週刊小丸


No.37(8/23〜8/29)

8/23(月)

藤井賢弥ライブ仕込み@江古田ストアハウス。花歌のタマとマサミが手伝いに来てくれた。タマミが勘がいいのに驚く。教えたことをどんどん吸収していく。まあ、あれが普通で、他のメンバーがダメなんだけどね。

場当たりやっているとき、タマとマスミが舞台裏で、幕の直しとかをやっていた。が、黙ってやってればいいのだが、ボソボソ話しながらやっていた。最初、誰が話しているのかわからなかったので、音のゲージをとっている時に、どっかから声が聞こえてきて、「?」だったが、その後、それがタマの声だとわかった瞬間、ぶち切れて怒鳴ってしまった。役者さんに声を出してもらって音のレベルを決めているときに、平気で声を出す神経が信じられない。花歌って、そういうとこの厳しさが足りないんだよなあ。窪ちゃんが怒るのに対応しているだけで、やってることの意味を理解していないんだ。まったく呆れたよ。

10時入りで、12時に吊りこみ終わり。68台を吊った。パーライトも全部使った。午後からシュートして、メシ食って、14時頃から場当たり。16時半ぐらいに終わり、17時頃からゲネ。ギリギリでメモリ終わる。ゲネが終わったのは18時半。19時、客入れ。19時半開演。思ったよりも客が少ない。だいじょうぶか。

結局、全体を通してみたのが、この日のゲネ。小ネタがなくなり、似たようなものばかりの印象。「役者」の面を前面に出した印象だ。そんなのがやりたいのかなあ?、と疑問に思う。

8/24(火)

昼、銀座小劇場に行き、アニメックスの照明の確認。ジェルスホールからACを借りてきたとかで、けっこうハデだった。けっこう盛りだくさんの印象があるけど、どうなんだろうか。で、私がいた13時〜15時ぐらいは部分稽古だったので、全体を見るまでに至らず。いくつかのワザを見せてもらい、少しだけ意見を言って、おしまい。

夜、賢弥ライブ二日目。相変わらず客が少ない。賢弥のノリは、初日よりはずっと良かった。特に、ネガ・ポジが良かった。頭のフリートークも頑張っていた。

仕込みを手伝ったタマとマサミが見にきた。なんか、感心してた。あと、マサミが照明に感動していた。自分が吊りこんだ機材が、実際に使われているのを見て、感動したのだそうだ。「また手伝わせてください」とか言われた。ちょっと嬉しかった。

8/25(水)

今日はマチ・ソワの2ステ。前日に石井オフィスの星澤さんや小宮さんが来た。今日は清水宏さんが来る。頑張ってくれることを祈るしかない。

結局、動員が思うように伸びなかった。残念。興行的にも、内容的にも、反省しないとならない面が多々ある公演だった。自主製作映画を作っている大岩が撮ったビデオのクオリティもだいぶ問題があったしな。

賢弥は自分のオリジナリティを構築したいと思い、その結果、けっこう安直なとこに落ち着いている。たぶん、あせっているんだろう。まだまだ未知数でいいのに。いろんなことをやってみるといいのに。今度は四国で「わらしべ長者」をやるとか。瀬戸内海をボートで渡るとか。そうかなああ・・。

8/26(木)

夕方、銀座小劇場にスモークマシンを持って行く。使い方を教え、あとは本番まで外出。夜の回を見る。

いまいち、照明は納得できるものでなかった。が、ホンがかなり難しいことを要求してるし、芝居自体の完成度もまだまだの観があったんで、仕方ないか、と思う。芝居が完成してないと、やりたいことがわからないので、明かりも決められないんだもの。「寂寥感」をどう扱っていいのか、よくわからなかった。アシモフの「ロボット三原則」とか出てくると、やっぱ「寂寥感」だと思うし、「苦悩」だもんなあ。全然、表現されていないんだけどさあ。

芝居の後、今平と飲む。二人で飲もうと思って行った魚民に拓とか前ちゃんもいた。で、いろいろ小池ちゃん問題とかを聞かされる。稽古場で小池ちゃんが突っ走っていたけど、それがいろいろと軋轢を生んでたみたい。でも、小池ちゃんは責められないと思うがなあ。

今平は、初日に見た人に「うまくなった」と誉められたと言ってたが、どうだか。ちっとも育ってないように思った。いいのかなあ。

8/29(日)

スモークマシンを回収。昼、稲月の芝居を見る予定だったが、男子マラソンを見てしまった。夜も、速攻で帰って、女子マラソンを。

10月中旬の芝居の照明が決まった。21世紀FOXのとこの研究生が集まって芝居をやるんだとか。5万円ぐらい、もらえるかしら。

(つづく)


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