週刊小丸んです・バックナンバー


No.13(1/25〜1/31)

●藤井賢弥ライブの稽古に。なかなか行けなかったのだが、ようやく。けっこうできあがっていて驚く。が、「暗転はなるべくなしに」というのだが、転換がけっこうあるし、着替えも多くて時間稼ぎが必要だと。暗転なしで、どうせいっちゅーねん。

●そして仕込みに。その日の夜は本番だ。藤井賢弥ライブ「見せ者小屋でSHOWTIME Vol.1」は、ケンヤののんきな場当たりを経て、怒涛の本番に突入。

●初日の客はケンヤの友達が多かったせいか、おおうけ。その変さがちゃんと伝わった。妙な間が、ちゃんと笑ってもらえた。楽だった。

●翌日の昼は、完全に凍りついた。客も少なくて、みんな引いていた。ケンヤのノリは同じだったが、途中からどうしようもなくなり、どんどんテンション下がって行った。あげく、ネタが短くなった。逃げた。初めての体験。まあ、清水さんだって逃げるもの。

●マチネとソワレの間に、ケンヤの「モノマネ:清水宏」を。これがメチャメチャ似ている。毎晩、うちで清水さんのネタを練習してたとか。ほんとそっくり。怖いぐらい。

●夜は、気を良くして本番。最初硬かった客だが、ケンヤの強引な攻めでなんとか凌ぐ。終わってみれば、大成功といえる。ケンヤはいろいろ勉強になったし、気を良くして「年3回はこのストアハウスでやります」と宣言。

●打上げで、お手伝いの女子大生と盛りあがる。サンフランとシスコムーンの行方はどうなるのか(私は個人的に山口&信田が好き)、ハイテンショングランプリはどうなるのか、つぶやきシローはどこへ行ったのか、などなど。ケンヤの払ってくれたギャラが思ったより多かったので、ほくほく。


●観劇:ANIMEX「宇宙へ」@トップス。かなり壊れてた。直前にキャストが変わったとか。去年のHYBRID Shishiodoshiのメンバーが中心。役者に見るべきものがない。私の場合、役者で見るから・・・。特に問題を感じたのが照明。ほんと当たってないの。緊張感も生まれないし。で、終演後にじんのさんの顔を見たら、「直して」といきなり。普通、人のプランは直したりしないが、明かりがフォローしないと問題多すぎる、とか思って、手を出す。案の定、明かり屋さん(20歳の女性)がまじで泣いた。まあ、普通泣くよな。でも、じんのさんも悩んでたみたいで、参考になるかと十六夜の方を見に行ったとか。まあ、私が直そうにも、もう手遅れだったんだけど。

●じんのさんと飲みに行って、ANIMEXを手伝ってくれー、と要請あり。が、たぶん手伝えないだろう。スタイルが違いすぎる。私は役者芝居がやりたいんだもの。


●観劇:Theater 16-MIX「Let It Be」@ウエストエンドスタジオ。元十六夜社の大島達が男優中心に結成した。元マンプリの山野内やさわが面倒を見ている。で、じんのさんのホンを大改訂。全く別の芝居にしていた。

●一緒に見たケンヤも、ANIMEXよりもはるかに面白いと言っていた。まあ、芝居やってるやつにはそう見えるだろう。私も同意した。しかし、テンポが全然なかった。シチュエーションを作りこんでいるんだが、それをバカ丁寧に演じている。大島や関は軽さがいいのに。軽いノリの役者芝居がいいのに。


●観劇:西遊記@青山劇場。筧・古田・成志で新感線の代表作を。ホリプロと提携でフライイングを実現。上出来のエンタテインメント。筧さんの軽さが素晴らしい。大島も、こういうのを目指せばいいのに。どうせセリフ覚えられないんだから、バカさで勝負するしかないだろうに。と、あらためて思ったよ。筧さんは素晴らしかった。しょうがないので、役者ランキングのトップに置くしかないだろうなあ。


●観劇:珍しいキノコ舞踊団@青山スパイラル。久しぶりで楽しみだったんだけど、いまいち楽しめず。なんか、そんなに可愛いと感じなかった。昔はめちゃ可愛かったんだけど。レズっぽく手をつなぐのとか、可愛かったのに。で、ダンサー個々を見る。が、イデビアンの斉藤さんのような特別な踊り手を発見できなかった。もう、見るべきものがない。


●仕事のDMがようやく完成。大変だった。発刊は3月になったんで、あわてなくてもいいんだけど。でも取材が進んでないんで、これからマジ、頑張らないと。

●2月7日に照明の仕事が入った。田無市民会館で「三匹のこぶた」。


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