週刊小丸


No.35(8/9〜8/15)

8/10(火)

会社が翌日(水曜)から夏休みらしいので、この日のうちに企画書を提出しなければならない。前日の夜からスパートして仕上げる。企画書3本。全部決まったら、9月のギャラは60万になる。でも、振込は翌々々月払い。「ホームページを作るやつ」は、最初に30万で、翌月からは毎月20万(最初のうちは25万)。あと、デジタル情報家電の本が48万、流通小売のが60万で出した。全部決まればなあああ。

夕方までに返事がなかったんで、決定は来週だ。とほほ。

夜、花歌の稽古。ネタ見せの日。何を考えているんだかわからないが、半分しか見せてもらえなかった。がーん。あとはお任せだ。

稽古の前に、スパーキングシアターに出なくなったことを報告される。そんな、いきなりだ。いろいろと事情を聞かされたが、12月公演に向けてのプロモーションとしての位置付けを完全に忘れている。で、代わりのプロモーション策を考えるように告げる。どうすんだか。

あと、窪ちゃんが、発砲B-zinから来年1月の公演(ジャスキス3本連続公演)への出演依頼が来たとかで、12月公演のための稽古が手薄になるとか。で、代わりに私に演出やって、と言われる。・・・即答を避け、ごまかす。たぶん、断る。断れればだが。「代わり」はやだよな。花歌にとって良いことかどうかが問題。あと、作風の問題もある。公演の後にでも話し合おう。

8/11(水)

北区つかの「二等兵物語」を見た。「ピョンヤンから来た刑事」の代替無料公演。役者はやっぱ春田・吉田との差が大きい。ほんと、育ってないのね。

それにしても、久々のつかオリジナルセリフは楽しかった。「朝鮮人の従軍慰安婦」に対し、罵声を浴びせる芝居がここにある。すごいことだ。「広島に原爆を落とし、40万市民を皆殺しにします」と叫ぶ芝居だってやってるつかさんだもの。だけど、この役者たちじゃ、その痛みは表現できていない。「広島」だって命がけの芝居だが、この「二等兵物語」という「朝鮮人の従軍慰安婦を犯しまくる芝居」だって、役者は命がけのはずだ。ってゆーか、命かけてもらわないと芝居にならない。つかさんの要求は高い。それに応えていない芝居は褒められない。褒めちゃいけないはずだ。

8/12(木)

15日の札幌つかの「売春捜査官〜札幌旅情編」の招待に当たったのに、花歌の稽古が入ったんで、行けない。口惜しい。稽古はほんとは土曜の予定だったのにぃ。

8/13(金)

スカパーで「宇野鴻一郎の濡れて打つ」をやっていた。びっくりして録画した。この映画は私にとっては特別の映画だ。邦画を見まくっていた当時、すごいショックを受けた作品だった。あの頃は、森田芳光とか相米慎二とか根岸吉太郎とか、いっぱいすごい監督が出てきていた頃だった。そうは言っても、「こいつはすごい」とマジで思ったのは、この「濡れて打つ」だった。圧倒的に面白かったし、センス良かったし、凝りまくっていたし。あの頃は、ずっと映画にはまっていたんだけど、この作品を見たら、なんかふっきれちゃって、その後、あんまり邦画を見なくなった。才能は、あるところにはあるんだよなあ、と思ったんだ。ロマンポルノで、エッチなシーンばっかりでも、才能あるやつは面白いものを作るんだよね。

で、スカパーの録画で知ったんだけど、これって金子修介の第一回監督作品だったんだね。金子修介はその後、ずっと追っかけてるけど、これが最初だったとは知らなかったよ。

8/14(土)

また始めちゃったディノクライシスの2回目が終わった。別のエンディングだった。あと一つエンディングがあるらしい。

ケンヤがスケジュールとチラシを送ってきた。19日の稽古に行こう。この日は稽古の後、竜ちゃんとこの顔合わせだ。

ケンヤは浜松からプロジェクターを借りて、江古田でもビデオを流すみたい。よく貸してくれたよなあ。んで、ネタ見せするって言ってた。なんか、新しいネタをやるんだろうか。あと、小屋のスモークを使わず、私のを持ってきてと。小屋にあるのがタダで借りれるんなら、それを使えばいいのにぃ。チャリに積んでくの、危ないんだよお。

3万円の方の仕事(事業案内)を仕上げてFAXする。

8/15(日)

朝、秋葉原へ。実は、先日見つけた両面テープと養生テープの安い幡ヶ谷の店が、10日からお盆休みに入っていて、買えなかったんだ。で、近所で探したが、あそこまで安い店は見つからなかった。しょうがないので秋葉原へ。きっと安いとこがあるはずだと思って。

久々の秋葉原は、お盆休みで閉まっている店が多く、参った。目的の店がNGだもの。で、そこいらの電材店とかディスカウントショップを見て回る。2時間弱歩き回り、両面テープは760円と800円のとこを見つけた。一般店は950円ぐらいで、幡ヶ谷の店は600円。しょうがない。で、養生テープだが、開いてる店ではどこにもない。でも、250円の透明テープを見つけた。これで代用できそうなので、6本買う。

ブラックライトが思ったより安いのを発見した。管の方は3000円ぐらいで、ソケットの方は普通のやつでオッケーみたい。合わせて5000円ぐらいだ。作るよりも買った方がいいな。スズナリ九龍城で使える。久々の秋葉原で、いろいろ使えそうなものを見つけた。来年になったら、全部で10万円分ぐらいは買う予定。

夜、竜ちゃん(50分遅刻してんの)と合流して、花歌稽古へ。通しを見る。1時間40分。完成度は低いが、何本か面白いものがあった。構成的にはどうなのかなあ。選曲も不充分な気がした。スライドがカットになったんで、仕込み的には楽になった。スモークも気にせず炊ける。家に帰って、照明プランの練りこみ。朝、小屋に送ったのでだいたい合ってた。明日は仕込み、明後日は楽日・・・信じられん。

明日からの花歌と来週のケンヤライブが終わると、9月10月はひたすら仕事する予定。決まればだけど・・・。でも、そのつもりで裏方の仕事入れていない。10月末までない。東京演劇事情通日記も一旦休む。あと、2回だ。

(つづく)


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