週刊小丸んです・バックナンバー


No.19(3/8〜3/15)

●観劇:劇団池の下@東京グローブ座。テラヤマの「青ひげ公の城」なんだけど、ぜんぜんテラヤマを感じなかった。私のテラヤマ観が間違ってんだろか。リアルタイムで寺山を見てないんだけど、万有引力を見たとき、なんか、寺山ならこうやるだろう、とか思ったんだけど。あ、もちろんテラヤマの映像関係はけっこうみている。だもんだから、今回の芝居ももっと猥雑なのを想像してた。なんか、とってもきれいで安全なものだった。テンポがなくて、商業演劇の演出みたいだった。

●観劇:時来組プロデュース@シアターサンモール。幕末もので新撰組とか竜馬とか。時代のうねりの中で翻弄される若者たち。でも、なんか殺陣同好会の発表会みたいだった。殺陣はめちゃめちゃうまい。役者もけっこう達者なんだ。演出はなにもやっていない。暗転幕を使って、順番に芝居が続く。テンポない。


●FSTAGEのホームページが佳境に。秀丸エディタのマクロを始めて書いた。めんどくさいが、まあ、マクロを使ったらめちゃ楽だった。

●結局、劇団ホームページ&メールアドレスの収集は350件だった。まだまだ増やせるが、最初のアンケート用にはこれで十分だろう。

●ニフティサーブのシアターフォーラム演劇館の「演劇ベストテン'98」のチラシができあがりました。ランキングは週刊FSTAGEで見れますが、みんなのコメントがたくさん入ったチラシは二万枚しか刷らない上に、札幌、東京、大阪、福岡で配布しますので、劇場で出会えるのはマレです。もし欲しい場合、私に住所を書いてメールくれれば郵送します。完成は3/16。


●花歌の稽古。台本の冒頭をやってみる。1回目。全然普通で面白くもなんともない。何日か練習したとか言うが、信じられん。窪ちゃんの話しでは、まだまだ役者がお話しを理解してないので、ダメだししても通じないとか。ので、とりあえず通しを何度もやってるんだとか。でも、こんなのやってても意味ないように思った。小返しがいいと思うんだが、まあ、冒頭の20分ぐらいをやってみて止める。

●で、いっぱいダメだし。『普通すぎてダメ』ということを言ったが、どうも意味が通じていないようだ。同じ場所をまたやってみる。なんか根本が作られていないように思った。

●ので、最初の5分ぐらいを、何が重要で、何を表現しなければならないのか、セリフの一つ一つについて示してあげた。

●それで本日3回目の通し。ずっと面白くなった。窪ちゃんも笑っていた。ようやく窪ちゃんも動いて、いろいろとアイディアを出してきた。芝居をやりながら、こうしろああしろと言っていた。長くなっちゃって、テンポがないけど、とりあえずはここから始めないとなるまい。あとでテンポを作るのと、もっとデフォルメすることをやらないとならない。まあ、このシーンに関しては15%ぐらいできたように思った。


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