会場に舞監さんと撮影の方がいた。挨拶した。舞監さんとは初対面。改造王国とか上海劇場とかからの繋がりみたいで、一緒だった。今回みたいなとんでもないイベントの舞監だけは、私なら受けない、と言っておいた。苦労するに決まっているけど、苦労するから楽しい、と言っていた。まったくその通りだと思う。いや、苦労はしたくないよ。でも、2度とできっこないイベントだから、苦労を楽しもうと思う。(そうでも思わんとやってられんわい)

飲み屋に移動して大騒ぎ。「座敷牢」主演の金濱さんが大暴れ。受付嬢のさがらちゅんが前回は声が出なかったのだが、今回はちゃんと騒いでいる。楽しいぞ。さがらちゃんは人妻であるらしい。大丈夫か。

宴会の終盤で一人の女性が泣く。うひひ、始まったぞ。今回の情宣で、ちんどん屋プロジェクトをやることになっている子なのだが、リーダーの男の子とケンカしているのだ。そうそう、こういうのがないと、集団でやってる意味がない。意見のぶつかり合いでバトルしないとね。この女性はすごく気の強いナイスガイなのだが、それだけに我慢ができなかったらしい。で、リーダーの男の子がまた口の悪い私みたいなやつで、ケチョンケチョンに罵っていた。彼女は泣くしかなかった。気がつくと、私は彼女の横でフォローしていたわけだが、今思い返すと、セクハラまがいのことしてたかなあああ・・。まあ、可愛そうだったんで、なんかしてあげなくっちゃと思ったからなんだけど。

で、彼女を弁護する子が現れた。彼は女性なのだが、まあ、カレだ。カレもまた涙ながらにリーダーの理不尽さを訴える。が、私はなだめる。こいつはほんといいヤツだ。女なんだけど、女しか愛せないのだ。ちくしょー、かっこいいぞ。

1/10(祭)

シゴトしてた。今回、上場小売業企業のデータベースを作るので、MSアクセスのお勉強を始めた。昔、マックの頃、4D Firstを使っていたのでデータベースソフトの基本は理解している。システムはそんなに変わらない。細かく設定ができるようになっていた。

じんのさんのホームページと前川麻子のホームページを見に行く。じんのさんとこに刺激を受ける。ネットって一般化して、あまりアブナイことやらなくなってるけど、なんか、ダメになってないか、とか思っていたんだ。刺激を受けたので、自分とこでもネット生命をかけて、あぶないことを展開しよう、とか思う。「ネット生命」とか言うけど、死なないしね。まあ、怒られたら怒られたで、あやまるし。去年は二回謝った。リセットNとピスタチオ。今年の目標は5回。反省しろよ>オレ。

1/11(火)

A-CLISの台本を初めて真剣に読む。5時間ぐらいかけて戯曲分析をしながら読んだ。ようやく全体像がつかめた。その上であらためてキャスティングを考えた。で、作ったキャスト表を演出家にメールする。全く違うものになってるので、驚かれた。なんのしがらみもなしに考えたものだからなあ。この劇団の場合、これから変更するのって難しいかもしれない。初舞台が三人もいるし・・・。まあ、言うだけ言っておくって感じ。

1/12(水)

霧生館のやつをえんぺとニフティで情宣。翌日、メールの申込みが1件あった。来週は各劇場に折りこみに行く予定。いい年して折りこみやってるのって、オレぐらいかな。ついでに窪ちゃんのも折りこもうと思う。しかし、霧生館のと窪ちゃんのでは、方向性がまったく一致してないなあ。折りこむ劇団をあわせるのが困難だ。とほほ。

1/13(木)

発砲B・ZINを見にきた窪ちゃんに会わせるため、増田アイコと橋本佳代子を呼び出す。本多に行ったら井上カオリンがいた。「あたしがなんで3位なのよー」と怒られた(BARTグランプリ)。だってさあ・・・。男と別れたと聞いていたが、ヨリが戻ったとか。まったく、コンジョーなしめ。8月の窪田プロデュースに誘う。ヒマみたいだから。エッチ映画の誘いに乗るなよな。

窪ちゃんは発砲の宴会に長居させられたとかで、11時半ごろ登場。終電に乗るため、15分ぐらいしかいれなかった。アイコが「自分の作品を出したらやれるか」を確認。窪ちゃんは3月のは「お笑い」にこだわっており、「作品はちょっと」となる。「お笑い」で出演者が集まるのかなああ。

発砲に折りこんでいる出演者募集チラシを見せてもらう。・・・応募があるのかなあ。3月の公演の冠が「お笑いオゲレツラプソディー」だもの。おもて面の「窪田あつこ新聞」は面白いけど。

稽古は2月5日からにすることを確認。5日にオーディションしよう。いきなり駅前に立てるってのはおいしい話しだと思うんだけどね。(募集中よ!)

橋本とアイコにスズナリの手伝いをたのむ。ってゆうか、ぜひまぜて、といわれる。橋本は3月末の大ちゃんの芝居に出るのだが、ヒマをぬって「九龍城を白塗りでウロウロするだけの役」をやるとか。「そういうの大好き」と叫んでいた。私もこういうの大好きだが、なかなかその感覚をわかってくれるやつがいない。橋本は3年ぐらい前に維新派の手伝いで大阪に渡っただけのことはある。アイコは今度のアフレコに連れていこう。

1/14(金)

ふと、「等身大aibo」というフレーズが思いつく。着ぐるみaiboだ。九龍城に置きたい。いや、犬肉屋台があるんで、そこに吊るすか・・・首だけ。きゃーっ。

会社で「専門店産業白書」の方のお仕事。小売企業データベースにとりかかる。

中野坂上に大創の100円ショップができた。かなり大型の店舗だ。で、もう、なんちゅうか、めちゃめちゃいろんなものがある。タイムマシンの一つの構想が生まれた。ちょっとだけ試し買い。来週、秋葉原に行こう。原価350円ぐらいでできそうやん。

年賀状を書く。30通出した。

九龍城のほうの後半の映画の台本(完成準備稿)「座敷牢」を丁寧に読んだ。思っていたのよりも、全然ドキュメンタリータッチの凝った作品だ。「少女椿」とは異質にできていて、かなり面白い。いろんなシカケ(台本上の)があるし、ただのアニメとは全然違う。まさか、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を意識してんじゃないよな。いや、ありえるかも。でもって、その意味で幾つか出ている舞台機構を使ったアイディアが、ちょっと物足りないかも。なんか考えて提案しようと思った。

アンファンテリブルのホームページに行ったら、「寝盗られ宗介」をオフオフでやりたいからプロデュースしてよ、とか言われたので、思わず「んじゃ(公演を)やりましょう」とか答えてしまった。これ以上仕事増やしてどうすんだ>オレ。

(つづく)


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