週刊小丸


No.43(10/26〜10/31)

10/27(水)

チベット稽古@光が丘。迷子になった。稽古場に30分遅刻して到着。でも、なかなか通し稽古が始まらない。で、終了1時間前になり、ようやく通し開始。最後までできないじゃん、とか思っていたら、やっぱりできなかった。とほほ。

一番完成度の高かったネタがボツになってた。なんでかしらん。高松のコギャルネタは、ある意味で面白かったんだが・・・。

10/28(木)

チベット@中野テレプシコール。朝から仕込み。朝一で会社で仕事の打ち合わせをしてから小屋入り。9時から道具関係が仕込んでいたはずだが、あんまり進んでいない。10時から吊りこむ。12時終了。だって、たったの20台しかないんだもの。中野テレプシコールはダンスの公演が多い劇場だ。タッパが高いんだ。だから、たったの20台なのに、めちゃめちゃ疲れた。それに、オペルームへはハシゴを昇るので、それも疲れる。

道具の仕込みが全然進まない。床はパンチで、あとはパネルを立てるだけなのだが、パネルの立てこみが遅れまくっている。まあ、舞監が賢弥だから・・・。

14時過ぎにようやく建て込み終わる。で、明かりのシュート。シュートは30分ぐらいで終わったんだけど、その後の場当たりがなかなか始まらない。15時、場当たり開始。17時半、ゲネ開始。18時50分ゲネ終了。この時点で開場10分前。が、道具の直しがあるということで、開場を遅らせる。

ゲネの最中に、1ヶ所、キッカケ合わせをやってないところを発見。ひぃーん。音響さんと相談して、てきとーにやる。ゲネの後で、確認。

19時20分、開場。19時40分、開演。21時、終演。

石井光三オフィスの星澤さんが来ていたので飲みに行く。みんなで反省する。ダンスシーンにダメが入る。もっとハデにしないとならない。

10/29(金)

朝から会社でHPのダメ出し。女子社員が感覚的な注文をたくさん出す。とほほ。

10時小屋入り。ダンスシーンの検討をする。振り付けなどは変えない方針を決め、道具関係でなんとかすることに(明かりはコロガシを追加した)。で、決まったのは、紙テープを降らすことに。すぐに賢弥が近所に買いに行った。小屋の人が近所で紙テープの安売りをしている店を教えてくれたのだ。が、賢弥が買ってきたのは、樹脂性のリボン。紙テープは地味な色しかなかったんだと。・・・そんなの、照明でなんとでもなるのに・・・。

で、総動員でテープ(100m×五本)を切る。だいたい200本ぐらいになった。んでも、その様があまりにも非効率なんで、私は見守ることに。それと、ベニヤと小割りで作る仕掛けも、やたらと大物なんで、かなり心配に。

13時頃、ようやく完成。が、仕込む段階で、なんだかトラブル。開場時間を押して、仕込むも、仕込み切れなかった。ので、昼に使うのは中止。今回も、開場を20分押し、開演を10分押した。

私がこのテープをやろう、と提案したのに、なにもやらない私・・・ヒキョーかなあ。でも、私が参加すると、一から作ってしまうもんな。全然違うんだもの。まあ、賢弥のいい経験だ。このライブはそんな感じでオッケーみたいだし。

マチネ。昼前の稽古にもかかわらず、高松のできが良くない。まあ、初日よりはいいけど。橋本が頑張っていたので、まあまあかな。

終演後、再び仕掛けに取りかかる。が、やっぱりてこずり、仕込み終わったのは、開場時間を過ぎた頃だった。最後も開場を25分押し、開演を10分押した。本編が1時間20分と短いので良かったよ。

で、問題の仕掛けだが、とんでもないことになった。がはは。笑うしかない。ベニヤで棚を作り、そこにテープを乗せておき、棚を回すことで振り落とすのだが、途中でテープが引っかかった。さらに、その後、テープの上端を両面テープかなんかで止めていたみたいで、暗転中に引き落とす予定だったのだが、上の小割りごと引き落とした。終盤、ずっと折れた小割りが舞台上空にあった。ので、ラストのバックサスが使えなかった。

終演後、バラシ。そして、打ち上げ。なんか、疲れきったので、一次会で帰宅。

10/31(日)

スズナリ九龍城の打ち合わせ。全体像がようやく見えてきた「霧生館公演」だ。かっこいいチラシもできた。回廊の物売りなども決まってきた。ミーティングに行ったら、女性がいっぱい。作り物に参加する方々だ。臓器作家、みたいな人とかもいる。そこで、回廊でやるパフォーマンスが決定。「にわとり売り(生のニワトリを持ちこむ)」「蟲屋」「タイムマシン売り」「臓器売り」「包帯屋」「闇医者」「煮込み屋」などなど。ちなみに「タイムマシン売り」は私だ。あと、辻に立っている人間は、娼婦系が多い。ほとんどハダカだそうだ。回廊は、スズナリの外に出るので、外回りは服を着せよう。女子トイレは使用禁止だそうだが、男子トイレは使ってもいいらしい。企画書には「男子トイレに住んでいる人」となっているが、一体どんなやつだろう。

その場でいろいろ企画が出る。シャム双生児の似顔絵描きとか、拘束服を着た男、とか。エッチなものが足りない、とか言っていたら、ある女性が「例えば、きれいな女の人が、ガムを売るのはどうかしら。買ってくれる人には、ガムをかんでから渡すんです。やっぱきれいな人でないとアレですけど」とか。そりゃそうだろ。いいかもしれない。

九龍城の資料を見る。すごいなあ。ほんとうにあったんだよなあ。

全長100メートルの回廊・・・電源容量との戦いになるだろうなあ。20万円分、買うことにした。電源コードとブラックライトと蛍光灯だけで、そんくらいになるだろう。白熱球は、電気食うからNGだろうなあ。熱もこわいし。あと、外壁のライトアップが問題だよなあ。

(つづく)


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